19年程度で屋根修理の必要あるの?
カバー工法でやった方が良いと言われたが・・・横浜市瀬谷区
お客様からの電話相談。
築19年のカラーベスト屋根。
棟が浮いていると業者に声を掛けられ、棟の修理を勧められたが、本体にふかふかする所があるため、カバー工法でやった方が良いと言われたが、葺き替えでも良いと言われている。
保険に入っているなら棟の修理で30万円程度降りるだろうと業者に言われたそうですが、そんなには降りないと思いますよと伝えました。
「19年程度で修理の必要があるのか?」聞きたいと言われましたが、年数からいって今まで何もしたことがないのであれば修理の必要性はあるだろうが、状況によってはカバー、または葺き替えも必要になる年数だともお伝えさせて頂きました。
実際の屋根状態。
廻ってきた業者に指摘されたとおり確かにあちこちの棟が浮いていて、内部の笠木が腐り棟包みを固定する釘も抜けて無くてなっている所や屋根材のひび割れ・抜けなども見られました。
屋根を施工した業者はあまり工事の上手い業者でなかったようですが、屋根を塗装した業者も縁切りをしていないなどあまり良い業者ではなかったようです。
多面体屋根は、雨漏りトラブルが起こります
カラーベスト・コロニアル(スレート)多面体屋根、横暖ルーフでカバー工法。
二階だけで11面もある多面体屋根、屋根形状が複雑になるほど雨漏りのリスクも比例して高まるため、出来るだけ腕の良い屋根職人に依頼すべき形状の屋根です。
粘着タイプのゴムアスルーフィングを張り横暖ルーフきわみをカバー工法(重ね葺き)。
多面体屋根で雨漏りし易い棟部の工事は、笠木の手前でガルバリウム本体を上に立ち上げ加工して雨が入らないよう二重の安全策が講じられています。
屋根面積60㎡ 工事金額合計135万円(雪止め、足場代含む)
横浜市瀬谷区の屋根葺き替え・屋根修理は横浜市ページをご覧ください。
この記事を書いた人
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1991年から屋根材メーカー(積水化学工業)直属の屋根診断士として活動。
屋根工事・見積り経験35年・5,000件以上、実体験を元に、お客様の役に立つ情報を発信しています。
また、専門資格や専門技術を持つ屋根職人が減った影響で起きている「低品質な屋根工事による被害」を減らすことを目的に日本屋根業者サポート協会に加盟する屋根職人とお客様との橋渡しをする活動を行っています。
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