知らなきゃ損する3つのポイント
屋根工事で失敗しないために、知っておくべき重要な項目として以下の3つを説明します。
point1 | 金額だけで業者を選んではいけない理由。 |
point2 | 屋根屋さんは、どこも同じ!ではありません。 |
point3 | 依頼先を間違えると損をします! |
point1:金額だけで屋根業者を選んではいけない理由
安いかどうかは施工内容によって変わります。
屋根工事を依頼する時に見積金額の安さだけで業者を選ぶのは非常に危険です。
なぜなら、実はその多くが屋根を本職とする業者と、本職とは呼べない工事人や屋根以外が本業の業者とを比較しているという現実があるからです。
屋根は出来上がった物をただ据え付けるだけの工事と違い、製品を加工して取り付ける技術や細かな作業が必要ですが、本職でない業者はそんな事さえ知らず何の加工もしないまま取り付けてしまうこともあります。
見積額は手間を掛けていない分、安くなるため業者同士を比較した場合、お客様は「この業者さん安いよ!」と思うのでしょうが、実際にはその後の雨漏り修理や再葺き替えが必要になるなど費用対効果が悪く割高になってしまうこともあります。
見積額の安い業者を選んだつもりでも施工の手間を省かれていたり、材料の質を落とされては意味がありません。
事実、本物の屋根職人は防水シートなど無くても雨漏りしない工事をします、防水シートはあくまでもしものための保険の役割でしかありません。
それに対し本職以外の業者(本職とは呼べない業者)は技術が未熟なため防水シート頼みの施工、防水シートが劣化した時点で直ぐに雨漏りしてしまう工事をしています。
例えば2社で相見積もり。
両社とも役物工事の単価は同じで相場金額の、3,000円/m×30m=90,000円です。
Aの本職は、①壁捨板→②本体施工→③壁際コーキング→④ケミカル面戸→⑤壁水切り取り付け→⑥壁際コーキングと。
「6工程からなる工事」で、十分な手間と時間・材料費を掛けているのに対し。
B業者は、①壁捨板→②本体施工→③壁際コーキングと。
「3工程からなる工事」で、時間や手間を掛けない工事をしています。
他の例では、①の壁捨板を付けず2工程などという例もありましたが・・・
手間暇掛けない3工程の工事なら1,500円/mでも十分。
3,000円/mは「ボッタくり」とも言える金額ですが、「2,000円/mに負けておきます!」などと一度提示した金額を下げることで受注し易くなると計算する業者もいます。
お客様も「頑張ってくれたから、あそこに頼もう」などと思うでしょうが、必要な工事を省いているため、いつ雨漏りするか分かりません。
今回は工事工程を省いた例でしたが、これ以外にも役物の長さを半分にカットして形を変え工事を簡素化するなど巧妙な例もあるので注意が必要です。
見積書からでは比較のしようがない。
見積金額で比較できるのは、あくまでも見積書に書かれた価格だけでしかありません。
最も重要な「施工内容の違い」や「業者の技術レベルの違い」などは比較しようもないのです。
実際、消費者センターなどの相談機関に寄せられる問題で最も多いのは、雨漏りを中心とした「施工後のトラブル」です。
その原因は、やはり価格だけを見て業者を選んでしまったことなのですが・・・
では、何故このようなことが起こるのか?と言うと、
業者はそれぞれ違うのに「どの業者も同レベルの施工技術を持っている!」とお客様が思い込み、価格だけに焦点を当て比較してしまうことが原因になっています。
業者の施工方法や技術レベルには、それぞれ大きな差があり実際に比較するのはとても難しい問題です。
●ガルバリウム鋼板、葺き替え後のトラブル例。
独自の方法で工事した業者。
これは雨が棟包み内部まで入り込み、木材腐食して棟包みが強風で飛んだ例ですが、この工事方法はメーカーで決まられた方法でなかったため完成から僅か数年で修理することになってしまいました。
「この屋根を工事した会社には二度と頼みたくない!」との修理依頼でしたが、実はこの工事、本体の切断の仕方に問題があり、きちんと直すには全ての屋根材を撤去して、一からやり直すしか方法がないのです。
長年修行を積んだ本物の屋根職人は1割程度と少ないため、多くの方が本職以外に依頼することになりますが、業者によって工事方法が異なるのでどんな業者かきちんと見極めないと後悔します。
point2:屋根屋さんは、どこも同じ!ではありません。
業者によって得意とする屋根材は、それぞれ違います。
屋根屋さんによって扱う屋根や得意とする屋根は、それぞれ違います。
そこで、もしあなたが「依頼したい屋根材が既に決まっている」という場合は、
その屋根材を専門に扱う業者に依頼されることをお勧めします!
その理由は、業者が得意とする屋根材には違いがあることを知らず依頼したことで施工不良によるトラブルが多発しているからです。
もし、あなたが右図のように今のコロニアルを同じ屋根材のコロニアルへ葺き替えようとした場合。
それを専門に扱う業者Aではなく、全く扱ったことがない、または経験の未熟な業者BやCに工事を依頼してしまうと、施工後のトラブルが起こり易くなります。(屋根材毎に施工法は異なるのに、いつも扱う屋根材と同じ方法で工事してしまう事でトラブルが起こります)
それなら事前に「その屋根材を扱っているか? 経験が豊富かどうか?」聞いてみればいいんじゃない?という解決策が思い浮ぶかもしれませんが、業者は扱ったことのない屋根材であったり、経験の未熟な屋根材であっても決して出来ないとは言いません。
それは、お客様を逃したくないという思いからそう答えてしまうようです。
業者の技術レベルを知る術が無い。
施工後のトラブルは、それぞれの業者の技術レベルや経験値などを事前に把握できれば回避される問題です。
しかし技術レベルや経験値に加え、それぞれの業者がどんな屋根を扱い、どんな屋根を得意としているのか? などを、お客様自身が知る術がないだけに業者選択は非常に難しい問題と言えます。
●カラーベスト・コロニアル屋根の施工不良。【2例】
きちんとした施工法を知らない業者例、2と3。
これは、スレート屋根のケラバ部分工事です。
この屋根を工事した業者が途中で何度も修理していましたが、雨漏りの根本的な原因が理解できていないため直るはずもありません。
原因は2例とも本体の加工方法に問題があったことと、雨を流す役目の捨て板工事に問題がありました。
2件とも葺き替えさせて頂きましたが、この業者に依頼したことで屋根の寿命が大幅に短くなってしまいました。(この3例、本職が工事していたら起こらなかった例です。)
point3:依頼先を間違えると損をします!
限られた予算を有効に使えるかは、どの業者に工事を依頼するかで変わる。
「どこに工事を依頼して良いか分からない。」
そこで、この家を建てた住宅メーカーや工務店などに依頼しようと考えるかもしれません。
しかし建築業界では、元請け⇒下請け⇒孫請け⇒ひ孫請けなどというように一つの案件に複数の業者が関与するシステムが出来上がっています。
当然、中間に業者が入るほど経費として見積額に計上されるため、通常より3~5割程度上乗せされることもあり予算を有効に使えなくなってしまうこともあります。
元受け制度にも実はメリットがあります。
建築業界の元受け制度には実はメリットもあります。
実は、ある条件を満たす限られた工務店にこそ本物の屋根業者は在籍しています。
というか本物の屋根職人は工務店の下請け業者の中にしかいないとも言えます。
実際にどんな業者が工務店に在籍しているか一般のお客様では知る術もありませんが、本物の屋根業者に依頼できるならば、ネットで目にする見積比較サイトや業者紹介サイトなどへ依頼するより遥かに安心です。
工事依頼は元受けの工務店へすることになるため費用は多く掛かりますが・・・それが嫌だというお客様は屋根無料見積.comへご連絡ください。
屋根工事経験35年のプロが厳選した屋根専門資格や経験を持つ本物の屋根専門業者が直接担当させて頂きます。
はじめて屋根を葺き替える時に最も重要で難しい業者選び。
当サイトではお客様自身では判断しにくい、
・価格に見合った施工内容であるか?
・どの業者がどんな屋根材を扱っているか?(その経験値と技術レベルは?)
・誠実な対応をする業者か?
など、屋根無料見積.comでは業者ごとに異なる情報を把握しているため、お客様が安心して頼める業者選びが可能です。
あなたが抱える屋根についての悩みや不安を解決し、あなたの要望をお伺いした上で最善の提案をしてくれる屋根専門業者から提案や見積を受け取ることが出来ます。
まずは電話相談。お申込みは電話またはフォームからご依頼下さい。
それから、ご家族でじっくりと屋根について考えてみて下さい。