
屋根の地震対策は「軽量化」「下地強化」「固定力の向上」の3つが基本です。
このページでは、瓦屋根・スレート屋根など屋根材別の注意点と、実際の工事でどれだけ揺れへの強さが変わるのかを、施工事例を交えて専門家の視点で解説します。
今後、想定される大規模地震。
2024年1月1日、下図で想定されていなかった「令和6年能登半島地震」が発生しました。
地震はいつどこで起こるか分かりません、早めの対策をお勧め致します。

内閣府の防災情報によると、関東から九州の広い範囲で強い揺れと高い津波が発生するとされる南海トラフ地震と、首都中枢機能への影響が懸念される首都直下地震は、今後30年以内に発生する確率が70%と高い数字で予想されています。
しかし日本には、大きな地震を起こす可能性の高い活断層が複数あります。
30年以内に「M7.0級の地震発生確率が1%未満」と推測されていた熊本県でもM7.3、最大震度7の大地震が起こったことを考えると、日本全国どこで大地震が起こったとしてもおかしくありません。
現在公開されている【地震動予測地図】(←クリックしてご覧下さい)
政府の地震調査委員会は、2021年3月26日に「全国地震動予測地図2020年版」を公表しました。
2020年から30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を示した地図です。

世界的に見て地震による危険度が非常に高い日本の中でも、場所によって強い揺れに見舞われる可能性が相対的に高いところ(赤紫色)と低いところ(淡黄色)に色分けされています。
詳しくは、政府地震調査研究推進本部の「全国地震動予測地図2020年版」でポイントや概要をご覧ください。地方別・都道府県別の地震動予測地図も公表されています。
屋根地震対策:家の倒壊リスクを減らす軽量化。
地震による被害を軽減するためには瓦屋根を軽くすることが重要です。
屋根を葺き替える事で、どの程度軽量化できるのか?記載しました、参考にしてみてください。
1. 瓦屋根の地震対策:ガルバリウム鋼板へ。
瓦をガルバリウム鋼板に葺き替えると
屋根重量が、約1/10 →90%減(5,000kg→ 500kg)

30坪の住宅なら約4.5トン軽くなる。

瓦屋根を軽くすることで建物の躯体に掛かる重量を軽減できます。
重心が下がるため振り子現象による揺れ幅が小さく、倒壊リスクが大幅に軽減されます。
屋根を軽くする事で地震時の揺れの違いも体感できます。
▼事例1:屋根重量8.6トン軽量化(9,650kg→965kgに減少)
屋根面積58.5坪(193㎡)、瓦屋根 →ガルバリウム鋼鈑屋根へ。
瓦は傷んでおらず野地板には構造用合板が使われていたため、屋根を軽くしただけで耐震性が大幅に改善されました。工事例。
| 地震による倒壊リスクを減らすには屋根を軽くするだけでなく、躯体強度を高めるため下地板を構造用合板で補強することも重要です。 ▶ 「屋根下地板(野地板)の種類で変わる地震倒壊リスクと躯体強度」についてはコチラ (工事費用を安くするため現在付いている杉のバラ板の上にガルバリウム鋼鈑屋根を取り付ける事例が見られますが、下地強度が低いため屋根が強風で剥がれる原因になり危険です。) |
▼事例2:屋根重量13トン軽量化(1,580kg→240kgに減少)

屋根面積64.5坪(2階のみ213㎡)、入母屋造りの土葺き瓦屋根 →ガルバリウム鋼鈑屋根へ。
下地板変更による倒壊率は約20%低下しました。(工事例準備中)
2. 瓦屋根の地震対策:スレート屋根へ。
(▶ スレート屋根とは、カラーベスト・コロニアルのことです)
瓦をスレート屋根に葺き替えると
屋根重量が、半分以下 →50%以上減(5,000kg→ 2,000kg)

30坪の住宅なら約3トン軽くなる。
3. スレート屋根の地震対策:ガルバリウム鋼板へ。
スレート屋根をガルバリウム鋼板に葺き替えると
屋根重量が、約1/4 →75%減(2,000kg→ 500kg)

30坪の住宅なら約1.5トン軽くなる。
瓦屋根を葺き替えるなら地震前に
屋根リフォームでの地震対策例。

(入母屋造りの土葺き瓦屋根葺き替え面積68坪。工事例)
屋根を葺き替る場合、できるなら施工技術が高く、費用の安い、いわゆる優良業者に頼みたいと誰もが思うことでしょう。
地震が起こる前なら、時間をかけてゆっくり業者を探すこともできました。
しかし地震が起きてしまうと状況が一遍してしまいます。
依頼件数が多過ぎて、どこに電話しても「手一杯で今は対応出来ません!」と言われ、対応してくれる業者を探すことさえ難しくなってしまうのです。
1. 地震で売り手市場に変わりボッタクリが増える
地震が発生してしまうと、技術が高く費用の安い業者を捜す余裕など一切無くなってしまいます。
それどころか、雨が降る度に部屋が水浸しになるので、一刻も早く対応してくれる業者を捜すのが最優先。
■ 直ぐに対応してもらえない。
やっと対応してくれる業者を見つけたとしても、数か月待たされることもざらで、数か月後「やっと工事をしてもらえる」と思ったら、やってくれたのは雨を止めるためのブルーシートを掛けてくれただけで、実際の工事はさらに数か月先になることもあります。
■ 材料不足。
また地震発生後には「材料不足になる」という問題が起こります。
雨漏りを止めるブルーシート(養生シート)・屋根材本体や関連商品・木材・足場関連などの全てが不足することで、地震前より材料費が値上がりすることが頻繁に起こります。
材料費が高騰することで工事費用も地震前と比べ高くなってしまうのです。
■ 売り手市場。
さらに、売りて市場になったことで通常の2倍~3倍、中には10倍の費用を請求する悪質業者も多く報告されていますが、実は地元の屋根業者がボッタくり業者に変貌する割合の方が遥かに多いという事はあまり知られていません。
地震対策として屋根を葺き替えるなら、地震が起こる前に行うのが一番お得です。
後々のことを考え、施工内容重視で業者を選ぶことをお勧めします。
2. 地震・台風のダブルパンチ(大阪府北部地震の屋根被害)
6月の地震被害。
政府発表から4か月後の2018年6月18日、大阪府北部を震源とした地震が発生。
マグニチュード6.1、最大震度6弱の地震により、瓦の棟が崩れる被害があちこちで起こりました。

年内では対応しきれない状況に陥っていましたが、再度の地震に備え棟部の耐震補強工事を依頼するお客様も増えていました。
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9月の台風被害。
しかし、この地震被害は9月の台風でさらに拡大。

こちらのお宅は、6月に耐震補強した棟部の被害は起こりませんでしたが桟瓦(瓦本体)が台風で飛ばされるという新たな被害が発生。
瓦本体(桟瓦)も6月に地震対策としてコーキング塗布してありましたが飛ばされてしまったのです。
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これにより、
耐震補強したばかりの瓦屋根、葺き替える事になりました。

実際の施工例はコチラ
このような事例は多く発生しましたが、地震にも台風にも強いガルバリウム鋼板への全面葺き替えを希望するお客様が増えました。
しかし、これに比例して。
ガルバリウム鋼鈑屋根での雨漏りトラブルに悩まされるお客様が増える結果にもなりました。
地震対策後の雨漏りトラブル、その原因と解決策
地震による家屋倒壊を防ぐため屋根を軽量化した後に起こる問題。
1. 屋根を軽量化して、安心していたら・・・
|
屋根を軽量のガルバリウム鋼板に葺き替えたから 「屋根を軽くすれば地震が来ても安心!」と誰もが思うものです。 |
これは、ガルバリウム鋼板などの軽い屋根に葺き替えた後に起こる問題。
情報が出にくく、あまり知られていませんが多く発生しています。
2. 軽量化後に起こる雨漏りトラブルの原因。

雨漏りが発生してしまうのは施工不良が原因です。
これは、きちんと施工されていなかったために起こる問題であり、特に、ガルバリウム鋼板の屋根に葺き替えた場合に多く見られます。
1:雨漏りした実例。
お客様:「工事後直ぐに雨漏りして何度修理しても直らない。」
「同じガルバリウムで出来るだけ早く再葺き替えたい」とご依頼頂いた実例です。この施工例
(こちらの雨漏り原因になった棟部工事は、信じられないほど多くの業者で行われています)
2:専門と言えない技術レベルの業者が多い。

ガルバリウム鋼板を工事している業者は、
● ガルバリウム鋼板の正しい工事方法を知らずに工事している。
● 切断や曲げ加工するために必要な専門技術が無い。
など、
経験の乏しい業者が非常に多く、工事が終わって直ぐからの雨漏りも増えています。
ホームページで屋根専門など歌い、きちんとした施工法を守らず安さを売りにする業者もいます。
ガルバリウム鋼板メーカーが定めるメーカー施工規定を守らず工事しているため、工事後の雨漏りで修理を繰り返したあげく10年も経たず再葺き替えになるなど、多額の追加費用が必要になる施工不良が増えているのです。
ガルバリウム鋼鈑屋根のスペシャリスト対応。
確かな技術を適正価格で、ガルバリウム屋根に葺き替え後の施工不良を避けるためには日本屋根業者サポート協会に加盟する専門業者にご依頼下さい。

地震対策後の台風で分かった施工不良例。
屋根を軽くしたことで地震による被害は免れても新たな問題が・・・
● きちんと工事されていなかったので台風で屋根が剥がれた。
● 雨漏りで野地板まで腐り、再葺き替えが必要になった。
● 防水のために塗ったコーキングが劣化して雨漏りした。
など、このような問題が工事後に発生しています。
例えば、屋根材本体の施工。(ガルバリウム鋼板の屋根材)

下段と上段で屋根材同士の噛み合わせが非常に甘い。屋根が剥がれる原因です。
ここは屋根端部のケラバという部分ですが、捨板が付いておらず雨の逃げ場がない屋根材メーカーの施工規定が守られていない工事、確実に雨漏りします。
この後、この上にケラバカバーを取り付けてしまうため、完成後では中でどんな工事がされているか分かりようもありません。

軒先唐草と屋根本体が噛み合っておらず、手でガルバリウム本体が持ち上がってしまいました。
幸い屋根は剥がれて飛んでいませんでしたが、台風や強風で剥がれ飛ぶ可能性が非常に高いです。
3. 雨漏りトラブルの解決例。
軽い屋根にすれば、地震が起きても安心なのか?
【二重・三重の安全対策を施した瓦屋根の葺き替え事例】

地震対策で屋根を軽くしても、その後に起こる雨漏りなどの施工不良。
瓦屋根の葺き替え費用は高額になりますが、地震対策後のトラブルによる再工事で「2倍の費用が掛かったという事例」が多数発生し当サイトにも掲載しています。
工事費用を無駄にしないためは専門職人が二重・三重の安全策を講じる必要があります。
ガルバリウム鋼板屋根の施工不良を回避する解決策は。
当たり前の事ですが、屋根材メーカーの工事規定を守って工事している専門業者に依頼することです。
しかし、メーカー規定を守っているかどうかは、お客様では判断出来ないため業者選びは非常に難しい問題です。
屋根地震対策:雨漏りトラブルを防ぎたいとご依頼頂いた事例。
屋根だけは屋根無料見積comに依頼したいとお申込み頂いた大阪府の事例。外壁も関連業者がガルバリウム縦葺きに張り替え。97坪(320㎡)の入母屋造りの土葺き瓦屋根をスパーガルテクトへ葺き替え。施工例はコチラ
屋根無料見積.comでは、技術や資格・経験に加え、お客様が知る事の出来ない施工内容を屋根工事の専門家が確認済みの専門業者が担当するシステムになっています。
屋根地震対策・軽量化の施工事例。
ガルバリウム鋼鈑屋根のスペシャリスト対応。
1. 瓦屋根の地震対策例
屋根重量が15トンが約1トンへ軽量化。

地震対策として瓦屋根の葺き替えを考えている。
土葺き入母屋形式の屋根なので遠くからでも良いから腕の良い業者を紹介して欲しい。
瓦からスーパーガルテクトへの葺き替え。施工例へ
屋根無料見積の専門の業者だから安心して依頼した。

築25年の瓦屋根、地震対策として軽くしたいが、雨音や温度も気になるので良い屋根材を提案して欲しい。断熱性を高めて瓦とトタン屋根、2種類の屋根材を横暖ルーフプレミアムへの屋根葺き替え。施工例へ
屋根は専門のところに任せた方が良い。

修理を繰り返し様々な症状が見られ、軒天も腐っていた複雑な形状をした瓦屋根。地震に備え軽い金属屋根に葺き替えたいとのご依頼で横暖ルーフへ葺き合え。
施工例へ
耐震性を考え軽量の金属屋根に。

耐震性を考え瓦屋根を軽量の金属屋根に葺き替えたい。
良心的な屋根業者さんを紹介して欲しい。
地震に備えて殆ど傷んでいない瓦を横暖ルーフへ葺き替え。施工例へ
地震対策したのに、台風で瓦が飛んでしまった。

築30年の軽量鉄骨セメント瓦、屋根の寿命が来ていると思うので屋根の葺き替えを予定。耐熱性・遮音性・耐候性の優れたものを考えたい。SMルーフとルーガ雅で葺き替え。施工例へ
現在、耐震工事中だが屋根は貴サイトに。

現在、耐震工事に650万円掛けて工事中。
屋根も勧められているが屋根工事は貴サイトに頼みたい。
瓦からダンネツトップ8-1へ。施工例へ
信頼できる業者に施工を頼みたい。

数年前から雨漏りしていが、瓦が重たいので屋根を軽くしたい。
近所で屋根のリフォームをしていた業者から3案の見積りをもらったが・・・施工例へ
2. スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)の地震対策例
屋根重量を考え葺き替えたい。

アスベスト処理に莫大な費用が掛かると近くの業者にカバー工法を勧められていたお客様。
屋根重量を軽くしたいとのご希望でガルバリウム鋼鈑のスーパーガルテクトフッ素タイプへ葺き替え。施工例へ
二重になった屋根の軽量化。

軽量鉄骨の積水ハウスで、カラーベストの上に「セキスイかわらU」を載せてある。
耐震性の改善を考慮して軽量の屋根材に。施工例へ
カバー工法では地震対策になりません。
1. 地震対策としては、葺き替えのみ!
スレート屋根は意外と重い!
スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)は、本体の重さだけで68kg/坪あり、屋根面積30坪(100㎡)だと2,000kg以上。
屋根材の厚みが5.2mmと薄いため一見軽そうに見えますが、お客様が想像する以上の重量があります。
「費用が安く済む」という理由でカバー工法しか勧めない業者もいますが、カバー工法してしまうと屋根が重くなるので地震対策にはなりません。

スレート屋根の軽量化事例
スレート屋根: 葺き替えとカバー工法での重量比較。
カバー工法だと屋根が重くなり地震の影響を受けやすくなってしまいます。
そのため地震対策として屋根の軽量化を考えるなら適切な工事方法は葺き替えです。

ガルバリウム鋼板での重量変化。
■葺き替えだと、屋根が軽くなります。
【屋根重量】: 2,000kg⇒ 500kg ↓
■カバー工法だと、屋根が重くなります。
【屋根重量】: 2,000kg⇒2,500kg ↑
瓦耐震工事 ⇒屋根崩れ、落下を防ぐ地震対策。
1. 最も被害を受けやすい棟瓦の耐震補強工事

瓦屋根で地震による被害を受け易いのは、棟部のし瓦と冠瓦です。
棟部の耐震性を高めるため棟補強金具(強力棟)で固定する。
棟補強金具に加え、のし瓦を使わず高さを下げる。冠瓦だけの仕様に変更することも地震対策として非常に有効な方法です。
2. 被害を受けにくい防災瓦への葺き替え
瓦屋根を替えたくないとお考えの場合は、今の瓦屋根を防災瓦へ葺き替えたり、瓦屋根標準設計・施工ガイドラインに基づき施工することで地震による瓦のズレや落下を防ぐことができます。
瓦の地震対策は、台風対策も必要です。
屋根の地震対策後、安心していたら雨漏りで悩まされた。
地震で瓦が崩れると雨漏りしますが、実はガルバリウム鋼板で地震対策で軽量化した家でも地震の揺れによる影響で雨漏りに悩まされる事例が増えています。
何のために屋根を軽量化したのか?分からなくなってしまいますが、その原因は工事に問題があったからです。
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「やっぱり瓦屋根がいいよ」という方へ
大地震が起こると倒壊した瓦屋根が強く印象に残りがちですが、コロニアルや金属系など軽い屋根材を使っていたにも拘わらず倒壊した家も意外と多く見受けられます。
瓦であっても倒壊していない例もあることを考えと、屋根重量というより家の躯体強度の問題で家は倒壊してしまうとも言えます。
倒壊しなくても瓦屋根は崩れるからダメだ!と考えてしまいがちですが、当サイトに加盟する瓦専門業者屋さんは「瓦が崩れてしまうのは瓦に問題があるのではなく、施工法に問題があるから」だと言っています。
以下、↓当サイト瓦専門業者さんから送られてきたメールから抜粋。
1. 地震や台風での被害は、瓦ではなく施工法の問題!
どこまでが、本当の屋根工事店?
本当の屋根工事職人なのか?
甚だ疑問に思う昨今。(以下全て専門業者さんのコメントです)
地震や台風での被害は瓦に責任があるのではなく、施工法に問題があるからです。
事実、当店で修理・葺き替え工事をされたお宅での被害はありません。
粘土瓦は耐久性に優れ、他の屋根材が施工後10年~20年程度で補修、塗装などのメンテナンスが必要であることに対し、災害などによる被災や建築物の構造に問題が無い限りメンテナンス不要です。
2. 台風、地震などの自然災害に対して
当サイト瓦専門業者さんから送られてきたメールから引用。
台風、地震などの自然災害に対しても、安全が実証されている「ガイドライン工法」などの採用により安心してお使いいただけます。
(「ガイドライン工法」とは、瓦業界により、阪神・淡路大震災や今後発生が危惧される東海大地震を想定し、耐震実験をおこない、震度7クラスの激震にも耐えることが証明された粘土瓦の施工方法です)
また、粘土瓦は、断熱性、遮音性などの住まいを快適に保つ特質を持ち、
他のどのような屋根材に比較しても、はるかに優れた屋根材であると断言できます。
耐震性
鶴弥の瓦は、その全てが瓦同士がかみ合う防災瓦です。
耐震試験では震度7クラスの阪神大震災の地震波においても瓦のズレ、破損、脱落などありませんでした。
耐久性
色の変化はほとんどありません。
ペンキと違い、色あせることがなく、耐久性に優れています
断熱性
素材そのものが熱を伝えにくく、さらに瓦と屋根面の間に空気層があります。
この空気層が外の熱を小屋裏に伝えにくくしています。
遮音性
瓦自体の厚みと空気層の厚みにより遮音性に優れ、雨音なども気になりません。
耐寒性
三州瓦は耐寒性能でも優れた品質を確保していますので、雪国でも広く採用されています。
-20℃の凍結融解試験や曲げ破壊強度試験などでその強さは実証されています。
粘土瓦はメンテナンス費用がかかりません
住宅は今、長期優良住宅の普及が促進されています。
瓦屋根は耐久性に優れているため、塗り替えなどのメンテナンス費用がかかりません。
一方で他の屋根材のスレート屋根や金属屋根材などは、7年~15年で表面の着色層が退色するため、再塗装などの補修メンテナンス費用がかかってきます。
「瓦屋根はコストが高い」と誤解されがちですが、初期費用の安いスレート屋根は長期的に見ると瓦屋根よりもランニングコストがかかってくることになります。
このように「大切な家を次の世代までしっかり守る」という視点でみると、瓦屋根には大きなメリットがあります。
古い物件での部分修理も出来ますし。
予算が無いのでここだけ直したいというご要望にもお答えします。
以上、業者さんによると瓦屋根は。
1 ピンポイントで部分的に修理することも出来る。
2 中長期的に考え、工事が無駄にならないようにある程度範囲を広げる(特に棟がからむ場合)
3 以後、手入れの必要が無くなるまで考える (葺き直し又は葺き替え)
など、屋根診断を行った際に瓦桟木・防水シートの状態を加味して適切な工事方法を提案させて頂くことで瓦屋根は安価に維持できるうえ、起こりうる災害に対して適切な工事さえしておけば安心して暮らせる屋根状態を保つことも可能だということです。
もちろん、きちんとした技術を持つ瓦専門業者さんに依頼した場合のお話ですが。
この業者さんによる↓瓦屋根葺き替え事例。
お問い合わせ・無料見積フォーム
屋根地震対策・軽量化についてのお問合せ・お見積りは屋根無料見積.comへ
ガルバリウム鋼板の専門業者が対応。地震対策での葺き替えも安心です。

日本屋根業者サポート協会とは。
この記事を書いた人

- 屋根無料見積.com運営責任者
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屋根材メーカー(積水化学工業)直属の屋根診断士として活動し屋根工事・見積り経験35年・5,000件以上。
屋根工事の裏側を知り尽くした運営責任者が経験で得た専門情報をお伝えします。
また、専門資格や専門技術を持つ屋根職人が減った影響で起きている「低品質な屋根工事による被害」を減らすことを目的に日本屋根業者サポート協会に加盟する屋根職人とお客様との橋渡しをする活動を行っており、悪質業者による被害を減らすため900件以上の屋根相談、ボッタクリ被害を減らすための見積書診断サービスを180件以上行っています。
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