
横須賀市は海が近いため塩害による金属屋根の腐食が問題になり易い地域です。今回の施工例では、塗装しても剥がれるようになったプレーゲル屋根の葺き替えを行いました。
セキスイハイム「アバンテ」の屋根葺き替え。
プレーゲルからスーパーガルテクトへbefore&after

| お客様からの依頼内容。 |
|
【建築年数】:31年以上 |
プレーゲル屋根の痛み

【過去の修理内容】
塩ビ鋼板のプレーゲルは表面の塗膜が大きく剥がれ錆びている所がありました。
過去に屋根塗装してありましたが、その際に錆びて穴が空いた所があったようでアルミテープを貼って屋根を修理。
その上から塗装した所が何か所もありましたが既に劣化していました。
屋根は全体的に色褪せやチョーキング(白亜化)が見られ、歩くと色が変わる状態でしたので屋根を葺き替えるには丁度良いタイミングだったのではないでしょうか。
金属屋根のメンテナンス
金属屋根は塗装してから年数が経過すると表面が色褪せ、その後チョーキングが起こります。
このタイミングで再塗装すれば長持ちしますが、タイミングを逃し放っておくと次の段階に移行してしまい、その結果→メッキ層が腐食し赤錆が発生→屋根に穴が空いてしまいます。
塗膜は紫外線の影響で劣化し易くなりますが、こちらのお宅のように海に近い所にお住まいの場合は、通常の2~3倍も早く腐食が進行し屋根が傷み易くなるので早めのメンテナンスを心掛けることをお勧め致します。
屋根材プレーゲルの葺き替え。

古い屋根材を全て撤去して野地板を重ね張り。
粘着型の改質アスファルトルーフィングを貼ってから、お客様が希望されたガルバリウム鋼板のスーパーガルテクトのフッ素タイプ(塩害に強いSGL鋼鈑)を施工。
屋根材:スパーガルテクトについてはコチラ
屋根寿命が変わる二重・三重の安全策。
【工事の内容】
棟中心部からの雨水侵入を防ぐために重要な、ガルバリウム鋼板本体をきちんと立ち上げ加工しています。
片流れ屋根と切妻屋根の平棟に接続する部分は、雨仕舞が難しく雨漏りが良く起こる部分です。
この接続部をコーキング処理しただけで雨水の侵入を防ごうとする工事が多く見られます。
この部分は「屋根材本体と部材の棟包みや捨て板をどう加工して組み合わせるか?」 が、非常に難しく、工事後の屋根寿命が大きく変わってしまいます。
2階屋根の棟包みや1階屋根の壁際雨押え部も本体を立ち上げ加工し、二重の安全策を施してあります。

プレーゲルは、棟やケラバ部の構造が普通の屋根と違い施工が難しい屋根です。
ガルバリウム鋼鈑に葺き替えた後に、ハウスメーカーから手直し依頼を頂くこともありますが、今回は全員が一流の専門技術・国家資格を持つ職人集団が担当させて頂きました。
ケラバ・破風板・浴室屋根工事

【天窓廻りの屋根ケラバ・破風板廻りの板金工事。】
この部分の元々の工事には問題がありました。
その内容は、ケラバと破風板を一体化させて、その接続部に複数の切断した鋼板を取り付け、最後にコーキングで目止めしただけという構造になっていました。
その内側中軒樋や縦樋も入れ込むという構造になっていたのですが、この構造では雨漏りしてしまうため全て変更しました。
ケラバと破風板・鼻隠板、雨樋を、それぞれの役割毎に分けて独立させ、何らかの問題が発生した場合でも、それぞれ個々に修理できるように変更。
一流職人の加工技術
破風板・鼻隠板をガルバリウム鋼鈑の平板を加工してカバーし、屋根部材と一体化して見えるようにしたことで、見た目もすっきり美しく仕上げられています。
一流技術を持つ職人は、ガルバリウム鋼鈑の平板1枚から現場形状に合わせてオーダーメイド加工する技術を備えているため、このような事が可能です。
浴室窓の上にある屋根は腐食してボロボロに朽ちていましたが、上記のケラバ・破風板部と同じようにフッ素塗装のガルバリウム鋼板を加工して、以前と同形状の屋根を作って取り付け直しました。
まるで既製品を買ってきたかのうような素晴らしい仕上がりです。
屋根面積73㎡、工事合計金額183万円(雪止め、足場代、追加工事含む) 外壁塗装は関連業者が担当。
横須賀市の施工例
この記事を書いた人

- 屋根無料見積.com運営責任者
-
屋根材メーカー(積水化学工業)直属の屋根診断士として活動し屋根工事・見積り経験35年・5,000件以上。
屋根工事の裏側を知り尽くした運営責任者が経験で得た専門情報をお伝えします。
また、専門資格や専門技術を持つ屋根職人が減った影響で起きている「低品質な屋根工事による被害」を減らすことを目的に日本屋根業者サポート協会に加盟する屋根職人とお客様との橋渡しをする活動を行っており、悪質業者による被害を減らすため900件以上の屋根相談、ボッタクリ被害を減らすための見積書診断サービスを180件以上行っています。








