
お客様からの依頼内容。
築45年のセキスイハイムで7~8年前に購入。
雨漏り跡があり、雨漏り原因を知りたいと言った所、セキスイからは軒先と樋の所から入り込んでいると言われたが、そこより上の方にシミがあるので他に原因があると思っている。
セキスイからはカバー工法で200万円以上、見積は一式と書かれていて明細が分からないので見積もりして欲しいとのご依頼でした。
雨漏り原因を知りたい。
屋根診断の結果。
セキスイから雨水が軒先と樋の所から入り込んでいると言われていたので雨樋上のカバーを取り外してみました。
確かに軒先と樋の間から入り込む可能性も考えられました。
折板屋根の先端に取り付けられた軒先面戸の廻りにも大き目の隙間が空いていて、その隙間から雨水が入り込む可能性もありました。
また、以前の住人が屋根塗装した時にコーキング補修した跡が残っていたので、雨漏り跡は修理する前に付いた可能性も考えられました。
状況をお客様にお伝えしたところ勾配の付いた屋根にしたい、夏の暑さ対策もしたいとのご希望で屋根構造を変えることになりました。
屋根の通気工法と断熱工法。
折板屋根の上に骨組み作り片流れから切妻形状に変更して、できた空間を通気層として活用。
構造用合板の下にグラスウール断熱材も入れ込みました。
新しく取り付けた軒先鼻隠板の表面:ガルバリウム鋼鈑の平板を加工して取り付けてからパナソニックの雨樋取り付け。
妻側の破風板部分もガルバリウム鋼鈑を取り付けてから換気口を取り付けました。
新しい屋根材は縦葺きガルバリウム鋼鈑の立平333
勾配が付いた屋根に変更したことで外観が変わりました。
屋根面積36㎡ 工事金額合計142万円(下地工事、断熱材、破風板板金、雨樋、足場代含む)
この屋根職人さんは、屋根構造を変更する工事を得意にしています。
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この記事を書いた人

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屋根材メーカー(積水化学工業)直属の屋根診断士として活動し屋根工事・見積り経験35年・5,000件以上。
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また、専門資格や専門技術を持つ屋根職人が減った影響で起きている「低品質な屋根工事による被害」を減らすことを目的に日本屋根業者サポート協会に加盟する屋根職人とお客様との橋渡しをする活動を行っており、悪質業者による被害を減らすため900件以上の屋根相談、ボッタクリ被害を減らすための見積書診断サービスを180件以上行っています。
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