
親戚の家なので、きちんとした屋根業者に依頼したい。
どんなガルバが良いかは考えていないので提案して欲しい。
お客様からの依頼内容。
大成建設OBのS様が親戚宅の窓口になっての見積もり依頼。
きちんとした屋根業者に依頼したいが瓦を葺き替えるにあたり、どんなガルバが良いかは考えていないので提案して欲しいとご依頼頂きました。
今回の担当業者さんは、大成建設を含む大手ゼネコン工事に必要な専門資格を所有、折半屋根から一般住宅の屋根工事も行うガルバリウム専門業者さんが担当させて頂きました。
瓦降しから下地補強工事
2階・1階共、屋根瓦と桟木を撤去したことで屋根重量が約4トン軽くなりました。
下地杉板の上に12mm厚の構造用合板を重ね張り補強してからルーフィングを施工しました。
瓦の葺き替えで工事費用を抑えるため構造用合板を張らず元の杉板を生かした工事法を勧められることもあるようですが、この方法は工事後にトラブルが起こる原因になります。
また地震対策として瓦を葺き替えをお考えの場合は、地震の揺れによる躯体のねじれを抑える事ができなくなります。
瓦葺き替え後の雨漏りトラブル防ぐ工事
新しい屋根は断熱材付きガルバリウム鋼鈑の横暖ルーフを施工。
隣家への落雪を配慮してステンレスの雪止めを二段に取り付けました。
一階は壁際まで屋根を取り付けてから屋根の重なり部分に構造用合板で新たな壁を作り二重の雨仕舞、壁際からの雨水侵入を完全にシャットアウトする構造に変更しました。
瓦屋根軽量化のためガルバリウム鋼鈑に葺き替える事例が増えていますが、実は工事後の雨漏りトラブルに悩まされるお客様が増えていることはあまり知られていないようです。
なぜ増えているかというと、屋根材メーカーの施工仕様を守って工事している業者が少ないからです。
瓦からガルバリウム鋼鈑に葺き替える場合は、メーカーで決められた工事法を守って工事している業者に依頼しないと再葺き替えが必要になります。
屋根面積77.6㎡ 工事金額合計 130万円(雪止め二段、軒天補修、足場代含む)
担当した業者さんのコメント
「ご主人の〇〇さん、Sさんも良い方で施工前段取りの近隣へのビラ配り、 現場の材料置き場の確保等々色々面倒を見て頂きスムーズに施工ができました。
前のお宅様もいやな顔ひとつせずご協力頂きました。
お施主様とご近隣のご協力があって初めて私共は仕事をする事ができるのを再確認しました。」とのことでした。
練馬区及び隣接地域の屋根工事例は、「東京都の屋根工事例」に掲載しています。 |
屋根職人の技術レベルが違う理由:修行した職人と修行していない職人の差とは 屋根工事後の雨漏りトラブル防ぐ職人の技術は、ガルバリウム鋼鈑で顕著な違いが表れる。 |
この記事を書いた人

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屋根材メーカー(積水化学工業)直属の屋根診断士として活動し屋根工事・見積り経験35年・5,000件以上。
屋根工事の裏側を知り尽くした運営責任者が経験で得た専門情報をお伝えします。
また、専門資格や専門技術を持つ屋根職人が減った影響で起きている「低品質な屋根工事による被害」を減らすことを目的に日本屋根業者サポート協会に加盟する屋根職人とお客様との橋渡しをする活動を行っており、悪質業者による被害を減らすため900件以上の屋根相談、ボッタクリ被害を減らすための見積書診断サービスを180件以上行っています。
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