
千葉市のお客様から「外壁塗装のため足場が掛かっているので、この機会に屋根も葺き替えたい」とご相談をいただきました。
建築関連のお仕事をされていた方で、屋根材はSGL鋼板のスーパーガルテクトを希望、さらに「カバー工法ではなく葺き替えで進めたい」と明確なご要望をお持ちでした。
外壁塗装の足場が既に設置されているため、屋根調査がスムーズに行える状況。
積水ハウス特有の屋根材であるセキスイかわらCITYが使われていることが確認できました。
積水ハウスの屋根材「セキスイかわらCITY」
足場があるため屋根調査が容易に

かわらCITYは積水化学工業が製造した屋根材で、波形状の高さが49mmと大きく、一般的なスレート屋根とは構造が大きく異なります。
積水ハウスの住宅では多く採用されており、葺き替え時には専用の納まりや役物加工が必要になる屋根材です。
かわらCITYの劣化状況(アスベスト非含有タイプ)
表面剥離だけでなく基材の劣化も進行

今回のかわらCITYはアスベストを含まない後期型で、基材が脆くなりやすい特徴があります。
過去に塗装されていたため表面の剥がれは部分的でしたが、剥離箇所を確認すると、
• 表面塗膜の剥がれ
• 基材そのものの剥離 が進行していました。
塗装業者から「屋根は塗っても長持ちしない」と指摘され、急遽葺き替えを検討された可能性が高い状態でした。
アスベスト非含有タイプのかわらCITYは劣化が早く、塗装では延命できないケースが多いため、葺き替えが適切です。
スーパーガルテクトへの葺き替え
SGL鋼板の高耐久性が魅力
お客様が希望されたスーパーガルテクト(SGL鋼板)は、ガルバリウム鋼鈑にマグネシウムを2%添加した高耐久屋根材で、
• サビに強い
• 軽量で耐震性に優れる
• 断熱材付きで遮熱性能が高い という特徴があります。
積水ハウスの屋根構造との相性も良く、長期的なメンテナンス性を考えても最適な選択です。
かわらCITYの撤去と防水層の再構築
屋根材撤去とルーフィングの貼り替え

棟板金と内部の笠木を取り外し、かわらCITYを全面撤去。下地の状態は良好であったため、
• 構造用合板の増し張りは不要
• 防水シート(ゴムアスルーフィング)のみ新しく貼り替えという最適な工程で進めました。
下地が健全な場合、無理に増し張りを行わず必要な工程だけを行うことで、コストを抑えつつ耐久性を確保できます。
ケラバ部の納まり改善|現場加工のケラバカバー
屋根材の厚みが49mm→16mmへ。隙間をどう処理するか

かわらCITYからスーパーガルテクトへ変更すると、屋根材の厚みが大きく変わるため、ケラバ部に3cm以上の隙間が生じます。
このままでは雨水が侵入し、外壁側へ水が回る危険があります。
そこで、
• ガルバリウム鋼鈑の一枚板から現場加工
• 屋根形状に合わせたオーダー ケラバカバーを製作
• 隙間を完全に塞ぐ納まりへ改善しました。
積水ハウスの屋根は特殊な形状が多いため、既製品では対応できない部分を職人の板金加工で補うことが重要です。
積水ハウスの屋根葺き替え完了
屋根面積 130㎡ 工事合計金額 233万円(雪止め含む)
外壁塗装の足場を活用したことで、追加の足場費用を抑えつつ、屋根の葺き替えを効率的に進めることができ、SGL鋼板のスーパーガルテクトによって、耐久性・遮熱性・防水性が大幅に向上した屋根へと生まれ変わりました。
施工例一覧を見る(施工方法・屋根材別)
葺き替え・カバー工法・屋根材別に、当サイトの施工例を一覧でご紹介しています。
工事内容や屋根材から、気になる施工例を探すことができます。
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| 葺き替え施工例 古い屋根を一新し、軽くて丈夫な金属屋根へ |
カバー工法施工例 既存の屋根を残し、金属屋根でしっかり重ね張り |
屋根修理施工例 気になる傷みを部分補修し、雨漏りを未然に防止 |
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関連する積水ハウス屋根の施工例
• セキスイかわらCITYの葺き替え事例→ 「かわらCITY」と「かわらU」の見分け方。無石綿化による弊害を解説。
• スーパーガルテクト(SGL鋼板)施工例→ スーパーガルテクトの特徴と耐久性を紹介。
• 積水ハウス住宅の屋根リフォーム特集→ スレート屋根・かわらU・かわらCITYの施工事例
• ケラバ・棟部の板金加工事例→ 現場加工が必要な積水ハウスの屋根構造を写真付きで解説。







