
火災保険を使い屋根修理したい。
雨漏り原因は、正しい工事法を守らない業者だったから。
お客様からの依頼内容。
屋根は洋瓦だと思うが雨漏りしているので火災保険を使い修理したいとのご依頼頂でしたが、実際の屋根はスレート(カラーベスト・コロニアル)。
屋根修理を繰り返し、下地まで腐食。
屋根は全体的に傷んでいましたが、特に右半分の痛みはひどく天井裏へ雨水が流れ込んでいました。
過去に屋根修理が繰り返されてきたようですが、根本的な原因が解決できていないため下地まで腐食。とりあえず工事までの間ブルーシートで養生しておきました。
下地を腐らせた原因。
上写真の7枚目(最後の写真)は、今回葺き替えをしなかった屋根の片面。
症状として屋根全体に反りが見られます。
この反りも一つの雨漏り原因になりますが、腐食して穴の空いた部分は屋根の両端。
この事から新築時のケラバ部分の施工で、捨て板に雨を流すために必要な本体加工が行われていなかったからだと断言できます。
つまり、きちんとした施工を行っていない職人による工事だったということですが、手間が掛かるため多くの業者がこのような工事を行っています。
片面のみの葺き替え。
古いコロニアルを剥がしてみると下地には杉板が使われていました。
これが一段上の写真にある屋根材が浮いた原因です。
予算を掛けたくないとのご要望のため、屋根材に浮きが生じることを承知のうえで屋根の片面のみ葺き替えさせて頂きました。
腐食して傷んだ下地部分だけ取り換え、前の屋根と同じコロニアルクァッドへ。
雨樋は軒樋のみを取り換え、竪樋は修理で対応。
軒天を張り替えてベランダの波板も取り換えました。
屋根面積23㎡ 工事金額合計73万円(雨樋取り換え、軒天修理、波板取り換え、足場代含む)
この記事を書いた人

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屋根材メーカー(積水化学工業)直属の屋根診断士として活動し屋根工事・見積り経験35年・5,000件以上。
屋根工事の裏側を知り尽くした運営責任者が経験で得た専門情報をお伝えします。
また、専門資格や専門技術を持つ屋根職人が減った影響で起きている「低品質な屋根工事による被害」を減らすことを目的に日本屋根業者サポート協会に加盟する屋根職人とお客様との橋渡しをする活動を行っており、悪質業者による被害を減らすため900件以上の屋根相談、ボッタクリ被害を減らすための見積書診断サービスを180件以上行っています。
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