塗装屋から長く持たないと言われた。
数年しか持たないのなら葺き替えた方が良いと。
お客様からの依頼内容。
コロニアル屋根にかわらuを載せて15~16年。
途中、吊子や屋根材の欠片が落ちてきたので近くの工務店に修理依頼。
その後。コーキング補修してから「かわらu」を塗装してもらったが屋根に乗るとミシミシ音がし、塗装屋さんからは長くもたないだろうと言われていた。
数年しか持たないのなら葺き替えた方が良いと連絡頂きました。
「かわらUを塗装。半年で葺き替えに」
「塗装写真を見てビックリした」
塗装屋さんからは写真を見せられていなかったが、当サイトの担当業者さんが写した写真を見てビックリ。
直ぐ葺き替えたいと思ったそうです。
写真から状態を解説:まず2と4山目に吊り子金具が打たれている、谷と本体の隙間は面戸ではなく土と漆喰で止められボロボロ。
金具を固定する釘もリングネイルではなく銅釘が打たれていることから、この瓦Uを工事した業者は知識のない瓦職人であることが分かります。
吊り子金具が落ちてきたのは長さの足りない釘が使われたことが原因。(下写真の3枚目)
さらに途中で修理した工務店も瓦Uについての知識が無く、釘を脳天打ち・コーキング修理の仕方もいい加減。
塗装後も瓦が割れたまま下が見える部分や割れた部分に塗料が塗られていない部分も確認。
本来なら塗装ではなく葺き替えを勧めるべき状態だったと思います。
かわらuを剥がすとコロニアル屋根が現れました。
屋根を塗装した費用が無駄になったこともあり、タルキをはずしてカバー工法で施工することに。
ガルバリウム鋼板のダンネツトップ8-1で施工。
換気棟を3か所取り付け完成。
屋根面積85㎡ 工事金額合計 100万円(換気棟、雪止め含む)
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この記事を書いた人
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1991年から屋根材メーカー(積水化学工業)直属の屋根診断士として活動。
屋根工事・見積り経験35年・5,000件以上、実体験を元に、お客様の役に立つ情報を発信しています。
また、専門資格や専門技術を持つ屋根職人が減った影響で起きている「低品質な屋根工事による被害」を減らすことを目的に日本屋根業者サポート協会に加盟する屋根職人とお客様との橋渡しをする活動を行っています。
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