
建設会社に相談しても対応できないと言われた理由
雪国と非雪国で異なる折板屋根の施工仕様
三郷市の工場はプレハブ構造で、屋根材は88タイプの折板屋根が採用されていました。
お客様からのご相談内容は、
• 建築年数は浅い
• 雨だけでは漏れない
• 「雪+雨」の条件でのみ雨漏りする
• 建てた建設会社に連絡したが「対応できない」と言われた
というものでした。
折板屋根は、地域の気候に合わせて施工方法を変える必要があります。
特に雪が積もる地域では、折板の重なり部分に雪が滞留し、融雪水が逆流する現象が起こるため、雨仕舞いの仕様を強化する必要があります。
今回の工場は「雪が積もる地域ではない」という前提で施工されていたため、 重なり部分の防水処理が雪対応仕様になっていなかったことが雨漏りの原因でした。
折板屋根の重なり部分から雨水が侵入する仕組み
雪+雨の時だけ漏れる理由を専門的に解説
折板屋根の重なり部分は、通常の雨では問題が起きません。
しかし、以下の条件が重なると雨漏りが発生します。
• 折板の重なりに雪が乗る
• 雪が溶けて水が滞留する
• 強風で水が押し上げられる
• 重なりの隙間から逆流して侵入する
つまり、「雪が溶けるタイミングで水が逆流する」という特殊な状況が原因でした。

このようなケースでは、重なり部分に新規板金を取り付けて水の侵入を防ぐ「重なり部防水強化工事」が必要になります。
今回行った折板屋根の雨漏り修理内容
重なり部分の板金補強工事

まずは雨漏りの主原因である折板の重なり部分に、新規板金を取り付けて水の侵入を防ぎます。
施工内容:
• 重なり部分の清掃
• 既存折板の状態確認
• 新規板金の取り付け
• ビス固定+防水テープで二重処理
これにより、雪が積もった際でも水が逆流しない構造になります。
屋根と壁の取り合い部分の雨漏り補修

現地調査の結果、屋根と壁の取り合い部分からも雨水が侵入していたことが判明しました。
取り合いは雨仕舞いの難易度が高い箇所で、わずかな隙間でも雨漏りが発生します。
施工内容:
• 面戸の新規取り付け
• コーキングによる防水処理
• 取り合い部分の板金の再固定
面戸+コーキングの組み合わせにより、雨水の侵入経路を完全に塞ぎました
工事概要と費用の目安
• 屋根面積:130㎡
• 工事金額:58万円(税別)
• 施工内容:折板屋根重なり部補強・取り合い部防水処理・面戸取り付け
今回のような「雪+雨でのみ発生する雨漏り」は、一般的な雨漏りとは原因が異なるため、折板屋根の専門知識が必要な修理になります。
まとめ|雪対応仕様へ改善し、再発しない折板屋根へ
今回の三郷市の工場では、折板屋根の重なり部分と取り合い部分の防水処理を強化することで、雪が降った際の雨漏りを完全に解消しました。




