あなたのお宅の屋根はどれ? 屋根材の長所と短所
スレート屋根
カラーベスト・コロニアル(平板スレート)
[カラーベスト屋根で良く見られる症状]
「反り」部分は隙間増加により雨が侵入し易い。
コケが重ね部分を塞いでしまい毛細管現象による水漏れを起こす。
棟部が浮いていると強風で飛散する。
長所と短所
長所:重量が瓦に比べて軽く、施工性に優れており、価格も安い。
短所:平板のため踏み割れし易く、防水性・断熱性が低い。
葺き替えにつながる理由
褪色(色あせ)、コケの発生などで塗装する例も多いが、それが元で雨漏りし葺き替えにつながるケースが多い。
塗装時の洗浄でアスベストの飛散しないよう防止策を講じる必要がある。(現在、葺き替え対象になる全ての屋根に含まれています)
台風で棟包みが飛散しやすく下地を腐らせる。
セキスイかわらU(波型スレート)
塗膜が剥がれると水を含みコケが生えやすくなるため水切れが悪くなる
長所と短所
長所:重量が軽く、地震・台風に強い、防水性・断熱性・施工性にも優れていた。
短所:無石綿化されて以降の商品においては、塗膜が劣化しやすくなった。
葺き替えにつながる理由
塗膜の劣化により塗装などの維持費がかかる。
かわらUについての詳しい説明はコチラ
瓦
日本瓦
[日本瓦屋根で良く見られる症状]
瓦の流れや方向ズレ、欠けや浮き、経年劣化など様々な症状が見られ、漏水により下地が不朽している可能性が高い。
長所と短所
長所:耐久性・断熱性に優れている。
短所:焼物のため品質にばらつきがある。
重い(150~300kg/坪)ため、地震による倒壊や瓦の落下が心配がある。
すべての瓦を固定しないことがあり、台風(風速30m以上)により瓦が飛散する可能性がある。
葺き替えにつながる理由
地震や台風への備えとして。
瓦自体の耐久年数は長いが、割れたり、台風による飛散・地震により瓦が落下する危険がある。
瓦自体に問題はなくても瓦全体の流れが横方向や縦方向へズレることで雨漏りにつながり、下地を腐らせてしまう。
また、漆喰など定期的な補修が必要になることも理由の一つ。
セメント瓦
[セメント瓦屋根で良く見られる症状]
瓦のズレや浮き。
中央部の凹みから下地の取替でだけでは済まない状態と分かります。
長所と短所
長所:価格が安い。
短所:材質的に割れやすく、耐候性に劣る。
葺き替えにつながる理由
瓦が割れやすく、下地が腐朽しやすい。
定期的な塗装が必要だが、塗装も劣化しやすい。
トタン・鋼板
トタン・鋼板(金属屋根)
[トタン屋根で良く見られる症状]
長所と短所
長所:価格が安く、軽量で施工も簡単。
短所:耐久性が低く、サビやすい、防音断熱性も低い。
葺き替えにつながる理由
夏暑く冬寒い、雨音など外部の音も気になり、塗装などの維持費もかかるだけでなく、下地が腐りやすく建物の寿命を縮めやすい。
工場・倉庫・店舗・公共施設等の屋根にも対応しております。
工場の折半屋根
>>拡大写真
工場の折半屋根
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どのような屋根に葺き替えるか?
どのような屋根にするかは、今の屋根にどんな悩みがあるかによって変わります。
何の問題も無いということであれば、今までと同じ屋根にしても良いでしょうが、もし下記のような不安や悩みがあるならば、また同じ悩みを繰り返すことだけはしたくないものです。
①5年毎の塗装や修理費用など維持費がばかにならない。
②サビたり、苔が生えたりして見た目が悪い。
③よく雨漏りする。(下地まで腐ってしまいます)
④地震で崩れないか心配。(重い屋根は振り子現象による家屋倒壊の原因)
⑤台風が来るたびに屋根が飛ばないか不安になる。
⑥夏暑過ぎる。(夜になっても室内温度が下がらない。冬も寒い)
⑦雨の音が気になって眠れない。
これらの悩みを抱えているのであれば、毎日続いた煩わしさを解決するため、何年後かにまた同じ心配をしないで済むためにも、悩みや不安を確実に解決できる屋根に葺き替える必要があるでしょう。
屋根は一生の財産である我が家の価値を左右するとても大切な場所です。
大切な場所でありながら、屋根は高い所にあり実際目にできない場所だけにどのような工事をされるか?
とても不安だと思います。
だからこそ、誠実で信頼できる業者に出会えるかどうかが重要です。