屋根の壁際(取り合い)は雨漏りが多い“第二の弱点”
壁際は、屋根 → 外壁へと雨水が流れる境界部分であり、構造的に雨水が溜まりやすい場所です。
壁際は
• 屋根材
• 外壁
• 防水シート
• 水切り板金
など複数の部材が交わる“複雑な構造”のため、わずかな施工不良でも雨漏りにつながる非常にデリケートな部分です。
壁際で雨漏りが起きる3つの理由
① 雨押え板金の施工不良

• 立ち上げ不足
• 重ね代不足
• コーキング頼りの施工
これらはすべて雨漏りの原因になります。
② 外壁との取り合い構造が複雑

特に積水ハウス・ダイワハウスなどのパネル構造の住宅は壁際が非常に難しいです。
• 外壁パネルの接続部材
• 雨押えの納まり
• 防水シートの重ね代
これらが複雑に絡み合います。
③ カバー工法で屋根が高くなる問題

カバー工法をすると屋根が高くなり、
• ベランダ下に入らない
• 雨押えが取り付けられない
• 壁際のスペースがなくなる
という問題が発生します。
正しい壁際工事とは?
① 外壁パネルの形状に合わせて板金を加工

既製品ではなく、現場で平板を加工して納めるのが正しい方法です。
② 二重の雨仕舞で雨水の逆流を防ぐ

• 1段目:雨押え
• 2段目:加工したガルバリウム平板
この“二重構造”が雨漏りを防ぎます。
③ 防水シートの立ち上げを確実に行う

壁際は防水シートの立ち上げが命です。
壁際の雨漏りは“部分修理”で直せるケースが多い
壁際の雨漏りは、屋根全体の葺き替えではなく板金交換(部分修理)で直る場合もあります。
費用の目安:
• 捨て板金+雨押え板金交換:15,000〜25,000円/m
• 外壁側の防水処理:5,000〜10,000円/m
壁際は“職人の腕”が最も出る部分
• 捨て板金が入っていない
• コーキングだけで処理している
• 雨押え板金の重ね方向が逆
• 外壁側の防水シートとの取り合いが間違っている
• 板金の立ち上がりが低い
• 外壁の内部に水が回り込む構造になっている
など、これら全てが雨漏りの原因になりますが、壁際工事は屋根工事の中でも難易度が高く、専門職人でないと正しく施工できません。
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壁際の雨漏りは、放置すると外壁内部まで腐食が進み、修理費用が大きく膨らむことがあります。
「壁際から雨が入っている気がする…」 「外壁との境目が怪しい…」
そんな時は早めの点検をおすすめします。




