
工場屋根の雨漏り発生。修理方法と費用のご提案
川口市の工場オーナー様から「屋根から雨漏りが発生してしまい、修理方法や費用を提案してほしい」とご相談をいただきました。
工場は生産設備や製品を守る重要な建物であり、雨漏りは操業停止や製品損失につながる重大なトラブルです。
早急に現地調査を行い、折板屋根の状態と雨漏りの原因を詳細に確認しました。
折板屋根の雨漏り原因を徹底調査
施工前の屋根の傷みと積雪による影響

担当業者さんからの報告によると、今年の大雪で屋根に大量の積雪が発生し、翌日の雨でさらに水量が増加。
折板屋根の重なり部分を水が越えてしまい、室内へ浸入した可能性が高いとのことでした。
折板屋根は本来、重なり部分で雨水を受け流す構造ですが、積雪と雨が同時に起こると排水能力を超えることがあり、雨漏りの原因となります。
結露による雨漏りの可能性
さらに担当業者さんは、積雪だけでなく室内の暖房による結露も雨漏りの一因と考えました。
工場内はオフィススペースも併設されており、暖房を使用することで屋根裏に湿気が溜まりやすく、折板屋根の裏面に結露が発生し、それが雨漏りのように見えるケースもあります。
このため、今回は折板屋根のカバー工法に加え、断熱材の敷き込みを行い、結露防止と冷暖房効率の向上を図る施工をご提案しました。
折板屋根カバー工法の施工内容
二重葺きによる防水性向上と断熱効果

折板屋根のカバー工法では、既存屋根を撤去せず、その上から新しい屋根材を重ねて施工します。
今回の工事では、二重葺きとなるため同じような積雪・豪雨が発生しても下の既存屋根が生きているため室内まで水が到達しにくい構造になります。
さらに断熱材を敷き込むことで、
• 結露防止
• 冷暖房費の節約
• 室内環境の安定化 といった効果が期待できます。
工場折板屋根カバー工法|Before & After

施工前は折板の重なり部分にサビや変形が見られ、排水能力が低下していました。
施工後は新しい折板屋根材で全面を覆い、防水性・耐久性が大幅に向上しています。
完成写真と施工時の注意点

担当業者さんが特に気を配ったのは、屋根上に設置された設備の多さです。
工場の屋根には空調の室外機が10台前後、消火用タンクも設置されており、これらを移動しながらの作業となったため、通常の2倍近い工期が必要になりました。
また、この工場は印刷加工会社であり、雨漏りは絶対に許されない環境です。
そのため、担当業者さんは「いつも以上に細部まで気を配り、雨仕舞いを徹底した」と話していました。
工事概要と費用
• 屋根面積:800㎡
• 工事金額:847万円(足場代・重機使用・軒樋取替え含む)
折板屋根のカバー工法は、広い屋根面積を持つ工場に適した施工方法で、長期的な防水性能と耐久性を確保できる点が大きなメリットです。
工場屋根修理で失敗しないための注意点
工場屋根の修理では「修理してもらったのに雨漏りが直らない」というご相談を多くいただきます。
雨漏りは単なる経年劣化だけでなく、
• 結露
• 施工不良
• 屋根材の選定ミス
• 排水設計の問題 など複数の要因が絡み合うことが多いため、原因を正確に分析できる業者に依頼することが最も重要です。
工場は屋根面積が広いため、修理費用も高額になりがちです。
「数百万円をかけたのに雨漏りが再発した」というケースも珍しくありません。
さらに、工場屋根を扱う業者の中には、
• 技術不足
• 雨仕舞いの理解不足
• 施工管理の甘さといった問題を抱える業者も存在します。
担当社員様の責任問題につながることもあるため、業者選びは慎重に行うことが大切です。




