
トタン屋根を横葺きガルバリウムに葺き替えたら雨漏りが発生
雨漏り原因を“屋根勾配”と考えたお客様の判断は正しかった
お客様からのご相談内容:
• トタン瓦棒 → 横葺きガルバリウム鋼板へ葺き替え
• 工事後すぐに雨漏り
• 修理として「屋根塗装」をされたが改善せず
• 昨日の雨でも再び雨漏り
•「勾配が緩いのに横葺きにしたのが原因では?」と疑問を持たれた
実際に現地確認したところ、屋根勾配は 2寸(約11.3度)。
横葺きガルバリウムを施工できる最低勾配(2.5寸)を下回っており、お客様の推測は正しかったのです。
低勾配屋根に使える屋根材や注意点は 「低勾配屋根に使える屋根材」 にまとめています。
ガルバリウム鋼板屋根の雨漏り原因は“施工法と屋根勾配”
横暖ルーフは2.5寸以上の勾配が必須

施工されていた屋根材は 横暖ルーフ(断熱材付きガルバリウム)
メーカー規定:
• 施工可能勾配:2.5寸(14度)以上
理由:
• 勾配が足りないと、雨水が逆流しやすく
• 横葺き特有の“重なり部分”から浸水するため
にもかかわらず、2寸勾配の屋根に横暖ルーフを施工してしまったことが雨漏りの根本原因でした。
さらに、修理として「塗装」を提案したリフォーム業者にも問題があります。
塗装では勾配不適合による雨漏りは絶対に直りません。
▶ 横暖ルーフの特徴・性能・施工例はこちら
施工不良の具体例(写真解説)
1. 棟部の立ち上げ加工は正しいが、その後の笠木取り付けが完全に誤り
o 本体を貫通するネジ止め → 雨漏りリスク大
2. 屋根材の固定が“鉄の丸釘”
o 本来はステンレススクリュー釘が必須
o 鉄釘はサビて保持力が落ちる
3. 防水シートの濡れ跡 → 野地板腐食のサイン
4. 防水シートを剥がすと野地板が腐食しカビが大量発生
5. 追加費用が必要になった理由 → 野地板が再利用できないほど腐っていたため
縦葺きガルバリウム鋼板「スタンビー極み-MAX」へ再葺き替え
勾配5/100から施工可能な“嵌合式縦葺き”が最適解

葺き替え内容:
• 粘着タイプのタディスセルフルーフィングを施工
• 屋根材はスタンビー極み-MAX(縦葺き嵌合式)
• 棟部はメーカー基準通りの立ち上げ加工
• 三晃式より見栄えが良く、耐久性も高い屋根材を提案
工事費用
• 屋根面積:58.8㎡
• 工事金額:103万円 (野地板交換19㎡、雪止め、足場代含む)
ガルバリウム屋根は“正しい施工ができる業者”が10社に1社しかいない
初めから専門業者に依頼していれば、無駄な100万円を払う必要はありませんでした。
ガルバリウム鋼板は軽量で高耐久ですが、施工基準を守らないと必ず雨漏りします。
葺き替え・カバー工法を検討する際は、“ガルバリウム専門の職人”に依頼することが何より重要です。
▶ 屋根葺き替えの費用相場と工法の比較はこちら
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