
工場屋根が強風で一部落下。サビと腐食が進行したトタン屋根の現状
東京本社の社長様から「船橋にある工場の屋根が昨日の強風で屋根の一部が落下してしまった。保険を使って修理したい」とご連絡をいただきました。
現地調査を行うと、屋根は三晃式(心木無しの桟葺き)で、長年の補修を繰り返してきた形跡がありました。
しかし、経年劣化は想像以上に進んでおり、特に軒先部分は腐食によって原形を留めないほど損傷している箇所が多数見受けられました
ボロボロに傷んだ工場屋根の状態

強風で落下したのは、軒先下の鼻隠(はなかくし)部分です。
鼻隠と雨樋が一体で落下したことで、下階のスレート屋根が衝撃を受けて破損していました。
また、既存のトタン屋根はサビが広範囲に広がり、表面の防水性能が著しく低下。
雨水が内部へ浸透しやすい状態となっており、部分補修では再発の可能性が高いと判断しました。
このような状況から、今回はトタン屋根のカバー工法(重ね葺き)をご提案し、耐久性を大幅に向上させる方向で施工を進めることになりました。
▶ 一般住宅のトタン屋根カバー工法事例は、
「トタン屋根張り替えと重ね張り、2つの施工方法」の相談事例をご覧ください
カバールーフ立平63ロックによるトタン屋根カバー工法(重ね葺き)

今回採用したのは、セキノ興産の立平63ロック。
一般住宅でも多く使用される高耐久のガルバリウム鋼板屋根で、工場のような大型建物にも適した仕様です。
カバー工法の施工手順
既存屋根を撤去せず、その上から新しい屋根材を重ねる「カバー工法」は、 ・工期が短い ・廃材が少ない ・雨漏りリスクを抑えられる というメリットがあります。
今回の施工では、以下の工程を丁寧に進めました。
• タイトフレームの取り付け 既存屋根の上に新しい屋根材を固定するための下地を設置します。
• 本体葺き(立平63ロック) 強風に強い嵌合式の屋根材を使用し、工場の耐風性を大幅に向上。
• 水上面戸・エプロン面戸の取り付け 雨水の侵入を防ぐための重要な防水部材を丁寧に設置。
• 棟包みの施工 屋根の最上部をしっかりと包み込み、雨仕舞いを強化。
これらの工程は一般住宅の金属屋根工事と同様ですが、工場の場合は屋根面積が広いため、精度とスピードの両立が求められる施工となります。
鼻隠・破風板のガルバリウム巻き替え工事
強風で落下した鼻隠・破風板は、合計48mにわたり損傷していました。
今回はすべてをガルバリウム鋼板で巻き替え、耐久性を大幅に向上させました。
施工内容の詳細

- 鼻隠・破風板のガルバリウム巻き替え(48m) 腐食しやすい木部を金属で保護し、長期的な耐候性を確保。
- 軒天のガルバリウム張り 軒天部分も新しい鋼板で仕上げ、外観と耐久性を統一。
- 雨樋の新設 落下した雨樋を新しいものへ交換し、排水機能を回復。
- 破損したスレート屋根の取り換え 落下物で割れたスレートを新しいものへ交換。
- 屋根と外壁の取り合いに大型雨押えを新設 雨水が集中しやすい「際」部分に大型雨押えを設置し、雨漏りリスクを大幅に軽減。
工事概要と費用
• 屋根面積:134㎡
• 工事金額:179万円(下屋スレート補修含む)
今回の工事では、既存屋根の問題点を根本から改善し、工場全体の耐久性を大きく向上させることができました。特に立平63ロックによるカバー工法は、強風・雨漏り対策として非常に効果的で、今後の維持管理も容易になります。
▶ 工場屋根の施工例はコチラ
▶ 千葉県の屋根葺き替え・屋根リフォーム工事例はコチラ
トタン屋根はサビの進行状況や下地の状態によって、重ね張りが可能かどうかが変わります。
現地調査では、屋根の状態を写真でご確認いただきながら、現在の状況と適した工事方法を分かりやすくご説明しています。
施工例一覧を見る(施工方法・屋根材別)
葺き替え・カバー工法・屋根材別に、当サイトの施工例を一覧でご紹介しています。
工事内容や屋根材から、気になる施工例を探すことができます。
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| 葺き替え施工例 古い屋根を一新し、軽くて丈夫な金属屋根へ |
カバー工法施工例 既存の屋根を残し、金属屋根でしっかり重ね張り |
屋根修理施工例 気になる傷みを部分補修し、雨漏りを未然に防止 |
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