
屋根塗装で後悔した理由と症状。
お客様からの依頼内容。
屋根の症状として。
1.かわらの破片とスポンジのようなものが落ちてきた。
2.積雪時に屋根から落ちる雪が隣家に当たって大きな音がします。
3.雨水が、雨樋を越えて落ちてきます。
これらを解消するための見積りをして欲しいとのご依頼でしたが、業者さんの人間性が気に入ったとご依頼頂いたそうです。
セキスイ瓦u、塗装後の状態。
この瓦uは、アスベストを含んでいないタイプなので塗装しても直ぐに剥がれてしまいます。
勧めらても断るようにしてください。
4枚目は丸棟の中に作られた鳥の巣で、あちこちにありました。
セキスイ瓦uの塗装は、同時に修理が必要です。
塗装は全体的に剥がれてきていましたが、
1.屋根の状態が悪く塗装が載らなかった瓦、殆ど剥がれてしまいます。
2.棟を固定する釘が抜けていますが、この原因は棟内部にある笠木が腐っているからです。
瓦屋根の漆喰と同じ役目をする補助面戸がちぎれて無くなっていますが、この原因は丸棟内部にある空間に鳥が巣を作り、その卵や雛を食べようとカラスが補助面戸を外したからです。
外れた部分から雨水が入り込んでしまいます。
3.棟が浮いて中の木が見えていますが、これは写真2の棟を固定する釘が抜けてしまう事で起こり、強風や台風で棟が隣家へ飛んでしまいます。
この瓦uはアスベストを含んでいないため塗装しない方が良いタイプなのですが、業者に勧められるまま、まともな修理もしないで塗装した事が、お客様が後悔する原因になっていました。
例外として、瓦uに痛みが出る前に塗装していた場合やアスベストを含むタイプは塗装しても大丈夫です。
ただ塗装が必要な時期の瓦uは、屋根が傷んでいる事が多いため、塗装だけでなく修理も同時に行う事をお勧めします。
セキスイ瓦u葺き替え工程写真。
こちらのお宅は瓦屋根を一度撤去してから、垂木を取り付けて瓦uを施工してありました。
瓦から瓦uに葺き替えた時に下地が取り換えられていて、それから15年ほどしか経過しておらず下地も傷んでいなかったので、防水シートだけ取り換えてガルバリウム鋼鈑の横暖ルーフを取り付けました。
屋根工事以外には軒天を塗装し雨樋も取り替えました。
完成写真
見た目がすっきりしただけでなく、屋根の重さが1/3になりました。
屋根面積 65㎡ 屋根工事金額合計 94.5万円(軒天塗装、雨樋、雪止、足場含む)
厚木市の屋根葺き替えは「神奈川県の屋根工事例」をご覧ください
この記事を書いた人

- 屋根無料見積.com運営責任者
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屋根材メーカー(積水化学工業)直属の屋根診断士として活動し屋根工事・見積り経験35年・5,000件以上。
屋根工事の裏側を知り尽くした運営責任者が経験で得た専門情報をお伝えします。
また、専門資格や専門技術を持つ屋根職人が減った影響で起きている「低品質な屋根工事による被害」を減らすことを目的に日本屋根業者サポート協会に加盟する屋根職人とお客様との橋渡しをする活動を行っており、悪質業者による被害を減らすため900件以上の屋根相談、ボッタクリ被害を減らすための見積書診断サービスを180件以上行っています。
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