
「賃貸物件の屋根から雨漏りしているので、一度見てもらえませんか?」
横浜市西区にお住まいのT様から、そんなご相談をいただいたところから今回の工事は始まりました。
築43年の木造2階建て。20年前にトタン屋根からスレート屋根へ変更したそうですが、どうやらその工事が雨漏りの原因になっていたようです。
「コストは抑えたい。でも20年は安心して使える屋根にしたい」

T様のご希望はとてもシンプルで、「無駄な費用はかけず、長く安心できる屋根にしたい」 というものでした。
現地調査を行うと、スレート材の浮き・ひび割れ・裏面の劣化など、雨漏りを疑う症状がいくつも確認できました。
そして最も大きな問題は、屋根勾配がスレート屋根に適していなかったこと。
勾配が緩い屋根にスレート材を施工すると、どうしても雨水が流れきらず、雨漏りのリスクが高くなります。
他業者が勧めた工事は「この屋根には不向き」でした
T様は複数の業者に相談されたそうですが、中にはカバー工法や横葺きガルバリウムを勧める業者もいたとのこと。
しかし、これらの工法は今回のような「緩い屋根勾配」には適していません。
問題の根本である勾配を無視した提案では、雨漏りを解決できるはずがありません。
横浜市担当の職人が現場を確認した結果、「縦葺きガルバリウム鋼板での葺き替えが唯一の正解」という判断に至りました。
低勾配屋根に使える屋根材や注意点は 「低勾配屋根に使える屋根材」 にまとめています。
屋根勾配以外にも雨漏りの原因が潜んでいました

現場から送られてきた写真を確認すると、勾配以外にも問題がいくつも見つかりました。
• 雨漏り箇所は応急処置として粘着タイプの防水シートで養生
• 屋根材裏面には白カビが発生
• 屋根材を固定する釘が「使用してはいけない普通釘」
• 防水シートは薄い17kgタイプ
• ケラバ内部に誤った位置で釘が打たれている
• 捨板が棟まで届かず寸足らず
• スレート材を剥がすと、下から腐ったベニヤ板が出てきた

さらに驚いたのは、スレート屋根の下に“古いトタン屋根”が残っていたこと。
その下地まで腐っており、二重屋根の内部はボロボロの状態でした。
この状況でカバー工法を勧める業者がいたという事実に、T様が不安を感じたのも当然です。
下地(野地板)の劣化が施工法を決める原因になるケースは多く、 詳しくは 「屋根下地(野地板)の重要性」をご覧ください。
緩勾配に最適な「縦葺きガルバリウム鋼鈑スタンビー」へ葺き替え

腐った広小舞は新しい木材へ交換し、野地板を増し張りしたうえで粘着タイプのゴムアスルーフィングを施工。
軒先スターター(唐草)を取り付け、屋根材は 緩勾配に適した縦葺きガルバリウム鋼鈑「スタンビー」 を採用しました。
ガルバリウム鋼板は耐久性が高く、軽量で建物への負担も少ないため、「コストを抑えながら長持ちする屋根にしたい」というT様のご希望にぴったりの屋根材です。
屋根材:縦葺きガルバリウム鋼鈑のスタンビーについてはコチラ
横浜市でガルバリウム屋根工事を依頼する際の注意点
ガルバリウム鋼板は優れた屋根材ですが
• 屋根勾配に合った種類を選ぶこと。
• メーカー施工基準を守って工事すること。
この2点が守られていないと、本来の性能を発揮できません。
屋根工事は「どの材料を使うか」よりも、“その屋根に合った材料を選べているか”がとても重要です。
工事概要
• 屋根面積:42㎡
• 工事内容:二重屋根撤去・廃棄、野地板増し張り、ルーフィング、縦葺きガルバリウム鋼鈑スタンビー葺き替え
• 工事金額:合計74万円(駐車場代含む)
まとめ:雨漏りは「屋根材の選び方」で防げます
今回の雨漏りは、「屋根勾配に合わないスレート材を使ったこと」が大きな原因でした。
屋根は建物を守る大切な部分。
勾配・下地・施工方法までしっかり確認し、その屋根に合った材料を選ぶことで、長く安心して暮らせる住まいになります。
横浜市で屋根工事をご検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。
現場を丁寧に確認し、最適な工事方法をご提案いたします。
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