屋根葺き替えは職人の技術で屋根寿命が変わります。
屋根の葺き替えとカバー工法。
・葺き替えが適しているのは?
・屋根葺き替えのメリット・デメリット。
・工事依頼する時に注意すべきこと。
・葺き替えで気を付けるべきポイント・トラブルが起きる原因。
・ガルバリウム鋼板:施行トラブルの実例。
・屋根葺き替えQ&A。コロニアル(スレート屋根)・トタン屋根・瓦屋根のQ&A
・屋根葺き替え費用の目安についてはコチラ
屋根の葺き替え(張り替え)とカバー工法
葺き替えとカバー工法、工事方法の違い。
![]() ![]() 葺き替えは、古い屋根を剥がして下地(野地板)を補強し、新しい屋根に張り替える工事方法です。 |
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葺き替えは、↓こんな場合に適しています。
屋根の痛みが激しい場合。
屋根の痛みが激しい場合はカバー工法は出来ません。
また、下地(野地板)が傷んでいる場合も葺き替えしか出来ません。
野地板の杉板や合板は雨漏りで腐りますが、合板の場合は腐っていなくても薄く張り合わせた合板同士の接着強度が低下して剥がれてしまう「老ける=脆くなる」という現象も起こります。
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● 下地が傷んでいると屋根材がきちんと固定されず強風で飛ぶ可能性があります。
● 瓦屋根の工事方法は葺き替えのみ、カバー工法はできません。

地震に備えて屋根を軽くしたい場合。
【屋根材毎の重さ】
・瓦屋根の重さは、1坪(3.3㎡)当たり165kg。
・スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)は、1坪当たり68kg。
・ガルバリウム鋼板は、1坪当たり16.5kg。(横葺き断熱材付きタイプ)
●瓦屋根を ⇒ガルバリウム鋼板に葺き替えた場合。 |
●瓦屋根を ⇒スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)に葺き替えた場合。 |
●スレート屋根を ⇒ガルバリウム鋼板に葺き替えた場合。 |
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● 屋根を軽くすることで重心が低くなり地震による揺れを軽減できます。

屋根勾配に適した屋根材が元々施工されていなかった場合。
瓦屋根では殆どありませんが、カラーベストコロニアル(スレート屋根)、トタン屋根(亜鉛メッキ鋼板)や横葺きのガルバリウム鋼板など金属系の横葺き屋根は、屋根材ごとに異なる適正勾配を守らずに施工された屋根の殆どが雨漏による葺き替えにつながっています。
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● 葺き替える際は、屋根勾配に適した屋根材に変更する必要があります。

ソーラー(太陽光発電)を取り付ける予定がある場合。
ソーラーシステムは、カバー工法で施工された屋根には取り付けできない場合もあります。
取り付け前に予め屋根を綺麗にしておこうなどと考えると後悔することもありますので事前に確認しておきましょう。
葺き替えのメリット・デメリット
屋根が、軽くなります。
(瓦屋根やスレートなど、屋根が傷んでいなくても地震対策で葺き替える例が増えています)
雨漏りなど根本的な原因を解決できます。
今までと違う屋根材への変更も可能です。
古い屋根材の撤去や野地板工事が必要なため、カバー工法に比べ費用が少し高くなります。
工程が増える分、カバー工法に比べ工期が少しだけ長くなります。

業者に依頼する時に注意点すべき事。
●カバー工法しか勧めない業者にご注意下さい。 |
・カバー工法だと古い屋根と防水シート(ルーフィング)が二重になって残るので、少々工事がいい加減でも「雨漏りしにくいだろう」と考える業者が意外と多くいます。 ・また「技術が未熟で葺き替え工事が出来ない」、 または「 アスベストが入った屋根材を処理する資格が無い」 という理由で、下地が傷んでいるにも関わらずカバー工法しか勧めない業者もいます。 ・費用が安い方が成約に至り易いという理由で「カバー工法で大丈夫ですよ。費用も安く済むし!」など、適切な工事方法を勧めない業者もいるのでご注意下さい。 |
●事前調査は重要です! |
下地(野地板)の痛みをきちんと見極められる業者に依頼しましょう! |
●施工方法を守らない業者。 |
メーカーで決められた施工方を守らない、または技術不足で守れないなど独自の方法で工事してしまう業者が非常に多くいるので注意下さい、確実に雨漏りします。【メーカー保証の対象外です。】 |
●屋根形状・屋根勾配を考慮しない業者。 |
屋根形状や屋根勾配に適した屋根材ではなく、自社に都合良い不適格な屋根材しか勧めない業者もいます、工事後の雨漏り原因になるので注意しましょう。 |
●屋根葺き替えは、屋根材ごとの専門業者へ。 |
屋根には100以上の種類があり、一社で全ての屋根を扱う事は不可能。屋根材毎の専門業者に依頼するのが一番安心です。 |
◆『屋根葺き替え費用』については、コチラのページを参考にしてください◆

どんな屋根への葺き替えをお考えですか?
屋根材は大きく分けると
【瓦・スレート(コロニアル)・金属屋根(ガルバリウム鋼板など)】の3種類。
葺き替え方法も大きく分けて次の3パターンに分かれます。
屋根葺き替えは、カバー工法と比べ多くの費用が掛かります。
工事後の雨漏りトラブルでお金が無駄にならないよう、
できるだけ施工技術の高い職人に依頼するようにして下さい。
瓦屋根の葺き替え工事例
瓦屋根を →金属屋根(ガルバリウム鋼板)・スレート屋根・瓦屋根へ。
瓦屋根を ⇒ガルバリウム鋼板に葺き替え。
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瓦屋根を ⇒スレート屋根に葺き替え。
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瓦屋根を ⇒瓦屋根に葺き替え。
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スレート屋根の葺き替え工事例
スレート(カラーベスト・コロニアル)から →スレート・ガルバリウム鋼板(金属屋根)へ。
スレートを ⇒ガルバリウム鋼鈑(横葺きタイプ)へ。
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スレートを ⇒ガルバリウム鋼鈑(縦葺きタイプ)へ。
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スレートを ⇒スレートへ。
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ガルバリウム鋼鈑屋根(金属屋根)の葺き替え工事例
ガルバリウム鋼板(金属屋根)から →ガルバリウム鋼板へ。
亜鉛メッキ鋼鈑のトタン屋根を ⇒ガルバリウム鋼鈑へ。
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雨漏りトラブルで再葺き替え:横葺きタイプを縦葺きに変更。
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雨漏りトラブルで再葺き替え: 横葺きタイプを横葺きで。
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屋根の葺き替えは、一度野地板の状態に戻してからの工事になるため現在の屋根と系統の違う屋根へ変更することも可能です。 (屋根勾配の問題で使用する屋根材が限られる場合があります)
「工事後、どんな工事をされているか見れないから不安。」というお客様もご安心下さい。
屋根無料見積.comでは工程写真を送らせ、きちんとした工事がされているか逐次確認しています。
気を付けるべきポイントと葺き替えトラブル
ガルバリウム鋼板は種類が多く製品毎に工事方法が違います。
しかし「屋根なら工事方法はどれも一緒!」などと考え、
不慣れな屋根材なのに施工してしまう業者。
または、メーカーで決められた施工法を守らない業者も多く、
10年も経たず再度葺き替えが必要になった。
結局2倍の費用が掛かったというケースが増えています。
★ガルバリウム鋼板(金属屋根)での葺き替えはご注意下さい!
ガルバリウム鋼板の屋根材には100近い種類があり、
業者ごとにそれぞれ取り扱う屋根材が違う
ことを知らず依頼してしまう事も施工不良の原因になっています!
不適切な屋根材を勧められ、再葺き替えになった例
【元々の屋根は、1.5寸勾配のトタン屋根】(これは【葺き替えて良い・悪い屋根】2.5寸以下に該当)
(スレート屋根を剥がしてみると野地板がボロボロに腐っていました)
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➊近所の工務店に依頼したら。
施工してはダメな「スレート屋根(コロニアル)」を勧められて工事。【施工不可な屋根材】
雨漏り -
❷リフォーム業者に依頼してみた。
リフォーム業者も施工不可な「横葺きガルバリウム鋼板」でのカバー工法を勧めた。
❸ 当サイト(屋根無料見積.com)に電話した。
リフォーム業者の提案内容に また疑問を感じ(当サイトの説明を読んで) -
縦葺きのガルバリウム鋼板に葺き替えて ⇒問題解消。
この屋根勾配に唯一施工可能な縦葺きガルバリウム鋼板への葺き替えをお勧めしました。
【屋根の現状】
元のスレート屋根は、屋根材を固定する釘穴から雨が侵入して野地板がボロボロに腐り、釘が効かない状態でした。
野地板を剥がすとトタン屋根が残っていて、さらにその下に元々あった野地板まで腐っていました。【お客様の感想】
近所の工務店もリフォーム業者の提案も思ったのと違ったというお客様は
■「きちんとした業者が少ない事が本当に分かった。」
■「初めから頼んでいれば余計なお金を使わずに済んだのに・・・」
と言っていらっしゃいましたが、きちんとした工事や提案の出来る業者は非常に少ないです。
屋根葺き替え後に修理が必要になり数10万、再葺き替えで100万円以上のお金が無駄になるケースも多く発生しています。
たとえ見積額が10万・20万円安かったとしても、「きちんとした技術を持つ業者か?」「適切な工事方法を提案しているか?」を見極めることが重要です。
瓦屋根をガルバリウム鋼板に葺き替え。
コロニアルをガルバリウム鋼板に葺き替えるメリット・デメリットと屋根葺き替え工事の方法。
「ガルバリウム鋼板屋根」の工事を行っている約9割が業者が
屋根材メーカーの施工規準を守っていない事、知っていますか?
工事トラブルが続出する屋根葺き替え
施工が悪く1週間~10年で、やり直しになった例。(ガルバリウムの場合)
①~③は、施工途中での例。
1週間も経たずに
①:写真はケラバ部分を上部から覗いた状態。
ケラバを固定する受け木が取り付けていないため、きちんと固定できていない。
防水シートもきちんと施工されていない。
②:本体同士がきちんと噛み合っておらず屋根が簡単に剥がれてしまう状態。
施工途中にお金が掛かっても良いので一からやり直して欲しいとご依頼頂いた例、2倍の費用が掛かりました。
③:全体に問題ヵ所が多くありましたが、棟部でもメーカーの工事規定が守られておらず、ガルバリウム鋼板以外の屋根材と同じ方法で工事していた大手工事会社による施工。→裁判所での調停へ進んだ例。
④~⑥は、施工後の例。
5年経過
④:軒先スターターと本体が噛み合っておらず手で簡単に屋根が剥がれ持ち上がってしまう状態。全て剥がして取り付け直しましたが、一度間違った工事をされてしまうと、きちんと直すには葺き替えるしか方法がありません。
10年経過
⑤:施工法が守られていないばかりか、乱暴な工事をされた影響で屋根材の塗膜が剥がれ10年経たず再葺き替えになった例。
保証20年の屋根材でしたが、工事が悪い場合は保証の対象になりません。
⑥:屋根材メーカーの施工法が守られず棟包み内部の笠木が腐食、棟包みが強風で飛んでしまった例。
(当サイトには、このような施工例が多数掲載されています)
屋根葺き替えで最も多く選ばれている
金属屋根=ガルバリウム鋼板屋根工事の『問題点』
『工事後に雨漏りトラブルが増えている原因』
金属屋根=ガルバリウム鋼板屋根は、もともと金属屋根職人が専門的に行っていた工事です。
しかし、地震による影響から屋根の軽量化=ガルバリウム鋼板の需要が急増したことで、今まで金属屋根をやったことのない屋根業者や屋根以外の業者が多く参入、これが施工トラブルが激増する原因になっています。
金属屋根は非常に専門性が高く、他のリフォーム工事と同じように考えることは出来ません。
きちんとした金属屋根の施工法を知らない業者を紹介された結果、工事直後~10年未満で再葺き替えが必要になるなどのトラブルが全国で激増、本物の専門業者は業界に1割程度しかいないと言われているため業者選びは非常に重要です。
どの業者に声を掛けるかで屋根材を決められてしまう。
屋根は大きく分けて、瓦系・スレート系・ガルバリウムなどの金属系に分かれ、ガルバリウム鋼板はさらに横葺き・縦葺き・ストーンチップ・瓦型ガルバなど多種に渡ります。
業者は全ての屋根材を取り扱っている訳でなく、それぞれ専門とする屋根材が違います。
そのため「どんな屋根にすれば良いか分からない」という場合は注意が必要です。
お客様が抱える問題を解決するためには、屋根構造や屋根勾配・屋根重量などを含め、どんな屋根材が最も適しているか?という視点で屋根材を選ばなければなりません。
しかし声を掛けた業者が、お客様が抱える問題を解決できる屋根材を扱っていなかった場合、問題解決より自社の都合を優先して屋根材を勧めてくる業者もいます。
結果、抱えていた問題を何も解決できなかったという例も多く見受けられます。
近所の瓦屋に大丈夫!と言われ、スレートを和瓦へ
2.5倍も重い瓦に葺き替えるのは躯体強度の問題もあり危ないです。止めた方がいい!と伝えたのに・・・「近所の瓦屋が大丈夫!」と言ったからと、スレートから瓦に葺き替えてしまった例もありますが、自社の都合を優先して考える業者には注意が必要です。
どの業者に声を掛けるかは重要です。勧められた屋根材で今抱える悩みが実際に解決できるか冷静に考えてみるようにしましょう。
屋根無料見積.comの屋根葺き替えなら適切な業者選びが可能です
屋根業者サポート協会に加盟する、お客様の御要望に柔軟に対処できる技術・経験を持ち合わせた屋根材ごとのスペシャリストが対応させて頂きます。
「どんな屋根に葺き替えればいいか分からない」
または
「どんな屋根にできるか分からない」
というお客様は、サイト管理人へ電話で直接お問い合わせ頂くことも可能です。
屋根の状況やお客様の考え・悩みを元に適切な屋根材をアドバイスさせて頂きます。
また「葺き替えたい屋根材が既に決まっている」というお客様には、
その屋根材に対して経験豊富な屋根業者さんをご紹介させて頂きます。
「候補が二つあり悩んでいる」という場合は、どちらの屋根材も扱う業者をご紹介します。
屋根葺き替え・屋根張り替えで困ったら、当サイトへ。
様々な屋根材を扱う業者が加盟しているため適切な業者選びが可能です。
屋根工事35年のプロが認めた本物の専門業者が対応。
屋根工事のスペシャリストが適切な工事方法をご提案します。
屋根葺き替えQ&A
葺き替えとは、どんな工事をするのですか?
葺き替えは、今ある屋根材と防水シートを剥がして廃棄、野地板(下地)の状態まで一度戻します。
一般的には古い野地板を剥がすことなく新たな野地板(コンパネ)を重ね張りしますが、野地板が腐っている場合は野地板を剥がして張り替え、その後に防水シート(ルーフィング)を取り付け、新しい屋根材を施工するという方法になります。
葺き替えか? カバー工法か?で迷ったら何を基準に決めれば良いですか?
まず雨漏りなどで下地が傷んでいないかチェックする必要があります。家の中へ雨漏りしていなくても下地が腐っている場合もありますので、きちんと確認してもらう事が重要です。
また屋根重量の増減や予算などを考え工事方法を選択されるのが良いでしょう。
カラーベスト・コロニアル屋根についてのQ&A
アスベストを含むカラーベストは、屋根を剥がすとアスベストが飛散する可能性があり、処理するにも莫大な費用が掛かると言われカバー工法を勧められています。
当方としては屋根が重くなるのに抵抗があるのですが、いかがでしょうか?
業者の中には、アスベスト処理をする資格が無い。または費用が安く済むカバー工法の方が成約に至りやすいという理由でカバー工法しか勧めない業者もいます。
そもそも葺き替え工事が出来ないからカバー工法しか勧めない業者もいるようですので、お客様の希望に沿った提案をしれくれる業者を探されるのが宜しいと思います。
カラーベストからガルバリウム鋼板へ葺き替えた時の重量変化は?
カラーベストの場合、屋根が平らなのでとても軽そうに見えますが、1坪あたり68kgという重さがあります。
ガルバリウム鋼板には断熱材付と断熱材無しの2タイプがありますが、断熱材付で約20kg/坪程度なので葺き替えることで重量は1/3程度へと軽減されます。
屋根面積が30坪の場合であれば2t→0.6tとなりますので随分軽くなりますね。
因みにカラーベストにカバー工法した場合は、2t→2.6t程度になります。
昨日の雨で雨漏りしました。築40年、屋根はスレートです。
近所の業者に来てもらったところ下地がブヨブヨで葺き替えるしかないと言われましたが言われるままにするのも不安です。
このような場合、何に気を付ければ良いでしょうか。
築年数から考えて下地が傷んでいる可能性は充分考えられますが、立地環境や屋根勾配などにより年数が経過していても傷んでいない場合もあります。
実際に見てみないと何とも言えない部分もありますが、カラーベストで起こりやすい屋根材の浮きや反りなどの痛みを下地の痛みと混同してしまう業者もいますので下地が実際に傷んでいるのかどうか他の業者にも見てもらった方が宜しいかもしれません。
過去に屋根塗装と修理をしてもらいましたが再塗装を勧められています。 塗装で済むならそれに越したことはありませんが、それで性能が保たれるのか添付した写真から診断をお願い致します。
屋根塗装により屋根材裏面に入り込んが雨水が排出される部分が埋まってしまい、それが雨漏りの原因になっていることが分かります。
塗装してもさらに状況を悪化させるだけですので葺き替えされることをお勧めします。
今まで3回ほど屋根塗装をしているが、塗装後1年位で風が吹く雨の時に雨漏りするようになった。どういった対処をすれば良いでしょうか?
カラーベスト塗装後の雨漏りは、雨水の逃げ場を塗装により埋めてしまうことで起こります。
塗装する際に気を付けて施工したとしても塗装を繰り返すうちに徐々に埋まっていくため塗装を繰り返す度に雨漏りし易い状態になっていきますので再塗装は気を付ける必要があります。
風を伴った雨の時に雨漏りするということは、屋根材裏面に入り込んだ雨が排出されず屋根裏へ流れ込んでいる状態ですので屋根を葺き替えられることをお勧めします。
ミサワホームのコロニアル屋根、新築から14年後に屋根の汚れや雨漏り?があり、U瓦をコロニアルの上に張った。最近になってU瓦の一部が割れて過きているので元のコロニアルに戻したいが、どんな工事方法が可能ですか?
かわらUを張ったことで屋根が二重になっている状態ですので、通常は、かわらUとコロニアルの両方の屋根を全て剥がします。
防水シートを剥がせば下地の状態が分かりますので、傷んでいるかどうかを確認した後、状態が良ければ野地板を増し張りしてルーフィングを張りコロニアルを施工します。
二重になった屋根を撤去・廃棄する費用が必要なため、通常の葺き替えと比べて費用は割高になりますが、屋根の軽量化がはかれます。
壁にしみが出来、調べて見ると野地板に雨漏りによる、かなりの雨水が浸透しており、コンパネがふやけています。
そこで工務店に依頼した所、スレートなので重ね葺き工事で大丈夫と言われました。
コンパネはそのうち乾くので心配はいらないそうですが、こちらでは葺き替え工事を依頼したいのです。
このような場合、一般的には重ね葺き工事になるのでしょうか?
コンパネが濡れているだけであれば、一度乾かしてからということも考えられます。
ですが、ふやけている場合は、屋根材を固定するためのネジやクギの保持力が不足してしまう、または効かないこともあり強風により剥がれてしまう可能性も考えられますので、重ね葺き(カバー工法)ではなく葺き替えが適しています。
業者により、葺き替えが出来ないのでカバー工法のみを勧めるという業者も見られますが、今の屋根の状態から適切な施工法を提案してくれる業者にも声を掛けて見られてはいかがでしょうか。
①現在の屋根が、図面では彩色石綿屋根材と表示されておりますので、アス
ベスト使用のスレート屋根です。
このような屋根材の場合、カバー工法が良いのか、根本的な対応をして撤去した方が良いの専門的なアドバイスお願い致します。
②自然石付きガルバニウム屋根材の汚れには、要高圧洗浄とありますが、砂ホコリなど雨では流れ落ちないということでしょうか。
積水かわら様の同等製品の手入れを読みますと、再塗装とあります。
結局、再塗装するのであるのなら汚れが落ちやすい屋根材を選択した方が良いのかアドバイスをお願い致します。
現在カバー工法の対象になっているカラーベストは殆ど全てにアスベストが含まれています。
それによりカバー工法か葺き替えかを決めるというより、費用や重量増などを考慮し工事方法を決める方が圧倒的に多いです。
カバー工法であれば自然石付き屋根材で問題ないと思いますが、費用は増えても地震による揺れを軽減したい。
そのために古い屋根材を降ろして葺き替えるという場合は、自然石付き屋根材より断熱材付きガルバリウム屋根の方が断熱性に優れていると思います。
自然石付き屋根材は表面がデコボコしているため徐々にコケなどがつき表面が汚れてきます。
徐々に汚れてくるため気づきにくいこともありますが、施工時の美観を取り戻すには高圧洗浄が必要になります。(圧力を調整しての洗浄)
選んだ色により汚れが目立ちにくかったり、屋根が外から見えにくく気にならない場合もありますので、その場合は高圧洗浄する必要はないかもしれません。
この表面汚れとサビは別の問題ですが、サビにより再塗装するまでにはなかなか至らないと思いますので、お客様の好みで屋根材を選ばれるのが宜しいのではないでしょうか。
トタン・金属屋根についてのQ&A
トタン瓦棒屋根で業者からは全面葺き替えを勧められています。予算が無いのでなるべく安く直す方法はありなせんか?
全体が傷んでいないのであれば、瓦棒は傷んだ縦ライン単位での張り替えも可能です。
低く平らな本体部分をドブ、タルキのある一段高くなった部分をカッパと言いますが、全てが一続きではなく独立した構造になっていますので、傷んだところだけを取り換えできます。
また、ドブを一回り小さくカッパを一回り大きく作ってのカバー工法も可能です。
遠く離れた県にある賃貸物件が雨漏りしていると連絡を受け不動産屋からの紹介された業者に見積もりしてもらったが金額が高い。金額の比較をすることは可能ですか?
もちろん可能です。
遠く離れた地域でお客様の目が届かない案件の場合、相場より高い金額を提示する業者もいるようですが、当サイトは中間業者が入らないシステムになっていますので見積額を是非比較いただければと思います。
トタンの上にかわらUを張っていますがボロボロになっています。
ペンキ等で補修はしていますが、どのような工事方法をするのが良いでしょうか?
まず、かわらUを全て剥がして下にあるトタン屋根の状態を確認する必要があります。
トタン屋根の下地やタルキが傷んでいないか確認後、傷んでいない状態であればトタン部分だけを新しいものに取り換えるのが一番簡単で安価にできる工事方法です。
下地を含む木部が傷んでいる場合は、トタンを全て剥がして傷んでいる下地の部分張り替え、または全面張り替えを行い屋根勾配にあった屋根材を施工する必要があります。
フッ素塗装のガルバリウム鋼板は20年保証となっていますが、このサイトに10年も経たず塗装した例や再葺き替えになった例がありますがメーカーの20年保証で保証されないのでしょうか?
フッ素塗装ガルバリウム鋼板で20年保証の対象は、塗膜に対す何らかの不具合(塗膜のヒビ、割れ、剥がれ、膨れが著しく目立たないこと)が発生した場合になりますが、面積事項としてメーカーで決められた施工・加工・保管・搬送による不具合には適応されないと記載されています。
当サイトに掲載されている例は、この加工による不具合にあたるため20年保証を受けられないのです。
ガルバリウム鋼板の屋根工事は、屋根専門とは歌っていても実は専門外であったり、技術の未熟な者など多くの業者が施工することで様々な不具合が発生しています、ガルバリウム鋼板工事は専門業者が対応する当サイトへご依頼ください。
瓦屋根についてのQ&A
瓦からその他の屋根に葺き替えた時の重量変化は?
瓦からカラーベストに葺き替えると重量は1/2以下、屋根面積が30坪なら4.5t→2tに。
ガルバリウム鋼板へ葺き替えた場合は、4.5t→0.6t程度へと軽減されます。
実際に葺き替えるとなると野地板を増し張りしての工事が主流なので、屋根の重量に野地板の重さが加算されます。
現在、寄棟造りの瓦屋根です。
ガルバリウム鋼板の横葺きにするとあまりに雰囲気が変わってしまうようで抵抗があります。雰囲気を変えることなく屋根を軽くするお勧めの屋根材はありますか?
瓦からガルバリウム鋼板へ葺き替えるとあまりにイメージが変わり過ぎて嫌だという場合、費用は通常の横葺きと比べ高くなりますが瓦型のガルバリウム鋼板がお勧めです。イメージを変えることなく屋根の軽量化もはかれます。
またストーンチップの波形状をしたタイプも波形状の起伏は小さくなりますが瓦型のガルバより費用が安く済むので宜しいかと思います。
切妻和瓦土葺きを縦葺きのガリバリウム鋼板に葺き替えたい。
ソーラーパネル設置予定なので遮熱対策として通気工法に対応可能な業者を指定することは可能ですか?
ソーラーパネル設置予定ということですので、まず屋根材の選択が重要ですね。
断熱性の高い瓦からガルバリウム鋼板の縦葺きへ葺き替える場合は、屋根の遮熱・断熱性を考える必要がありますが、縦葺きタイプの屋根材では遮熱・断熱性を高めることができません。
当サイトでは遮熱対策としての通気工法に精通した専門業者さんが対応させて頂きますのでご安心ください。
二階天井に雨漏りの跡を見つけました。
3年前に屋根のコーキング修理、屋根と外壁の塗装をしています。
雨漏りの修理のみで事足りるのか適切な方法を提案して頂く事はできますか?
塗装屋さんに雨漏修理してもらったということから考えて、雨漏りの原因はコーキング修理が適切に行われていなかった可能性が考えられます。
専門以外の業者がコーキングを使って安易に修理した結果、雨水が排出される部分までコーキングで埋めてしまい、それが原因で雨漏りにつながる例が頻繁に起きています。
まず、この部分で適切な修理が行われているかどうか確認させて頂き、そのうえで適切な対策をご提案させていただきます。
その他屋根についてのQ&A
RC造の5階建で勾配の強い屋根。
アスファルトシングルを金属屋根材に変更したいのですが、どの業者に聞いても工事できないと断られます。
こちらのサイトに工事できる業者さんはいますか?
このような屋根は一般の屋根業者では対応できません。
当サイトは、あらゆる屋根に対応可能な専門業者が揃っていますので、どんな環境にある屋根であったり、他の屋根業者では対応できない難しい屋根であっても施工可能ですので安心してご依頼ください。
添付見積書のチェックをお願い致します。
木造2階建ての2階部分(切妻屋根)についての見積もりです。
屋根はスレートですがペンキがべったりと塗られている為、水捌けできない状態になっているとのことでカバー工法での修理を勧められております。
また下屋根も同様の状態なので早めに修理をした方がいいとその業者は言っています。
築かなり経つので行く行くは修理が必要とは思いますが。
添付見積りが妥当なものかどうか、診断よろしくお願い致します。
見積書を拝見させて頂きましたが特に高過ぎるという事は無いように思われます。
ただ、足場が必要ない状況であれば同程度の費用でガルバリウム鋼板施工も可能かもしれません。
業者曰く、他ではこんな金額ではできない、とのことでしたが特に安いという訳でもないのですね?
まぁまぁ妥当な線、と言う感じでしょうか?
下屋根は形も複雑で面積も広くなります。
下屋根についても一応見積りを出してもらおうと思いますが何か注意点ありますでしょうか。
もっと細かく明細出して等、業者に対して注文の付けどころがございましたらご教示頂きたく。
この金額であれば十分にできる、が正しいという感じです。
下屋根が複雑であるならば、グラスファイバーシングルでの施工は雨仕舞の問題もあるため、お勧め致しません、ガルバリウム鋼板での施工が宜しいと思います。
また、上と下の屋根は同じ屋根材使用が良いと思いますので、結論としてガルバに統一されることをお勧めします。
見積書にある水切り、ケラバなど役物に関してはそれぞれ分けて記載。
下屋に関しては、それぞれの施工の仕方についても説明して頂いた方が宜しいと思います。
葺き替えに伴う関連工事Q&A
屋根の葺き替えを検討している者ですが、雨樋について教えて下さい。
新築時のスレート屋根の上にカワラUを乗せていますが、今回スレートは残置、カワラUを撤去しガルバをカバー工法で施工する予定です。
この場合、カワラUは波状で高さがあり、ガルバは約0.5mm程度と薄く施工後の段差ができますが、そのまま雨樋(横樋)は取り換える事なく利用できますか?
また、施工後約20年経ちますが、耐用年数的には一般的には何年程度ですか?
ガルバリウム鋼板自体の厚さは多くが0.35mm程度ですが、それがそのまま反映される訳ではなく断熱材付きのものであれば厚みによる影響がない場合もあります。
かわらUは波形状をしていますが雨が流れるのは低くなっている部分ですので、現在の雨樋がそのまま使える可能性もあります。
ですが実際にきちんと雨を受けることが出来るかどうかは雨樋の金具を当ててみて判断してもらってください。
20年経過しているとのことですので寿命に近くなってきている可能性もありますが、これも実際に見て判断して頂くのが宜しいと思います。
ハウスメーカーへ依頼して、スレートの屋根に「横暖ルーフ、きわみ」と言うガルバをかぶせる工事を行いました。
ほぼ完成し、先日、ちょっとだけ見せてもらったところ、棟のてっぺん部分の長手の金物(換気棟?)と両端の金物(エンドキャップ?と思われる)との接続部分が、左右(?)とも、それぞれコーキングでつなぎ合わされていました。
そのコーキングの下の接続の様子、構造がどうなってるのかは確認できませんが、こんなところがコーキング処理?、と思うだけでも不安でしょうがありません。
(ひょっとして、数年でコーキングが切れてしまい、雨漏りの原因になるのでは、と不安です)
そこでお尋ねします、こんなところをコーキング処理するものでしょうか?
ひょっとして施工ミスとか、軽い?手抜きなのでしょうか?
そして、やり直してもらうべきでしょうか?
まだ、足場は残っており、明朝、完成検査?の立会を求められているしだいです。
お尋ねの件ですが、エンドキャップには返しがついていて雨水が入り込まない構造になっていますので心配ありません。
また端部にコーキングを打つのは単に見栄えを良くするためであり、メーカーの仕様に則した方法になっていますので、こちらも心配されなくて大丈夫です。
屋根無料見積.comでは屋根材毎の専門業者が対応。
さらに業者の施工法や技術レベルをプロがチェックし、本当に専門業者と呼べる者がだけに厳選しています。