屋根工事の契約を破棄して。
専門業者でないと屋根寿命に差が出ることを知ってしまい。横浜市泉区
パミール屋根にカバー工法を勧めた他業者との契約を破棄、当サイトで屋根葺き替えした工事写真です。
一度屋根塗装したが痛みが酷く、今回ガルバリウムでのカバー工法を勧められて工事契約。
9日後に工事が始まるが「パミール屋根は葺き替えが望ましい事を知ってしまい不安になった。」
また「ガルバリウム鋼板屋根のカバー工法による取付でも専門業者でないと取付後の屋根寿命に差が出ることを知ってしまい、このまま進めて良いのか、かなり不安になってしまった」とお問合せ頂きました。
既に契約済みで工事日も確定済みのため、工事業者さんとの関係が悪くならないよう工事方法などについて業者さんと相談しながら慎重にお進め頂きたいと返信させて頂いたのですが・・・
後日、契約を解除してきたので調査して欲しいと再度メールを頂いたのでした。
一度塗装したパミール、今度はカバー工法を勧められた。
屋根はリフォーム会社に一度塗装してもらったそうですが、いよいよ症状が酷くなったため今回は屋根のカバー工法を勧められました。
パミール屋根の症状。
ニチハのパミールで見られる主な症状として
1:パミール釘が腐食して起こる屋根材のズレや落下。
2:パミールを無石綿化(ノンアスベスト)した影響で起こる屋根材自体の剥離や剥がれ。
の2つがあります。
こちらの屋根は2番目で、一度屋根塗装してあり表面の塗膜はそれほど傷んでいませんでしたが、屋根材自体が何層にも渡って剥がれる層状剥離が起きて表面が浮き上がっていました。
パミール屋根の結露。
お客様が心配していたパミール屋根の結露。
左写真:パミールを撤去している最中ですが、工事日前後に雨が降っていた訳でもないのに防水シートが濡れています。
右写真:パミールを撤去後ですが、結露によるシミ跡が至る所に見られます。
屋根工事の方法として、なぜカバー工法より葺き替えが望ましいのか?
それは新しく載せるガルバリウム鋼板を固定するため、普通の鉄くぎを使う業者も意外と多く、結露により内部から鉄くぎを腐らせてしまい屋根材が剥がれる原因になるからです。
また、ボロボロになったパミール屋根を残しておいても屋根が重くなるだけで何のメリットもありません。
パミール屋根葺き替え工事。
パミールを全て撤去・廃棄後、既存下地に構造用合板を重ね張りしてライナールーフ(防水シート)を施工。
新しい屋根材は、ガルバリウム鋼板にマグネシウムを添加したIG工業のスーパーガルテクト。
通常のガルバリウム鋼板より長く持つ材質のため工事内容もメーカー施工仕様を超える安全対策を施してあります。(メーカー施工仕様を守って工事している業者は全体の1割程度しかいません)
屋根面積88㎡ 工事合計金額180万円(多面体屋根、雪止め、足場・メッシュシート代含む)
他業者からカバー工法で出された金額+数万円でメーカー施工仕様を遥かに超える葺き替え工事が出来ました。
横浜市泉区及び隣接地域の屋根工事例は、「横浜市の屋根工事例」に掲載しています。 |