積水ハウスの屋根、セキスイかわらCITYの葺き替え

お客様の依頼内容。

【相模原市から電話頂きました】
4社ほどに見積依頼したが屋根に上がったのは1社のみ。
その業者から屋根は「かわらU」ではないかと言われ、「かわらU」だけ剥がしてエコグラーニが良いのではないかと勧められたそうです。

天井に雨染みあるので、天窓からなのか屋根からなのか分かりませんが、コロニアルの上にカバー工法できるのか?
下地が傷んでいるかもしれないので、傷んでいる下地を取り換えて再カバー工法できるのか?
など下地の痛みを見て提案して欲しいとの事でした。

お電話を頂いた後に当サイト管理人がお客様宅をグーグルアースで見てみると屋根は「かわらU」ではなく「かわらCITY」でした。

天井に付いた雨染みの原因。

「かわらCITY」は積水化学工業の製品で正式名称は「セキスイかわらCITY(シティー)」
お客様は中古で積水ハウスを購入されたので分からなかったようですが、「かわらCITY」は新築時から付いていた屋根材です。

積水ハウスの天井に雨染み付いた原因
上段1、棟面戸1:積水ハウスの「かわらCITY」は、ケラバ部に取り付けられている金属製破風板との兼ね合いで通常の棟瓦ではなく板金棟が取り付けられています。
瓦屋根の漆喰と同じ役割をするウレタン棟面戸が取り付けられていますが、この棟面戸がズレていました。

上段2、棟面戸2:棟面戸が取れて無くなっていた部分、変色している所に付いていました。
棟面戸の欠損した部分から棟の中心部へと雨水が入り込んでいたようです。

上段3→下段、天窓エプロン: 天窓(トップライト)の下部には雨水侵入を防ぐエプロンが取り付けられています。
しかし、このエプロンが劣化。波形状をした「かわらCITY」は高さ49mmで通常の瓦屋根より凸凹が激しく無理な力が加わっていた影響で数か所に擦り切れがあり雨水が入り込んでいました(茶色く見える部分は、空いた穴に工事までの間コーキングで一時修理していた所です。)

屋根の劣化状況。

積水ハウスの屋根劣化状況
屋根の表面が大きく剥がれ中の基材が見えている所。
薄く剥がれた所に苔が生えたりしていましたが、アスベスト含有タイプのため全体的にそれほど傷んでいる訳ではありませんでした。

ガルバリウム鋼鈑への屋根葺き替え。

新しく葺き替える屋根材は断熱材付きガルバリウム鋼鈑のスーパーガルテクト。
今回の工事は、お客様から超職人と評価され指名工事を多数頂くガルバリウム鋼鈑屋根のスペシャリストが担当させて頂きました。「お客様の声」

屋根材撤去と下地。

積水ハウスの屋根撤去と下地工事
古い屋根材を撤去してから構造用合板を増し張り、茶色く見えている所は一段高くなっているケラバ部分です。
今回は、一流の屋根職人8名が同時に工事に携わっていました。

天窓廻りと壁際工事。

積水ハウスの屋根天窓廻り工事
天窓廻りは雨漏りし易い部分なので二重の雨仕舞を施してあります。
重要な側面は屋根材の下に雨樋の役目をする捨板を入れ込んでから屋根材を取り付け、最後に壁水切り取り付けました。
下面は屋根材を天窓手前で90°立ち上げ加工してから壁水切りを取り付けました。
天窓は開閉部に異常がないか確認後、綺麗に掃除しガラス面と天窓枠の隙間に打たれてシーリングを打ち換えて完成です。

壁際工事は、壁際に捨板金を取り付けてからガルバリウム本体を施工し壁際雨押えを取り付け、立ち上がり部分は外壁の裏側に入れ込んであります。

屋根の棟部工事と完成写真。

積水ハウス屋根をガルバリウム鋼鈑に葺き替え
棟部は、鋼鈑下地を取り付けてから純正棟包みを取り付け、棟部からの雨水侵入を完璧に防ぐ施工を施しました。

屋根のケラバ部工事と完成写真。

積水ハウスの屋根、ケラバ工事とガルバリウム完成写真
ケラバ部分は、屋根材が変わったことによる隙間からの雨水侵入を防ぐため、4段になった最上部のみ現場に合わせ加工したケラバ包みでカバー工法しました。
今回の工事も、例え防水シートのルーフィングが無かったとしても雨漏りしないガルバリウム鋼鈑工事が屋根全体で行われています。
屋根面積125.6㎡ 工事合計金額319万円(雪止め、小工事、足場含む)

 

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