「業者の腕次第で持ちが違う!」という記事を読み。
カバーメタルを断りスーパーガルテクトで、かわらU葺き替え。京都府宇治市
ガルバリウム鋼板は「業者の腕次第で持ちが違う!」と書かれた当サイトの記事を読み電話してこられたとの事。
お客様のご希望。
築35年経過する屋根で、スレートにセキスイのかわらUを載せてある。
セキスイルーフテックから専用屋根材(カバーメタル)でのカバーを勧められたが、お客様は一度かわらUを剥がしスレートの状態に戻してからガルバリウム鋼板でのカバー工法の方が良いと考え見積もりを出してもらったそうです。
スレートに戻しての再カバー工法で勧められた屋根材は、カレッセで7,700円/㎡。
寄棟の多面体屋根(12面)で1・2階合わせて98.7㎡+足場、太陽光の撤去も入り150万円程度。
各項目は別に高いと言える金額ではないが、屋根材本体は断熱材付ガルバリウム鋼板でももっと安く済むと伝えました。
その他に雨樋の取り換えも考えており、屋根とは別でパナソニックのPC77で3,800/㎡。
他にも見積もりしてもらおうとリフォーム屋にも声を掛け外壁塗装の見積もりも頼んでいるとのことでした。
この【かわらU】は、無石綿タイプのため屋根全体で塗膜の剥がれが酷い状態でした。
カバーメタルの施工可能な範囲とは。
このように劣化の激しい状態では、カバーメタルで屋根材本体だけはカバー施工出来ますが、塗装しか出来ない軒瓦・ケラバ・丸棟瓦・降り棟・三つ又などの役物は直ぐに塗料が剥がれ落ちてしまうため何度も塗り直しが必要になります。
そのため、お客様が考えた「スレートの状態に戻してからガルバリウム鋼板で」というのが正しい選択です。
工事内容は、スレートの状態に戻してからルーフィング・スーパーガルテクトで再カバー工法しました。
ガルバリウム鋼板は「業者の腕次第で持ちが違う!」という当サイトの記事を見たとの事でしたが、業者の腕も重要ですが、実はそれ以上に工事の内容が重要です。
上の写真で見える棟部や一階屋根から外壁へ続く雨押え部の本体立ち上げ工事は、工事完了後の雨漏りトラブルを防ぐ上で非常に重要ですが、これを守って工事している業者は非常に少ないのです。
完成写真:スレート屋根(コロニアル)まで戻し、スーパーガルテクトでの再カバー工法。
屋根工事96.5㎡+足場、太陽光撤去で131万円でした。
外壁塗装は水性セラミックシリコンを使用、雨樋は直ぐに取り換えが必要なほど傷んでいなかったので塗装対応させて頂きました。
屋根面積96.5㎡ 工事合計金額196万円(外壁塗装、温水器撤去・廃棄、バルコニー波板取り替え、足場代含む)
宇治市及び隣接地域の屋根工事例は、「京都府の屋根工事例」に掲載しています。 |