施工不良が発覚したガルバリウム鋼板屋根。
ガルバリウム鋼板屋根の修理とトタン屋根葺き替え。埼玉県川越市
着工時期について特に急いでいないが屋根の塗装と部分的な葺き替えが必要。
雨樋の修理も考えているので見積りをとご依頼いただきました。
二階の屋根は、ガルバリウム鋼板で葺き替え済みなので心配ないと考えていたようですが・・・
施工不良が発覚したガルバリウム鋼板屋根の葺き替え工事。
担当が1階のトタン屋根を見に行き、何気に上の屋根を見ると何かおかしいと感じたそうです。
軒先が浮いているように見えたので触ってみると屋根が手で軽く持ち上がってしまいました。
写真①:軒先と本体が噛み合っておらず台風で剥がれてしまう状態。
写真②:棟部は基本的な施工法がなされていないばかりか、ガルバリウム本体が笠木の下の中心部まできちんと入っておらず、写真③の緑線で囲んだ部分に笠木が少し載っただけの状態。
写真③:本来ならガルバリウム本体を固定するにはネジかスクリュー釘を使う必要がありますが、実際に使われていたのは短く細い鉄釘。簡単に抜けてしまう状態でした。
いい加減な葺き替え工事がされていた二階のガルバリウム屋根は、きちんと直すには再葺き替えが必要で費用が掛かるため、一時修理として対応。
一度全て取り外してから軒先唐草と本体をがっちり噛み合わせてから葺き直しました。
トタン屋根張り替え
地元業者のトタン屋根修理内容。
こちらのトタン屋根は傷む度に地元の業者に依頼して修理を繰り返してきたそうです。
トタン屋根の高くなっている所をカッパと言いますが、左写真のように新しく取り換えられた所が10ヵ所以上ありました。
右写真はカッパの先端部分ですが、本来取り付けなければならない鼻隠しが付いておらず先端部分を下方向に折り曲げただけの状態になっていました。
↓下にある写真の左から3番目は、鼻隠しを取り付けた正しい工事方法ですが、鼻隠しを取り付けないと空いた隙間から雨水が入り込み中にあるタルキを腐らせてしまうため修理した意味が無くなってしまいます。
お客様が今回、インターネットでの業者選びに少し不安を感じながらも当サイトに依頼してこられたのは、このような地元業者の修理方法に疑問を感じていたからなのかもしれません。
トタン屋根の正しい施工法。
痛みの激しいトタン瓦棒は全て剥がし下地から張り替え、痛みの少ないトタン部分(80㎡)は塗装にて対応。
痛みが激しく木部まで腐食していたトタン瓦棒部分(33㎡)は、全て剥がし下地から張り替えることになりました。
トタン平葺き屋根部分は野地板の下にあるタルキまで腐食していたため全て取り換えてからガルバリウム鋼板の平葺きへ葺き替え。
玄関の庇部分・霧除けも張り替え、ベランダ周りの板金部分は上からカバー工事にて対応。
屋根面積113㎡ 工事金額合計76.5万円(既存ガルバ屋根葺き直し修理、トタン葺き替え、屋根木部塗装、板金工事雨樋部分取り換え修理含む)
川越市及び隣接地域の屋根工事例は、「埼玉県の屋根リフォーム(屋根葺き替え・カバー工法・修理)工事例」に掲載しています。 |