カバー工法で致命的な結果をもたらす下地の傷み
1.屋根が剥がれる事がある。
カバー工法は、下地が傷んでいる場合は施工出来ません。
下地が傷んでいては、新しく載せる屋根材を固定する釘やネジがきちんと固定されず、引き抜き強度が低いため強風で屋根が剥がれる危険があります。
カバー工法(重ね葺き)のメリット・デメリットは、コチラをご覧ください。
(下の写真は実際にお客様からお送り頂いた相談例の一部です)
1枚目は「50mの強風でも大丈夫です!」と言われ、2年前にカバー工法したが台風で屋根の半分以上が剥がれた。工事会社に連絡しても「自然災害だから保証できない」と言われた例。お客様負担での再工事になりました。
2.雨漏りしても気付き難い。
(スレート屋根=カラーベストコロニアルにカバー工法したフッ素塗装ガルバリウム鋼板屋根の再葺き替え)
カバー工法は、屋根が二重になるため雨漏りしても気づきにくく、雨漏りが分かった時には既に修理では対応できない事例が増えています。
再工事が必要になると、屋根が二重になっているため多額の工事費用が掛かります。
屋根カバー工法での下地確認について。 屋根材メーカーの設計基準には、ガルバリウム鋼鈑での屋根カバー工法は屋根面の波打ち等がなく下地の状態が新築同等であることが前提と記載されています。 【必須確認事項】 1:目視による屋根の沈み込みや屋根面を歩いた時の沈み込みの確認。 2:小屋裏から下地の状態を目視確認して、ひずみや変形、沈み込み、雨漏り、腐朽、結露による不具合がある場合。 上記の症状が確認できる場合、屋根カバー工法は適していないと記載されています。 屋根カバー工法をお考えの場合は、工事後のトラブルを防止するためにも専門業者による事前チェックが非常に重要です。 |
勧められたカバー工法は適切な施工法だったか?
工事後に「カバー工法 後悔」「カバー工法 失敗」と検索し、原因を調べるお客様が増えています。
「業者にカバー工法を勧めれたけど心配なので屋根を見て欲しい」とご依頼頂いた中で、
実際にカバー工法OKだった割合は40%以下。
60%は葺き替えが必要な状態でした。
もし業者に勧められるままカバー工法していたら再工事が必要になっていたはずです。
カバー工法は下地の的確診断が重要ですが、さらに重要なのは屋根工事の内容です。
工事後の雨漏トラブルが起きないよう正しい工事を行う業者に依頼する事が最も重要です。
カバー工法× →不可!だった例。
➊ 屋根講習会で紹介された業者に「カバー工法で良い!」と言われたけど・・・
○ 依頼理由 :「屋根無料見積.comに電話してみたら?」と息子に言われ。
○ 劣化状況: 広小舞の欠損、タルキ・下地も腐食していた。
○ 診断結果: カバー不可 ⇒葺き替え。工事例へ
➋ 「下地はしっかりしてるからカバー工法で大丈夫!」と言われたが・・
○ 依頼理由 : 実際に屋根を見て欲しい。
○ 劣化状況: ケラバ部の下地が腐食していた。
○ 診断結果: カバー不可 ⇒葺き替え。工事例へ
➌ 4社に屋根を診断してもらったけど。(通常の屋根業者には難しい屋根構造)
○ 依頼理由 : 言う事がバラバラで信用出来ない、頼みたくないから。
○ 劣化状況: 天窓から雨漏り、屋根に構造的な欠陥あり。
○ 診断結果: カバー不可 ⇒葺き替え。工事例へ
➍ 地震対策を考えているのにカバー工法を勧める業者。
○ 依頼理由 : 屋根重量を考え葺き替えたい。
○ 劣化状況: 経年劣化のみ。
○ 診断結果:お客様のご希望通り葺き替え。工事例へ
➎ 他業者にカバー工法や横葺きタイプを勧められ「ダメだと思った」
○ 依頼理由 : 勾配が緩いので、どちらの提案もダメだと思った。
○ 劣化状況: 下地がボロボロに腐食。屋根の勾配不足。
○ 診断結果: カバー不可 ⇒葺き替え。(横葺きコロニアル屋根 ⇒縦葺きに変更)工事例へ
➏ 屋根専門ではない知り合いの業者からカバー工法を勧められたけど。
○ 依頼理由 : 重ね葺きが正しいか、金額も適正かどうか?
○ 劣化状況: 下地だけでなく骨組みまで腐食していた。
○ 診断結果: カバー不可 ⇒葺き替え。工事例へ
➐ 業者によって、それぞれ違う事を言う。
○ 依頼理由 : 専門業者に見てもらいたい。
○ 劣化状況: 無数のヒビ割れ、雨漏り補修。
○ 診断結果: カバー不可 ⇒葺き替え。工事例へ
➑ 「下地の痛みを見て提案・見積もりして欲しい」息子さんから直接当サイトへ。
○ 依頼理由 : アスファルトシングル屋根の雨漏り、カバー工法か葺き替えか?
○ 劣化状況: 下地ボロボロ、骨組み一部腐食。
○ 診断結果: カバー不可 ⇒葺き替え。工事例へ
➒ 「シーガードでのカバー工法を考えている」と息子さんからの電話。
○ 依頼理由 : お勧めできる施工法ではありませんとお伝えしました。
○ 劣化状況: 下地腐食、骨組みの鉄骨もサビていました。
○ 診断結果: カバー不可 ⇒葺き替え。工事例へ
カバー工法◎ →OK!だった例。
➊ 「他社の見積り内容に不安があり、専門の目でお意見頂きたい」
○ 依頼理由 : あと30年くらいは屋根を持たせたい。
○ 劣化状況: いくらか経年劣化が見られるくらい。
○ 診断結果: ○カバー工法OK!→葺き替え希望。工事例へ
➋ 近所の業者は「下地がブヨブヨだから葺き替えないとダメ!」と言ったが・・・
○ 依頼理由 : 予算もないので何が適切か診断して欲しい。
○ 劣化状況: 屋根塗装による雨漏り、下地損傷なし。
○ 診断結果: ○カバー工法OK!工事例へ
➌ 近所の工務店に屋根のカバー工法を勧められたが・・・
○ 依頼理由 : 金額が高い気がする、屋根専門の方に見て欲しい。
○ 劣化状況: 下地損傷なし。
○ 診断結果: ○カバー工法OK!工事例へ
➍ 屋根に上がり野地板の状態も見ないまま「カバー工法で大丈夫」と言われた。
○ 依頼理由 : 屋根の状態も見ずに勧められた事に疑問を感じて。
○ 劣化状況: 下地損傷なし。
○ 診断結果: ○カバー工法OK!工事例へ
➎ 本体にフカフカする所があるから、カバー工法した方が良いと言われたが
○ 依頼理由 : 19年程度で修理の必要があるのか知りたい。
○ 劣化状況: 下地損傷なし。
○ 診断結果: ○カバー工法OK!工事例へ
➏ 屋根を葺き替えた会社に片面カバー工法を勧められた。
○ 依頼理由 : 7年しか経っていないのに有料だと言われた。
○ 劣化状況: 葺き替え時の施工不良、7年なので下地の劣化なし。
○ 診断結果: ○カバー工法、当然OK!工事例へ
下地が傷んでいても関係なくカバー工法を勧めてしまう業者。
① 葺き替えと比べて、工程が少なく専門業者でなくても簡単に工事できるから。
② 費用が安く、成約し易いから。
③ アスベストを処理する資格を持っていないから。
などという理由で、カバー工法しか勧めない業者には注意が必要です。
カバー工法は、下地の痛みを的確に診断することが非常に重要ですが、きちんと診断できる業者が非常に少ない事も工事トラブルが増える原因になっています。
カバー工法の注意点。
『下地の痛みを的確に診断できる業者』に依頼しないと必ずトラブルが起こります。
他社でカバー工法したお客様からの依頼例。
①屋根勾配(傾斜角度)に合わない屋根材で雨漏り。
屋根勾配に適さない屋根材が雨漏りの原因でした。
勾配が緩い屋根に不適切な屋根材を勧められ雨漏りする例も多く見られます。
ガルバリウム鋼板にしたら雨漏り。業者を変え何度修理しても直らない。
横葺き断熱材付きタイプのガルバリウム鋼板へ変更。
工事直後から雨漏りしたので業者を変えて何度も修理したが直らなかった。
この工事の問題点。
1:屋根勾配に適切な屋根材ではなかった。(屋根材裏面へ雨が侵入し防水シートが濡れていた)
2:下地が傷んでいた。(屋根材を止めるスクリュー釘を4本打っても効かない所があった。)
3:屋根材裏面に侵入した雨が防水シートの下にある下地(野地板)をボロボロに腐らせた。
原因は、屋根勾配に適さない屋根材を勧められたから。
解決策:屋根勾配に適した縦葺き(嵌合式)のガルバリウム鋼板へ葺き替え。(170万円が無駄になりました) 施工例準備中
②カバー工法の「工事によるデメリット」
これは、カバー工法のメリット・デメリットで説明した「工事によるデメリット」の例です。
カバー工法した屋根の葺き替え工事例。
カバー工法したガルバリウム鋼板、屋根材裏面への雨漏り
屋根材表面の塗膜がはがれていると葺き替え依頼のあった例です。
ガルバリウム鋼板を剥がしてみると防水シートへの漏水跡が多くありました。
屋根材裏面への漏水は、やはりガルバリウム屋根とは違うスレート屋根の方法で工事されていた事が原因!
ガルバリウム鋼板は、金属屋根以外の方法で工事すると100%雨漏りします。工事例へ
ガルバリウム屋根の雨漏りは屋根葺き替えでも起こります。
工事後すぐに雨漏り、工事した業者が修理しても直らないので専門の所に。
「直ぐに雨漏りして、工事した業者が何度修理しても直らないので葺き替えたい」という依頼。
原因は、スレート(コロニアル)屋根と同じ方法で工事されていたからです。工事例へ
トタン屋根、間違った方法でのカバー工法を勧められた。
「他業者の方が30万円安いから、そっちに頼む」と一度断られたお客様からの依頼。
他業者の工事方法は下地が傷んでいても関係無くトタン屋根の上にコンパネを載せてカバー工法する方法で、工事後に屋根が剥がれる可能性の高い工事方法でした。
その後いろいろ調べてみると、当サイト担当者が提案した方法が理にかない一番間違い無い方法だと分かったそうで「やっぱりお宅に頼みたい」とご依頼頂きました。
完成後、「想像していた以上の仕上がり」と喜ばれたそうです。 工事例へ
専門業者の割合は10%以下。
ガルバリウム鋼板でのカバー工法をお考えなら、費用で比べるのでなく施工重視で業者を選ぶことが重要です。
ガルバリウム鋼板をきちんと工事している業者は1割以下と言われていますが、当サイトの専門業者は確かな施工技術を備えているので安心です。
工事後に修理が必要になったり、再葺き替えなどで余計な費用が掛かる心配もありません。
防水シート頼みでない本物のカバー工法とは?
屋根無料見積.comでは、ガルバリウム鋼板(金属屋根)の専門技術を備え、メーカー工事規定に則した協会加盟の専門業者が担当。
一般的な屋根業者と違い、「防水シート(ルーフィング)があるから雨漏りしない」のではなく、雨の侵入を許さない「屋根材の加工技術と雨仕舞の方法」を基本とし、防水シートはもしもの保険でしかないと考えています。
防水シートが無くても雨漏りさせない本物の屋根工事:施工重視でカバー工法をお考えのお客様は屋根無料見積.comへご依頼ください。
雨漏りで再葺き替え工事が必要になったガルバリウム鋼板屋根。
屋根カバー工法(屋根重ね葺き)で悩んだら屋根無料見積.comへ。
屋根材ごとの専門業者が対応するため適切な業者選びが可能です。