
屋根工事180万円という見積金額は妥当なのか?
お客様からの電話問合せ。
訪問してきた屋根業者に工事契約するようゴリ押しされていて家族からは止めるよう言われた。
180万円という見積金額は妥当なのか?とお問い合わせいただきました。
カラーベスト屋根の寿命と言える劣化状態でした。

露出した笠木:棟板金(棟包み)が風で飛ばされ無くなっていました。
露出した笠木の色が変わり腐っているのが分かると思います。
棟板金が剥がれ飛んでしまうのは、棟を固定するために打たれていた釘が、笠木が腐ることで抜けてしまうからです。

左写真:棟内部に取り付けた上と下の笠木の間に大きな隙間があるのが分かると思います。
このような工事をされると空いた隙間から雨水が入り込み雨漏りの原因になります。
また、カラーベスト本体にヒビが入っていますが、棟の笠木を固定する時に下穴を空けずに釘を打ち込んだ事が原因でした。
中写真:割れて落ちそうになっている屋根本体。
右写真:棟板金が浮いて隙間が出来ていますが、これが棟板金が剥がれ飛ぶ前の状態。
など様々な症状が見られたので、こちらのカラーベスト屋根は寿命と言える状態でした。
屋根重ね葺き(カバー工法)の工事工程。
カラーベストの上にルーフィングを張ったのち、ガルバリウム鋼板を施工していく工程を説明します。

1:まず初めに軒先唐草(スターター)の取り付け。
軒先唐草と屋根本体を噛み合わせ取り付けて行きます。
2:屋根本体が一直線になるように段数毎に墨を引き、そのラインに合わせて上下の屋根材がきちんと噛み合うように屋根本体を取り付ける必要があります。
この工程を省いてしまう業者もいますが、墨を引かずに取り付けてしまうと屋根が強風で剥がれてしまいます。
3:屋根本体を頂上部まで取り付け終わってから棟包みを取り付けて完成ですが、棟廻りから雨水が入るのを防ぐためにガルテクト本体の特殊な加工が必要です。
こちらのお宅にはドーマーがありますが、トップライトがある場合も雨仕舞工事を完璧に行う必要があります。
必要な付属部材をきちんと使い、部材を取り付けるために必要な加工技術を備えた業者に依頼しないと工事後に雨漏りしてしまいます。

スーパーガルテクトでのカバー工法完成写真。
屋根面積140㎡ 工事金額合計 130万円(足場代含む)
訪問してきた屋根業者から提示された180万円より50万円ほど安く納まりました。
実は廻ってくる業者は必要な付属部材を省略することも多いため、それを含めて考えると100万円近い差があったかもしれません。
三鷹市及び隣接地域の屋根工事例は、東京都の屋根工事例に掲載しています。
この記事を書いた人

- 屋根無料見積.com運営責任者
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屋根材メーカー(積水化学工業)直属の屋根診断士として活動し屋根工事・見積り経験35年・5,000件以上。
屋根工事の裏側を知り尽くした運営責任者が経験で得た専門情報をお伝えします。
また、専門資格や専門技術を持つ屋根職人が減った影響で起きている「低品質な屋根工事による被害」を減らすことを目的に日本屋根業者サポート協会に加盟する屋根職人とお客様との橋渡しをする活動を行っており、悪質業者による被害を減らすため900件以上の屋根相談、ボッタクリ被害を減らすための見積書診断サービスを180件以上行っています。
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