
実家を大幅にリフォームする予定だが
屋根は専門のところに任せた方が良いと。横浜市泉区
お客様からの電話依頼。
実家を大幅にリフォームする予定で屋根も瓦からガルバリウム鋼板への葺き替えを検討中。
リフォーム会社から屋根工事の見積もりももらっているが、屋根は専門のところに任せた方が良いと娘さんからお電話頂きました。
担当は、施工例251のお客様から超職人と評された屋根工事の匠。(県・市が認定した最高の職人)
251様に続いての連続工事になったため「すぐ近所で工事してましたね~」とお電話頂きました 。
担当から送られた施工写真は実に300枚以上、小さな写真では分かりにくいのですが、家の雰囲気に合わせ、屋根から壁へと続く壁際雨押え部分の工事が和風に仕上がられています。
だからこそ醸し出される雰囲気なのでしょうね、溜息が出るほど素晴らしい仕上がりです。
瓦からガルバリウム鋼板の横暖ルーフに葺き替え。
屋根面積55坪の瓦屋根。
瓦と桟木を取り外してみると下り棟2本と壁との接続部分に隙間があり、雨が入り込んでいる可能性があったので瓦を撤去してみると柱に雨染みの跡。
野地板を剥がし内部を見てみると室内の断熱材にも雨漏りの跡がありました。
サッシ下の水切り部分からも雨漏りの可能性があったのでコーキング処理。
瓦葺き替え後の雨漏りトラブル防ぐ工事の詳細
1:野地板を増し張りし、釘は使わずネジできっちり野路下のタルキに固定していきます。
2:軒先部分は屋根から流れてきた雨が雨樋に跳ね返って広小舞が裏から腐らないように、0.35mmのガルバリウム鋼板平板を加工して淀巻施工しました。
・銅の雨樋が使われていましたが上合部が動かないよう屋根材の接合部に、屋根材で作った吊り子金具を取り付けステンレス針金で固定。
3:棟部は全て笠木の手前で屋根材本体を立ち上げ加工し絶対に雨が入らないようにしました。(殆どの屋根業者はメーカー仕様にあるこの立ち上げ加工をしていません)
4:降り棟からケラバへと接続する部分。
屋根材本体を立ち上げ加工しないと、この部分で雨漏りが始まります。
屋根を流れてきた雨水はケラバ部分の捨て谷へスムーズに流れて行きます。
ケラバ包みで隠れて見えませんが、本体とケラバ包みが接する部分にはケミカル面戸も取り付けられています。
上写真、下段の壁際工事も雨漏りし易い部分です。
・アルミバルコニーは廃棄、バルコニー撤去で空いた桁部分のスペースを板金を加工して取り付け。
棟包み部、外壁取り合い部とも三重納めにより厳重に安全策が施されています。
5:青→(矢印)。屋根から外壁へと続く壁際部分の工事説明。
雨が入らないよう屋根材本体を上方向へ立ち上げ加工。
→雨押え取り付け。
→元々あった雨押えは壁の裏側に入り込んでいて撤去出来ないので平らな部分を残してカットし下方へ折り曲げ。
→壁の段差を埋めるために木材取り付け。
→最後に化粧のガルバリウム平板を取り付け見栄えを良くしました。
専門職人の工事は見栄えも別物に変わります。
葺き替えた屋根は、ガルバリウム鋼板の横暖ルーフ。
屋根面積183.6㎡ 工事金額合計335万円(雪止め、換気棟、広小舞淀巻、銅雨樋部品追加、バルコニー撤去・廃棄、足場代含む)
横浜市泉区及び隣接地域の屋根工事例は、「横浜市の屋根リフォーム(屋根葺き替え・カバー工法・修理)工事例」に掲載しています。 |
屋根職人の技術レベルが違う理由:修行した職人と修行していない職人の差とは 屋根工事後の雨漏りトラブル防ぐ職人の技術は、ガルバリウム鋼鈑で顕著な違いが表れる。 |
この記事を書いた人

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屋根材メーカー(積水化学工業)直属の屋根診断士として活動し屋根工事・見積り経験35年・5,000件以上。
屋根工事の裏側を知り尽くした運営責任者が経験で得た専門情報をお伝えします。
また、専門資格や専門技術を持つ屋根職人が減った影響で起きている「低品質な屋根工事による被害」を減らすことを目的に日本屋根業者サポート協会に加盟する屋根職人とお客様との橋渡しをする活動を行っており、悪質業者による被害を減らすため900件以上の屋根相談、ボッタクリ被害を減らすための見積書診断サービスを180件以上行っています。
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