セキスイハイムの屋根葺き替え。屋根工事例314

屋根の欠片が飛んで近所に迷惑が掛かるのが心配でたまらない。

きちんと工事してもらえる所に頼みたい。神奈川県三浦市

相談内容：セキスイハイムの築18年コロニアル屋根。
台風で小さな欠片が落ちてきてヒビワレもあるが、風の強い所なので屋根の欠片が飛んで近所に迷惑が掛かるのが心配でたまらない。
一刻も早く何とかしたいが、きちんと工事してもらえる所に頼みたいので対応してもらえる時まで待っているとのことでした。

コロニアル屋根の痛み。

ケラバ部分は、ケラバカバーを止めていた釘が抜けたため剥がれ飛んでいました。
ケラバ部のコロニアル本体も割れて大きく無くなっている部分があり、他にも割れ落ちた所があり、ひび割れも数か所見られました。

応急処置と防水シートの漏水跡。

屋根本体が割れ落ちた部分は欠片が落ちたり、強風によって他の部分も剥がれる可能性があったので工事までの間、粘着タイプの防水シートを貼って養生しておきました。
平棟部分は棟包みを剥がしてみると棟中心部まで雨水が入り込んでいた跡があり、降り棟部分は差し棟仕様になっていましたが、この部分も屋根材裏面に雨水が入り込んでいたようで、防水シートに黒く跡が残っていました。
使われていた防水シートはグレートの高いライナールーフが使われていたのと築年数が18年だったこともあり雨漏りすることは無かったようです。

ガルバリウム鋼鈑へ屋根葺き替え。

構造用合板を増し張りして防水シートを張り、谷樋取り付け。
谷樋は吊り子金具を取り付けてから、風の強い地域のため万一を考え谷樋・吊り子金具の両方に防水テープを貼りました。
棟部工事は雨水が張り込むのを防ぐため、一般業者が殆ど行っていないガルバリウム本体の立ち上げ加工してあります。

塩害に強いSGL鋼鈑の横暖ルーフプレミアムへ。

ガルバリウム本体の立ち上げ加工をした後に、この職人独自0.5mmの棟包み下地取り付け。
その後に通常の棟包みを取り付けることで棟廻りからの雨水侵入を100%防ぐ事が出来ます。
ガルバリウム鋼鈑屋根は、棟部からの雨漏りトラブルが非常に多く発生していますが、今回はメーカー施工基準を遥かに超える安心施工になっています。