スレート屋根にSGL鋼板リファーナでカバー工法。屋根工事例253

きちんとした屋根専門業者に頼んだ方が良いと考えた。

業者に不満は無かったが融通が利かなかった（所沢市）

お客様からの相談内容。

当サイトで行っている「見積書のチェックサービス」を電話にてご利用頂いたお客様。
屋根工事の内容と金額を詳しく聞かせて頂きましたが、特に問題無かったため「依頼されて宜しいと思いますよ」とお伝えさせて頂きました。

しかし、それから20日程過ぎた頃に再度電話を掛けてこられました。
実は、前回は他の見積サイトを利用し３社紹介されたそうなのですが・・・
●１社は屋根にも上がらず何もしなくて大丈夫と言い。
●１社は１階の屋根には上がったが全体を見るには足場がいると言われた。
●１社はきちんとした見積書を出してくれた。
その見積書を当サイトが診断し、問題ないとお伝えしたのですが・・・

その業者に特に不満は無かったが融通が利かなかったそうで、きちんとした専門業者に頼んだ方が良いと考えたそうです。
当サイトの担当業者は数案の見積もりを提出、その中に今一番新しい屋根材「リファーナ」も含まれていたことから今回の工事となりました。

メタル建材のリファーナ(SGL鋼板)とは

リファーナは、SGLを使い作られた屋根材です。
SGLとは、Superior(上質な) ・Special(特別な) ・Super(超越した)の「S」+ガルバリウム鋼板のことで日鉄鋼板（日鉄住金鋼板から商号変更）の特許商品です。
リファーナは現在、日鉄鋼板グループのメタル建材で販売されています。

ガルバリウム鋼板をベースにマグネシウムを2%添加したもの。

アルミニウム含有率55%・亜鉛合金メッキのガルバリウム鋼板に比べ、マグネシウム(Mg)の防錆効果をプラスすることでガルバリウム鋼板の３倍超の耐食性を実現。
海岸から500m以上離れた地域において穴あき25年の保証がついています。

マグネシウムが保護被膜を作り錆びにくい構造になっています。

SGL鋼板リファーナの施工。

まだ新しい屋根材なので施工例が非常に少なく、担当業者さんにとっても初の工事。
初めてとのことだが施工に問題はないですか？とお客様から電話頂きましたが、屋根材の材質が新しくなっただけで専門資格を持つガルバリウム専門職人さんがいつも施工している屋根材と構造的に同じなので全く問題ないです、とお伝えしました。

施工の問題はありませんでしたが担当業者さんによると、他県の職人から聞いていたが、やはりある役物の構造に無理があり改良の余地があるとのことで材料屋さんからメーカーに伝えてもらったそうです。
高い施工技術を備えた職人でないと、屋根形状によっては現時点では問題が発生する可能性もありそうです。

屋根面積71.8㎡工事金額合計117.7万円（雪止め、足場代含む）

お客様の声

後日のメールより抜粋。
屋根の方ですが、昨日の猛暑に気付かないほどです。雨音も静かになりました。
遮熱と遮音の効果は抜群です。
〇〇さんは屋根屋さんで出来る事は隅々まで工事をして下さいました。
ベランダに出る度に流石だなあと感心している毎日です。
今回、市川さんと〇〇さんにご縁がありました事を嬉しく思います。本当に有難うございました。
暑さが厳しくなりますがご自愛下さいませ。（文字起こししたお客様の声はコチラ）

この記事を書いた人

市川清信屋根無料見積.com運営責任者

屋根材メーカー(積水化学工業)直属の屋根診断士として活動し屋根工事・見積り経験35年・5,000件以上。
屋根工事の裏側を知り尽くした運営責任者が経験で得た専門情報をお伝えします。

また、専門資格や専門技術を持つ屋根職人が減った影響で起きている「低品質な屋根工事による被害」を減らすことを目的に日本屋根業者サポート協会に加盟する屋根職人とお客様との橋渡しをする活動を行っており、悪質業者による被害を減らすため900件以上の屋根相談、ボッタクリ被害を減らすための見積書診断サービスを180件以上行っています。