工事を途中でほっぽらかし逃げた屋根業者。

これ以降の工事を引き継いでくれる業者さんがいますか?横浜市神奈川区

悪質屋根業者のトタン屋根葺き替え工事before&after写真
知り合いの業者に依頼して工事は途中まで終わっているが逃げてしまったようで連絡が取れない。
勾配の緩い屋根をかさ上げして傾斜を付け、現在ルーフィングまで終わっている状態で足場も付いている。
「これ以降の工事を引き継いで工事してくれる業者さんがいますか?」と連絡頂きました。

工事前の屋根。
トタン屋根のかさ上げ工事
工事を引き継いだ時点で屋根がかさ上げされていたため、工事前はどんな状態だったのか?
グーグルアースで見ることができたので掲載してみました。(1枚目が工事前の写真)

一般の屋根業者が手を出してはいけない三晃式トタン屋根

悪質屋根業者の工事を引き継いだトタン屋根葺き替え工事
1:何のために、かさ上げしたのか?
かさ上げすることで何が解消されると思ったのか? 疑問を感じます。
元の屋根は三晃式トタン屋根(芯木無し瓦棒)で、古い屋根を剥がして新しく張り替えるだけで済む工事なのですが、知り合いの業者はこの屋根を工事できる施工技術を備えておらず、他の屋根への葺き替えを考えていたのでしょう。

2:お客様は工事費用の7割程度を支払い済みで、あまりお金をかけたくないようでしたので、現状を生かして工事することになり、とりあえず元の屋根とかさ上げした部分の隙間を埋めるため、ガルバリウム鋼板の平板を加工して取り付けました。

3:クリーム色に見える部分には防水シートが張られていませんでした。
赤丸で囲った棟違い部分(高い屋根から低い屋根への接続部分)の工事をどうすれば良いのか? 悩んだ挙句、自分で工事するには手に余ると考え逃げてしまったと推測されます。
見積書にはガルバリウム鋼板と書かれているだけで、どんな屋根にするかは書かれていないそうですが、そもそも三晃式トタン屋根=芯木無し瓦棒は一般の屋根業者が手を付けてはいけない屋根なのです。

雨水の流れを考え、一段高くなったトタン屋根部分は2枚目まで新しく張り直しました。

トタン瓦棒屋根 ー 芯木有り・無しの違い。

トタン瓦棒-芯木有りと無しの違いいわゆるトタン屋根には、
芯木有り瓦棒(一般的なトタン屋根)と芯木無し瓦棒(三晃式)があります。
見た目は似ていますが、芯木有り瓦棒はタルキが入っていて、芯木無しにはタルキが入っておらず中は空洞になっています。
芯木無し瓦棒は雨水が侵入しない構造になっており、勾配が緩い場合や積雪の多い地域にも適しています。

三晃式トタン屋根完成

芯木無しトタン瓦棒屋根葺き替え工事
三晃式(芯木無瓦棒)トタン屋根完成写真。
雨樋を隠すように取り付けられていた化粧幕板を撤去して雨樋を丸トップ105に取り替えました。
その他工事として、外壁コーキング打ち換え・室内天井補修しました。1階部分の壁際は、既存雨押えを取り外した後、以前のように屋根材の上に抜き板を取り付ける工事方法ではなく、先に桟木を壁際部分に取り付けてから雨水が入らないよう本体を立ち上げ加工し、新しい雨押えを正しい工法で取り付けました。

屋根面積64㎡ 工事金額合計83万円(1階トタン屋根修理、外壁コーキング打ち換え、室内天井補修含む)

横浜市神奈川区及び隣接地域の屋根工事例は、「横浜市の屋根リフォーム(屋根葺き替え・カバー工法・修理)工事例」に掲載しています。

 

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