
U瓦をコロニアルに戻したい。埼玉県所沢市
重ね葺きした大和瓦をコロニアルグラッサに葺き替え。
お客様からの依頼内容。
1979年新築(ミサワホーム)。
コロニアル屋根だったが、’93年頃屋根の汚れや、もしかしたら雨漏り?と思い、U瓦をコロニアルの上に張ったが最近になり棟よせ部、あるいはU瓦一部が割れている?ようなので全面的にコロニアルに戻したい。とご依頼頂きました。
実際に使われていた屋根材は「セキスイかわらU」にとても良く似ていますが、初めて見た屋根材だったのでセキスイに問い合わせてみた所、恐らく大和瓦(やまとかわら)だろうとのこと。
その後の調べで「大和スレートのY瓦」であることが分かりました。
大和スレートY瓦の葺き替え。
本体は「かわらU」に似ていますが、棟部の笠木構造は同じく「かわらU」に似せて作られた「松下電工のニユーウェーブ」に似ています。
1993年時点だと「かわらU」は既にノンアスベスト化されていましたが、この「Y瓦」にはアスベストが含まれています。
Y瓦とコロニアルを撤去して、耐候性を高めたケイミューの「コロニアルグラッサ」へ葺き替え。
かわらUの場合も同じですが、コロニアルなどの上にカバー工法(重ね葺き)して既に屋根が二重になっている屋根を再度葺き替える場合は、二つの屋根材を撤去しなければならず撤去費用が高くなってしまいます。
ガルバリウム鋼板でカバー工法する場合は、新しくした屋根の寿命が短くならないよう業者選びには最新の注意が必要です。
コロニアルグラッサ完成写真。
コロニアルにY瓦を重ね葺きし二重になった屋根の両方を撤去、元のコロニアルに戻したいとのご希望でしたが、今回使った屋根材はコロニアルグラッサ。
一般的なコロニアルクァッドより紫外線による色褪せしにくい屋根材になっています。
一階の屋根はベランダのデッキを一度取り外して屋根を葺き替えました。
屋根面積139㎡ 工事金額合計223万円(雪止め含む)
ミサワホームの屋根葺き替え、カバー工法、その他の施工例はコチラをご覧ください。
この記事を書いた人

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屋根材メーカー(積水化学工業)直属の屋根診断士として活動し屋根工事・見積り経験35年・5,000件以上。
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また、専門資格や専門技術を持つ屋根職人が減った影響で起きている「低品質な屋根工事による被害」を減らすことを目的に日本屋根業者サポート協会に加盟する屋根職人とお客様との橋渡しをする活動を行っており、悪質業者による被害を減らすため900件以上の屋根相談、ボッタクリ被害を減らすための見積書診断サービスを180件以上行っています。
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