パミール屋根材の劣化症状と屋根葺き替え。
ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えbefore&after(横浜市青葉区)
「屋根材がニチハ・パミールです。写真にあるのとほぼ同様の状況です。外壁のメンテナンスも同時期に実施したいです。」とのご依頼でした。
パミール屋根の症状と撤去。
パミール屋根には屋根材が層状剝離による影響で屋根表面が浮き上がる症状と屋根材を固定する釘が腐ることで屋根自体が抜け落ちる2つの症状がありますが、こちらの屋根は層状剝離による屋根材の剥がれが見られました。
パミール屋根は前後・左右で屋根材同士が接する構造になっていますが、それぞれ端部から剥がれ初めるため縦ラインの一直線上に等間隔で同じ症状が見られます。
屋根材同士が前後に重なり合う部分でも屋根先端が浮き上がっているのが分かります。
谷廻りの端部も浮き上がっており、傷んだパミールを残しておくメリットが無いため屋根を葺き替えることになりました。
右写真:パミールを剥がしてみると結露でびしょびしょに濡れています。
パミール屋根のページに書きましたが、パミールは結露の影響で屋根を固定する釘が腐り屋根材自体が抜け落ちて落下する危険性があります。
カバー工法の場合は、残ったパミールの釘は腐り続ける状態になりますし、新しく載せたガルバリウム鋼板を固定するため鉄製の釘を使う業者もいるますが、二重になった両方の屋根材が剥がれる可能性もあります。
パミール屋根の葺き替え。
こちらのお宅は、2階が8面体で谷が4ヵ所ある多面体屋根で雨漏りし易い構造をしています。
雨漏りし易い構造の屋根をガルバリウム鋼板に葺き替える場合は完璧な雨仕舞が必要なため技術の高い施工業者に依頼すべきです。
棟廻り・谷部・壁際部分には三重の安全策が施しスーパーガルテクトに葺き替えました。
屋根面積58㎡ 工事合計金額125万円(換気棟、雪止め、足場代含む)
横浜市青葉区及び隣接地域の屋根工事例は、「横浜市の屋根リフォーム(屋根葺き替え・カバー工法・修理)工事例」に掲載しています。 |