スレート屋根に横暖ルーフでカバー工法before&after写真

「煙突や天窓がある屋根は雨漏りしやすいのでは?」と不安に感じている方は少なくありません。
実際に、煙突・ドーマー・トップライトなどが複数ある屋根は、構造的に雨水が集中しやすく、施工の難易度も高くなります。
今回は、横浜市旭区で複雑な屋根形状により強風で棟が剥がれた事例をもとに、雨漏りしやすい原因と適切な工事方法について解説します。

煙突・天窓・ドーマーがある屋根はなぜ雨漏りしやすいのか?

依頼内容:スレート屋根(コロニアル)の棟が8m近く強風で剥がれたと連絡頂き「雨漏りし易い形の屋根なので技術の高い職人さんに担当してもらいたい」とのご希望でした。

煙突のある屋根は、構造上どうしても雨漏りが起きやすいポイントがあります。
特に煙突まわりの取り合い部分は雨水が集中しやすく、防水処理の劣化や施工不良によって雨漏りが発生するケースが多く見られます。

現地調査で分かった雨漏りし易い原因

スレート屋根の棟が剥がれ飛んだ横浜市旭区の例
強風で剥がれた棟と地面まで飛ばず屋根に残った棟包み。
3枚目は、屋根からの浮きが激しく次の強風で確実に飛ぶ状態の棟包みと緩勾配屋根部の浮いた棟包みです。

実際の屋根構造。
1. 煙突:1個、ドーマー:3個、天窓(トップライト):3個、換気棟:3個
2. 勾配が違う屋根面が隣接。
3. さらに、棟や谷など雨漏りする可能性の高い部分が多くあり、技術の高い職人でないと雨漏りする確率が非常に高い屋根構造です。

このような屋根はカバー工法できるのか?

今回のように屋根の形状が複雑な場合、すべてをカバー工法で対応できるとは限りません。
勾配や棟の納まりによっては、一部を葺き替えにする必要があります。
実際にこの事例でも、急勾配部分はカバー工法、緩勾配部分は葺き替えと使い分けています。

屋根勾配に合わせ2種類のガルバリウム鋼板(横暖ルーフと立平葺き)
カバー工法・葺き替えと2つの施工法も使い分けて工事しました。

急勾配(8寸勾配)の屋根は、横葺きタイプでカバー工法

ガルバリウム鋼鈑の雨漏りを防ぐための棟加工
上写真の施工法は、屋根材メーカーの施工規準で決められた本体立ち上げ加工です。
この加工を行うと棟中心部からの雨水侵入を完全に止める事ができますが、技術と手間が掛かるため9割以上の業者は行っていません。
通常の棟包みを取り付ける前に棟包下地を取り付け、ここでも二重の安全策を講じています。
この二重棟包みは、棟包みを固定するために横から打ち込む釘穴まわりからも雨水が染み込まないようにするためですが、この職人さん独自の工事方法で30年経っても雨漏りすることはありません。

緩勾配(2.5寸勾配)の屋根は、縦葺きタイプで葺き替え

屋根勾配が緩い部分はガルバリウム鋼鈑の立平葺きで葺き替え
屋根全体は8寸勾配という急傾斜の屋根になっていますが、この部分の屋根勾配は2.5寸。
急勾配部分と同じ横暖ルーフでもギリギリ施工可能な勾配でしたが、雨漏りの可能性を完全に排除するため立平葺きで葺き替えました。
その理由は、棟が8m剥がれた原因
横暖ルーフだと棟部に取り付ける棟木の高さ的な問題で無理が掛かり、棟包みが一直線にスムーズに繋がらなくなってしまうから。
今回起きた棟が強風で剥がれ飛んだのも、これが原因の1つでもあったので屋根材を変える事で対応しました。

施工内容と工事の流れ

煙突廻りの雨仕舞工事

煙突がある屋根リフォーム工事
煙突廻りは雨漏りする可能性が高い部分です。
煙突の横部分は棟と接続しており、棟から流れ方向の捨て板へと雨水をスムーズに流す必要があります。
捨て板を取り付け、ガルバリウム本体を施工して壁際雨押え取り付け。
煙突下部はガルバリウム本体を立ち上げ加工してから雨押えを取り付けましたが、煙突の角部に合わせた役物と本体加工が必要なため雨漏りさせないためには高い技術が必要です。

ドーマーと天窓廻りの雨仕舞工事

雨漏りし易い屋根の雨仕舞工事
棟部から雨が入り込まないよう本体を立ち上げ加工して換気棟下地を取り付け。
ドーマー上部は緩勾配と急勾配の屋根が接する部分があり、雨仕舞工事の難易度が高いです。
接続部から流れてきた雨水の一部はドーマー側部に取り付けた捨て板を流れて下部にある屋根本体の上に流れ出るように施工。
天窓(トップライト)部分は、一度既存のカバーを取り外して内部の木材を取り換え、カバー取り付け前と取り付け後の両方どちらにも雨水が入り込むのを防ぐ雨仕舞工事を施してあります。

雨樋工事(パナソニックのシビルスケアPC77)

雨樋取替え工事
鼻隠し板の勾配によって雨樋を、どの程度の角度を付ければ良いか?正確に計測してから、墨を引いて雨樋金具を取り付けます。
これは雨水をスムーズに流すために必要ですが、これをしないで雨樋を取り付けると雨水が溜まってしまったり、雨水が落とし口とは逆方法に流れてしまう事もあります。

難しい屋根の解決事例:カバー工法と葺き替え完成写真

横暖ルーフでカバー工法。横浜市旭区の屋根工事例
素晴らしい仕上がりですね。経験豊富な専門職人が施工し、雨漏りしやすい屋根形状にも対応しています。
使用屋根材:横暖ルーフと立平葺き。
屋根面積 183㎡ 屋根工事金額合計 288.7万円
(雨樋、換気棟、雪止め、破風板鋼板巻、トップライトガラスコーキング、マントルピースタイル補修、車庫入口木枠の鋼板包み、足場代含む)
工事にご満足頂いたお客様から幼稚園のエントランス廻りの工事をご依頼頂きました。

煙突まわりが原因で屋根が雨漏りしている方へ

煙突まわりの雨漏りは、見た目では分かりにくく、気づいた時には内部まで劣化が進んでいるケースも少なくありません。 同じような症状でお困りの場合は、早めの点検をおすすめします。

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