積水ハウスの屋根葺き替え見積依頼。
現在外壁塗装する予定で既に足場が掛かっているので、その足場を利用して屋根も一緒に葺き替えたい。
屋根材は、SGL鋼板のスーパーガルテクト希望で、カバー工法は考えていない(注:できません)。
屋根足場が必要な場合は追加して欲しいと建築関連の仕事をしていたお客様からお電話頂きました。
セキスイかわらCITY(シティー)
現在の屋根は「セキスイかわらCITY(シティー)」
外壁塗装のために足場が既に組まれていたので屋根を簡単に見る事ができました。
屋根の劣化状況。
この「かわらCITY」は、かわらUの上位版でアスベストを含んでいないタイプです。
過去に塗装してあったので屋根の剥がれは部分的なものでしたが、剥がれた所を見ると表面の剥がれだけでなく基材自体が剥がれていました。
恐らく外壁と屋根を塗装する予定だったが塗装屋さんから屋根を塗っても持たないと言われ急遽葺き替えを考えたのではないでしょうか?
ガルバリウム鋼鈑、スーパーガルテクトへの葺き替え。
お客様が希望されたSGL鋼板のスーパーガルテクトは、ガルバリウム鋼鈑に2%のマグネシウムを添加してあり通常のガルバリウム鋼鈑よりサビ難くなっています。
セキスイかわらCITYの撤去。
棟板金と内部の笠木を取り外し「かわらCITY」を全て撤去。
下地の増し張りは行わず、防水シートのゴムアスルーフィングだけ新しくしてスーパーガルテクトを施工することになりました。
ケラバ部の工事。
これはケラバ部分の本体工事ですが、屋根が「かわらCITY」からスーパーガルテクトに変わったことで屋根材の厚みが49mm→16mmへと減少したことで、ケラバのカバーと屋根本体との隙間が3cm以上広くなってしまいました。
隙間から雨水が入り込むのを防ぐため、右写真のようにケラバーカバーを現場に合わせて加工し取り付けました。
完成写真。
屋根面積130㎡ 工事合計金額233万円(雪止め含む)
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