ガルバリウム鋼板屋根(金属屋根)は、どこに頼んでも同じだろう!などと考えていませんか?
実は「業者によって工事内容が違うなんて知らなかった!」という人が多く。
その結果、雨漏りトラブルで悩み続けたり、2倍の費用が掛かったという人が増えています。
あなたがガルバリウム屋根で失敗しないため、施工後のトラブルを防ぐために覚えておくべき事項をご説明します。
ガルバリウム鋼板(金属屋根)の種類
ガルバリウム鋼板(金属屋根)には100以上の種類がありますが、その中から良く使われるタイプについて説明します。

【横葺きタイプ】 のガルバリウム鋼板(金属屋根)
横葺きタイプの注意点:2.5寸以上の屋根勾配がないと施工できません。
●横葺き1【断熱材付き】
圧倒的に多く使われるタイプで、屋根材と断熱材が一体化しており断熱性・遮音性に優れています。
●横葺き2【断熱材無し】
断熱効果が薄いためカバー工法向き。バックアップ材として用意された断熱材を付ければ葺き替えもOK。
●横葺き3【石付き・断熱材無し】
断熱効果は表面に天然石(ストーン)チップがコーティングされていることで高まりますが、どちらかと言うとカバー工法向き。

【縦葺きタイプ】 のガルバリウム鋼板(金属屋根)
縦葺きタイプの特徴:横葺きタイプが施工出来ない緩勾配~急勾配屋根まで施工可能です。
●縦葺き1:【心木あり瓦棒】
一般的にトタン屋根と呼ばれるタイプで、一段高くなった所にはタルキが入っています。材質は以前の亜鉛メッキ鋼板からガルバリウム鋼板に変わっています。
●縦葺き2:【心木なし瓦棒=三晃式】
トタン屋根には2種類あり、縦葺き1と見た目はあまり変わりませんが、一段高くなった所は空洞になっていて雨水が入りにくくなっています。(縦葺き1と2は、既製商品でないため専門職人が現場に合わせて加工する必要があります)
●縦葺き3:【嵌合式タイプ】
製品として発売されており屋根勾配5/100から施工可能。
縦葺きタイプは、横葺ガルバのように断熱材と一体化した商品がないため断熱性が気になる場合は別途取り付ける必要があります。
ガルバリウム鋼板の特徴とデメリット
ガルバリウム鋼板とは、
従来の亜鉛メッキ鋼板に、アルミニウムを55%加えたことで錆びにくくなったアルミ亜鉛合金メッキ鋼板のことです。
(ガルバリウム鋼板は、アルミニウム55%・亜鉛43.4%・シリコン1.6%から成るアルミ亜鉛合金メッキ鋼板の事です)
以前の亜鉛メッキ鋼板と比べて3~6倍サビ難く長持ちする。
重量が軽く地震対策として最適。台風など強風に強い。
業者によって施工内容に差があり施行トラブルが増える原因になっている。
工事後10年以内に再葺き替えが必要になる事がある。
ガルバリウム屋根の施工トラブル続出。
亜鉛メッキ鋼板にアルミニウムを55%加えたことで、3~6倍も長寿命になりました。
業者さんからも「とても長持ちする屋根材ですよ!」と説明されたのに・・・
なぜか?
工事直後~10年程度で。
雨漏りによる ⇒再葺き替え・再カバー工法が続出しています。
-
【お客様からの相談例】
- ①「屋根を新しくすれば、雨漏りが直る」と言われたけど直らない。
- ② 工事後すぐに雨漏りした。
- ③ 雨漏りしたが、工事した業者が何度修理しても直らない!
- ④ 【専門業者】と言ったのに、雨漏りした原因が分からないと言われた。
- ⑤ 直ぐにサビてしまい屋根塗装を勧められた。
などといった「施工トラブル」や「苦情」が続出しています。
その理由は、
1:工事業者が、実はガルバリウム専門業者ではない。
2:屋根材メーカーの施工規定を守らずに工事している。
からです。
これは、ガルバリウム鋼板の"工事によるデメリット"と言えますが
依頼した業者によって、屋根寿命が大幅に短くなってしまうのです。
たとえば、↓こちらのお客様の場合。(工事直後から雨漏りし始めたそうです)
「屋根を葺き替えた直後から雨漏り、同じガルバリウム鋼板で出来るだけ早く再葺き替えたい」とご依頼頂きました。
工事した業者は根本的な雨漏り原因が分からずコーキング修理を繰り返しましたが、汚くなるばかりで直ることはありませんでした。
お客様のご要望。
「前回と今回の工事方法の違いを教えて欲しい!」
屋根工事の時、足場に上がって『自分の目で不具合を確認したい』とのご希望でした。
●雨漏り原因は、棟部と棟からケラバへ続く部分の施工法でした。
左側の×印が付いた方は、こちらのお客様宅の写真。
屋根材本体が棟の中心部まで施工されていますが、これは間違った施工法です。
ガルバリウム以外の屋根と同じ方法で工事されたことが雨漏り原因であり屋根寿命を大幅に短くしてしまいました。
正しい施工法は、右側の○写真のように、まず受け木を取り付けてから、ガルバリウム本体を受け木の手前で上方向に90°立ち上げ加工し、雨水が入り込まないように工事する必要がありますが、この施工法をしている業者は殆どいません。
(左側の施工法は非常にリスクの高い方法なので、良さそうだと思っても業者のサイトに左側のような施工写真がないか確認することをお勧めします。右側のような施工写真がある場合は安心してご依頼頂いて大丈夫です)
雨漏りトラブルが増えた原因。
屋根材ではなく、工事に問題があるからです。
ガルバリウム鋼板屋根をきちんと工事している業者は、業界に1割程度しかいません。
ガルバリウム鋼板は、それぞれで決められた屋根材メーカー施工規定を守って工事する必要があります。
しかし、メーカー規定を守らない業者が多く、それが工事完了後に雨漏りトラブルを引き起こし、工事直後~10年程度で屋根の再葺き替えが必要になる原因になっているのです。
屋根無料見積.com(日本屋根業者サポート協会)では、お客様の不利益につながる低品質な屋根工事・悪質業者による被害を減らすため、優れた技術を安い費用で一人でも多くのお客様へお届したいと考え活動をしています。
どんなに「この業者は信頼できそうだ!」と感じたとしても、サイトに載せてある実際の施工過程写真を見て判断するようにしてみて下さい。
あなたが屋根工事で後悔する確率を大幅に減らすことができます。
【ガルバリウム専門職人による施工例】
低品質な屋根工事による被害を減らすため全国から集結した屋根専門業者が対応。
屋根無料見積.comは、屋根工事に関するお問合せにも屋根工事の専門家が対応しています。
「棟包みが剥がれ飛んだ!」お客様からの依頼例。↓(棟修理)
「台風で棟が飛んでしまった」が工事した業者には二度と頼みたくないとのご依頼。
こちらも先ほどの例と同じで、棟部の施工法が原因で修理が必要になった例です。
ガルバリウムに屋根を替えても本体下の防水シートがきちんと施工されていれば10年以上雨漏りしないこともあります。
ですが、棟部の工事が悪いと必ず棟部の修理が必要になります。
棟部の施工を本来あるべき状態に戻すには屋根を全て剥がして、一からやり直す必要があり多額の費用が掛かるため一時しのぎとして棟内部の笠木と棟包みの取り換え修理をさせて頂きました。
「おかしい所だらけ!」お客様からの依頼例。↓(本来、軒先、棟部、谷部)
工事中、お客様が足場に上がってみたら工事が酷い。「お金が掛かってもいいから一から、やり直して欲しい」とご依頼頂きました。
施工トラブルが起きる根本的な原因
いつ起こるか分からない大地震に備え、屋根を軽くしたいという需要が全国的に増えています。
それに伴い、今までガルバリウム鋼板(金属屋根)の工事をやったことの無かった金属屋根以外が専門の屋根業者や屋根工事をやった事の無かった素人業者が参入するようになりました。
このような業者が見栄えの良いホームページを作り「屋根専門」などと歌いガルバリウム鋼板屋根の工事をしています。
実は、ガルバリウム鋼板の工事をしている業者の9割近くは本職とは呼べないレベルの業者です。
これらの業者は、金属屋根の
①メーカー施工規定を守っていない。
②きちんとした工事方法を知らない。
など施工トラブルが増える原因になっているのです。(大手企業、地元工務店、ネットで宣伝している業者による施工トラブルも増えています)
施工トラブルを防ぐには
ガルバリウム鋼板屋根は、屋根材本体や役物を加工して取り付ける専門職人の技術が必要です。
施工トラブルを防ぐには、
・本物の金属屋根専門業者か?
・屋根専門資格や技術を持っているか?
・親方の下で長年修行経験した職人かどうか?
を基準に選ぶことが重要です。
ホームページの見た目がキレイだったり、施工件数の多さを売りにしている業者は多くの場合、専門業者ではありません。
ガルバリウム関連の専門資格や技術を持っているか?メーカー規定を守り工事している施行写真を掲載しているか?を確認してみてください。
金属屋根専門業者はホームページを持たない業者も多くいるため、お客様自身で探すのは難しいかもしれませんが、本物の専門業者であれば見えない部分の工事も妥協しないため、頻発している工事後の雨漏りが原因で再葺き替えが必要になることもありません。
屋根無料見積.comでは、他業者に依頼して起きたガルバリウム鋼板屋根の施工トラブル=工事後の雨漏りによる再葺き替え工事にも対応してます。
カバー工法による施工で雨漏りした場合は一刻も早くご連絡ください。
下地が腐ってしまうと屋根が二重になっているため多額の費用が掛かります。
技術の差で屋根寿命が変わるガルバリウム鋼板工事
専門業者が施工すれば長寿命!のガルバリウム鋼板屋根。
きちんとした施工基準を守って施工する業者となると1割程度になるため施工後のトラブルは想像以上に多く発生しています。
実際に、費用は掛かっても良いので工事をやり直して欲しいといったご依頼や裁判所で調停することになったので技術的なアドバイスが欲しいといったご依頼も増えています。
「数社に見積依頼、一番安い業者は問題が起こるかもしれないので中間的な費用の会社が無難だろうと考えて依頼した。」が・・・施工トラブル発生。
「消費者センターに相談しても解決できない!」
「どうしたら良いか?」
という実際の相談例もありますが、お客様自身では「本当にガルバリウム鋼板工事を専門に行う業者なのか?」を含め、業者の施工レベルを知る術がないだけに業者選びは非常に難しい問題です。
施工技術の差は、そのまま屋根寿命を左右する要因になるため慎重に業者を選ぶ必要があります。
雨漏りしやすい役物工事
雨漏りしやすい役物工事。
役物を施工するための技術が無く、コーキングで処理する業者が実に多く見受けられます。
コーキングが劣化し始めたな!とお客様が気づけば良いのですが、知らぬ間に下地を腐らせてしまうため注意が必要です。
雨漏りするポイント1:谷、壁際工事
特に下の写真、赤線で示した部分は非常に重要です。
谷と壁際の捨て板(屋根の下に隠れている)、雨押えとの取り合い、さらに棟など複雑に絡み合う部分!
これらの工事は高い施工技術が必要で、とても雨漏りし易いため二重三重の安全策を講じる必要がありますが、この部分で簡素化した役物を使ったり、必要工程を省く、コーキングを使ってごまかす業者も非常に多く存在します。
見積額だけで比べるのではなく、費用対効果が高いかどうかで比較するようにしてください。
雨漏するポイント2:棟違い、壁際、ドーマー・天窓廻り
屋根に段差のある棟違い部分も非常~に雨漏りし易い部分の一つです。
そこからさらに壁際へ続く部分は雨水の流れを考え工事しなければなりませんが、きちんと工事できる業者は少ないです。
ドーマーや天窓廻りも雨漏りし易い部分で、ここからの雨漏りが原因で葺き替えにつながるケースも多く、職人の腕の見せどころでもあります。
家を建てた業者に相談しても解決できない場合が多いのは、熟練した経験と技術が要求される部分だから。
雨漏りを防ぐには、毛細管現象による影響だけでなく降雨時の風圧による影響も考え、どのような状況にも対応できる施工がなされる必要があります。
水がどこまで侵入する可能性があるのか?またどう流れる可能性があるのか?などを知り尽くした職人でなければ、きちんとした対応は出来ません。
きちんとした施工方法を知らない業者
因みに最近の雨漏りは原因がはっきりしています、きちんとした施工法を知らない業者による施工の問題です!
本物の職人なら絶対に起こりえない問題ですが、きちんとした施工法を知らないので、何が原因で雨漏りしたかも分からないため修理することも出来ません。
「雨漏り修理、お任せください!」などと書いてあるサイトを見かけても、本職以外には絶対に頼んではいけません!お金が無駄になるだけです。
複雑な形をした屋根ほど技術の違いが顕著に表れます。
施工トラブルの発生する確率も格段に高くなりますので本物の職人に依頼するようにしましょう。
【ガルバリウム工事は、金属屋根専門業者が直接対応する屋根無料見積.comへ】
屋根無料見積.comは、
低品質な屋根工事による被害を減らすため。
金属屋根職人の確かな技術をお客様へお届けするため、日本屋根業者サポート協会に加盟する全国の屋根専門業者協力のもと運営されています。
屋根材メーカーの施工基準以上の安心工事を希望されるお客様は是非ご依頼ください。
ガルバリウム鋼板(金属屋根)の施工例。
地震が気になる。
【瓦屋根 ⇒ガルバリウム鋼板へ】
「屋根無料見積もりに書かれていた専門の業者さんだから安心して依頼した」施工例へ
近所で工事された屋根と仕上がりが全然う!
【スレート屋根 ⇒ガルバリウム鋼板でカバー工法】
屋根にコケカビが生えていて寿命だと頻繁に声を掛けられる。施工例
屋根塗装後、傷んできたので。
【スレート屋根 ⇒ガルバリウム鋼板でカバー工法】
「今の状態を見て適切な対処方法の提案と見積をしてもらいたい」施工例へ
他業者の方が安いからそっちに頼む!
【トタン屋根にガルバリウム鋼板でカバー工法】
一度断られたお客様から「やっぱりお宅に頼みたい」施工例へ
地震対策として最適なガルバリウム鋼板の屋根
なんと陶器瓦と比べ重量が約1/10に!
屋根が軽くなることで耐震性能が大幅にアップします。
また、断熱材付きのガルバリウム鋼板は断熱性や遮音性にも優れているだけでなく防水性能にも優れているため安心して暮らせる屋根になっています。
不慣れな業者による施工トラブルが急増!
いいことずくめのガルバリウム鋼板ですが、多くのお客様がガルバリウム鋼板屋根への葺き替えを依頼するに伴い、ガルバリウム鋼板の施工に不慣れな業者による施工トラブルが増えています。
ガルバリウム鋼板屋根の施工経験が無い業者、中には屋根とは全く関係のない業界から参入してきた業者などもおり、お客様ではどんな業者か見分けが付かない事からトラブルに発展するケースが頻発しています。
また、このような業者は安さを売りにしてお客様を集める傾向がありますが、きちんとした業者であれば絶対にしない工事の簡略化、通常かかる手間を大幅に省くことで費用を下げているだけで、決して安くなどありません。
トラブルにつながってしまう、とても工事とは呼べない内容であっても、お客様では内情が分からないため、つい安い方を選んでしまいがちですが、これもトラブルの原因。
トラブルが発生して消費者センターに相談したとしても、穏便に解決してくださいと言われるだけで、調停や裁判に発展するケースも決して少なくありません。