雨漏りし易い形の屋根なので技術の高い職人に。

横暖ルーフと立平葺き、屋根葺き替えとカバー工法を使い分けて。横浜市旭区

スレート屋根に横暖ルーフでカバー工法before&after写真
スレート屋根の棟が8m近く強風で剥がれたと連絡頂き「雨漏りし易い形の屋根なので技術の高い職人さんに担当してもらいたい」とのご希望でした。

屋根には、煙突1個・ドーマー3個・トップライト3個・換気棟3個、さらに棟や谷など雨漏りする可能性の高い部分が多くあり、雨漏りする確率が非常に高い屋根構造です。
屋根勾配に合わせ2種類のガルバリウム鋼板、横暖ルーフと立平葺き。カバー工法と葺き替えと2つの施工法も使い分け工事しました。

強風で剥がれ飛んだ棟包み

スレート屋根の棟が剥がれ飛んだ横浜市旭区の例
強風で剥がれた棟と地面まで飛ばず屋根に残った棟包み。
3枚目は、屋根からの浮きが激しく次の強風で確実に飛ぶ状態の棟包みと緩勾配屋根部の浮いた棟包みです。

雨漏りし易い2つの屋根勾配構造

ガルバリウム鋼鈑の雨漏りを防ぐための棟加工
上写真の施工法は、屋根材メーカーの施工規準で決められた本体立ち上げ加工です。
この加工を行うと棟中心部からの雨水侵入を完全に止める事ができますが、技術と手間が掛かるため9割以上の業者は行っていません。
通常の棟包みを取り付ける前に棟包下地を取り付け、ここでも二重の安全策を講じています。
この二重棟包みは、棟包みを固定するために横から打ち込む釘穴まわりからも雨水が染み込まないようにするためですが、この職人さん独自の工事方法で30年経っても雨漏りすることはありません。

屋根勾配が緩い部分は横葺きではなく縦葺きガルバリウム鋼鈑の立平葺きで葺き替え
屋根全体は8寸勾配という急傾斜の屋根になっていますが、この部分の屋根勾配は2.5寸。
急勾配部分と同じ横暖ルーフでもギリギリ施工可能な勾配でしたが、雨漏りの可能性を完全に排除するため立平葺きで葺き替えました。
また、横暖ルーフだと棟部に取り付ける棟木の高さ的な問題で無理が掛かり、棟包みが一直線にスムーズに繋がらなくなってしまいます。
今回起きた棟が強風で剥がれ飛んだのも、これが原因の1つでもあったので屋根材を変える事で対応しました。

雨漏りし易い煙突廻りの屋根工事

煙突がある屋根リフォーム工事
煙突廻りは雨漏りする可能性が高い部分です。
煙突の横部分は棟と接続しており、棟から流れ方向の捨て板へと雨水をスムーズに流す必要があります。
捨て板を取り付け、ガルバリウム本体を施工して壁際雨押え取り付け。
煙突下部はガルバリウム本体を立ち上げ加工してから雨押えを取り付けましたが、煙突の角部に合わせた役物と本体加工が必要なため雨漏りさせないためには高い技術が必要です。

雨漏りし易い屋根の雨仕舞工事
棟部から雨が入り込まないよう本体を立ち上げ加工して換気棟下地を取り付け。
ドーマー上部は緩勾配と急勾配の屋根が接する部分があり、雨仕舞工事の難易度が高いです。
接続部から流れてきた雨水の一部はドーマー側部に取り付けた捨て板を流れて下部にある屋根本体の上に流れ出るように施工。
天窓(トップライト)部分は、一度既存のカバーを取り外して内部の木材を取り換え、カバー取り付け前と取り付け後の両方どちらにも雨水が入り込むのを防ぐ雨仕舞工事を施してあります。

雨樋工事(パナソニックのシビルスケアPC77)
雨樋取替え工事
鼻隠し板の勾配によって雨樋を、どの程度の角度で下げて行けば良いかを正確に計測してから、墨を引いて雨樋金具を取り付けます。
これは雨水をスムーズに流すために必要な事ですが、これをしないで雨樋を取り付けてしまうと雨水が溜まってしまったり、雨水が落とし口とは逆方法に流れてしまう事もあります。

完成写真
横暖ルーフでカバー工法。横浜市旭区の屋根工事例
非常に素晴らしい仕上がりです。
今回担当させて頂いた職人は横浜市の公共工事も行うガルバリウム屋根の専門職人です。
使用屋根材:横暖ルーフと立平葺き。
屋根面積 183㎡ 屋根工事金額合計 288.7万円
(雨樋、換気棟、雪止め、破風板鋼板巻、トップライトガラスコーキング、マントルピースタイル補修、車庫入口木枠の鋼板包み、足場代含む)
工事にご満足頂いたお客様から幼稚園のエントランス廻りの工事をご依頼頂きました。

横浜市の屋根カバー工法は「横浜市の屋根工事例」をご覧ください

 

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