屋根の端がめくれているので修理して欲しい。
30年材料品質保証の天然石ストーンチップ屋根。
築16年、屋根の端がめくれているので屋根を修理して欲しいとご依頼頂きました。
屋根材は天然石ストーンチップ(天然石とガルバリウム鋼板)の「コロナ(CORONA)」
30年の材料品質保証と10年の美観保証が付いている非常に長持ちする屋根材なのですが、いい加減な工事がされた影響で修理が必要になってしまいました。
ケラバの軒先部分は持ち上がっており内部の木材が腐り無くなっている部分もありました。
ケラバ部が剥がれた原因は、屋根材メーカーで決められた施工方法。
この場合は、ケラバ部分に入れ込むべき捨板が取り付けられていなかったからです。
本来は、上写真のように屋根材本体を端っこまで施工することはありません。
ケラバ部分は、初めに木材を取り付け、その手前に捨板を取り付けます。
こうする事でケラバ部に流れ込んだ雨水は捨板を通って雨樋に流れ込むため木材が腐る事は起こりません。
このように必要な役物を省略した工事は、他のガルバリウム鋼鈑屋根でも良く見られます。
きちんと直すには屋根を全て剥がして正常な状態に戻すか、屋根を葺き替え直す必要がありますが、多額の費用が掛かるため、修理対応させて頂きました。
ケラバを取り外し腐った木材を取り換え。
屋根材メーカーで決められた本来の施工方法とは違いますが、きちんと修理できないため、この屋根を施工した業者と同じ状態に戻す修理をして完了。
ストーンチップ屋根、16年経過した時点の状態ですが、コケやカビが多く生えて屋根材表面が変色しています。
ストーンチップ屋根をキレイに保つためには、定期的に高圧洗浄する必要があります。
屋根修理金額合計 27.4万円(ケラバ部分の修理代金7万円、足場代20.4万円。保険適用)
入間郡及び隣接地域の屋根工事例は、「埼玉県の屋根工事例」に掲載しています。 |