
下地がブヨブヨだから葺き替えないとダメ!と言われた。
| お客様からの依頼内容。 |
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「昨日の雨で雨漏りしました。築40年木造家屋二階建て、屋根はスレートです。 |
屋根塗装後で雨漏り、何が適切か診断してもらいたい(藤沢市の事例)
下地は傷んでいませんでした。

屋根塗装後すぐに雨漏り、天井板にも数カ所ふくれが見られたので屋根を工事するまでの間、ブルーシートをかけて養生しておきました。
下地の状態は、近所の業者から指摘されたのと違い、まだしっかりしていたため粘着タイプのゴムアスルーフィングを貼ってからガルバリウム鋼板でカバー工法して換気棟も新設しました。
スレート屋根を施工するには勾配が緩く、屋根塗装によりさらに雨漏りし易くなる状態でしたが、ガルバリウム鋼板の横葺きは2.5寸勾配以上から施工できるため横暖ルーフで施工し、換気棟も取り付けました。
▶ 横暖ルーフについてはコチラ
新築時の欠陥屋根工事も雨漏りの原因

■雨押え(1階屋根と2階外壁との接続部分)が、どうしてグニャグニャになっているのか?
■雨押えは、横から釘を打って中の貫板に固定するものですが、どうして上側にも釘が打たれているのか?

雨押えを持ち上げてみて初めて、その原因が分かりました!
何と、雨押えの下(中)に絶対になければならない貫板(ヌキ板)が無かったのです。
新築時の工事はひどい欠陥工事であり、雨漏りの原因は屋根塗装以外にもあるようなので屋根と外壁、サッシ廻りも含め放水試験をして確認しました。
ガルバリウム鋼鈑の横暖ルーフでカバー工法。

1階部分の壁際は、既存雨押えを取り外した後、以前のように屋根材の上に抜き板を取り付ける工事方法ではなく(ガルバリウム鋼鈑屋根では雨漏りの原因になるから)
先に桟木を壁際部分に取り付けてから雨水が入らないようガルバリウム本体を立ち上げ加工し、新しい雨押えを正しい工法で取り付けました。
屋根面積120㎡ 工事金額合計151万円(1階トタン屋根修理、雨漏り養生費、屋根・外壁放水調査含む)
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この記事を書いた人

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屋根材メーカー(積水化学工業)直属の屋根診断士として活動し屋根工事・見積り経験35年・5,000件以上。
屋根工事の裏側を知り尽くした運営責任者が経験で得た専門情報をお伝えします。
また、専門資格や専門技術を持つ屋根職人が減った影響で起きている「低品質な屋根工事による被害」を減らすことを目的に日本屋根業者サポート協会に加盟する屋根職人とお客様との橋渡しをする活動を行っており、悪質業者による被害を減らすため900件以上の屋根相談、ボッタクリ被害を減らすための見積書診断サービスを180件以上行っています。
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