実際に屋根を見て欲しい。横浜市神奈川区
三階建ての屋根葺き替え。
三階の屋根から30cmほどの金属が落ちてきた、雨樋も変形している。
工務店から「下地はしっかりしているのでカバー工法で大丈夫」と勧められたそうですが、実際に屋根を見て欲しいとご依頼頂きました。
屋根を点検すると棟板金が無くなっており笠木も傷んでいました。
それ以外の部分も浮いており今にも落ちそうな状態のためテープで固定。
(本来、棟部の笠木はコロニアル本体の上に取り付けなければなりませんが、こちらの工事では笠木の手前までしかコロニアルが葺かれておらず完全な手抜き工事でした)
葺き替えをお勧めした理由。
この屋根、普通の屋根業者なら間違いなく「カバー工法」を勧めるはずですが、担当業者さんは野路板の痛みを見抜き葺き替えをお勧めしました。
表面を見ただけでは分からない部分まで見抜くのが本物のプロ。
カバー工法を勧める業者に依頼していたら? 恐ろしい結末が待っていたことでしょう。
トップライト廻りの木にも雨が侵入し腐っていましたが、もう必要ないとのことでしたので3箇所のトップライトを撤去。
上写真の最後から2枚目の屋根構造ですが、この形状の屋根は雨漏りし易く、コロニアルでもそうですが、ガルバリウム鋼板屋根にする場合は、雨漏りさせないための加工が絶対に必要ですが多くの屋根業者はそのことを知りません。
野地板が腐食した重大な欠陥工事(屋根 水切り)
3枚目のケラバ部分の拡大写真ですが。
①点線部分、ケラバ水切りの雨水が流れる部分には絶対に釘を打ってはダメなのに打たれている。
②水切りに重ねる本体は雨水が侵入しないようカットしなければならないのにカットされていなかった。
ルーフィングがあるから大丈夫などと考え、手間が掛かるためきちんと施工しない業者が非常に多く存在します。
このような手抜き工事はそこかしこで行われていますが、一般のお客様では、どんな工事をする業者か判断できません。
費用の安さを売る業者ほど手抜き工事をする傾向があるので注意が必要です。
バルコニー内壁になる板金部分に雨水が侵入して変形、中の木材も腐食していたため全て新しく取り換え。雨樋も取り換えました。
三階建て(急勾配) 屋根面積95㎡ 工事金額合計 211万円(雪止め、換気棟、足場代、トップライ3個撤去、バルコニー内壁改修、雨樋取り換え・改修含む)
横浜市神奈川区及び隣接地域の屋根工事例は、「横浜市の屋根工事例」に掲載しています。 |