
「ガルバ横葺にしたら、すぐに雨漏り。屋根を葺き替えたい」
| お客様からの依頼内容。 |
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築49年建築時瓦棒→20年位前にガルバ横葺に。 |
雨漏り原因1:横暖ルーフの施工不良
お客様が以前依頼した業者は地元の屋根専門業者だったそうです。
確かに高い技術を備えていることが分かる部分もありましたが、ガルバリウム鋼鈑屋根は決められた施工法を守って工事しないと雨漏りします。
横暖ルーフの施工法が守られていない。

左写真:この写真を見ただけで、棟部や壁際工事に問題があることが分かります。
工事した会社がコーキングで屋根材と棟部の隙間、屋根材と破風板の接続部などを修理しましたが雨漏りが直ることはありませんでした。
右写真:屋根と壁の隙間にコーキングを塗っただけ、壁際雨押えが取り付けられていません。
施工されていた屋根は、ニチハの横暖ルーフ。
ガルバリウムの横葺き屋根に葺き替えて直ぐに雨漏りした理由は、横暖ルーフの施工法が守られていなかったからです。
施工法が守られていない。または必要な付属部材を使わずに雨漏りしたガルバリウム屋根は、表面的な修理をしても直る事は絶対にありません。
▶ 横暖ルーフについてはコチラ
雨漏りによる軒天の剥がれ。

屋根からの雨漏りで軒天が剥がれ落ちている所・浮いている所が10か所近くあり、傷んだ所は全て張り替え。
1階室内の天井も傷んでいたので全て張り替えました。
雨漏り原因2:屋根勾配(良い防水シートでも雨漏り)

屋根を剥がしていると屋根裏面に溜まっていた雨水が流れ出てきました(右写真)。
グレードの高いライナールーフという防水シートが使われていましたが雨漏りを止める事はできませんでした。
この屋根は勾配が緩く、横葺きタイプのガルバリウム鋼板を施工すると雨漏りします。
元の屋根がトタン瓦棒だったのは勾配の問題があったからで、葺き替えて良い屋根材は縦葺きタイプのガルバリウム屋根だけになります。
いい加減な下地補強工事がされていた。
屋根を固定できない。

屋根材を固定するスクリュー釘が何本も打たれています。
これは釘が打てる場所を探していたからですが、結局きちんと固定できていない所が何か所も見られました。
古い杉板の上には、5.5mm厚の薄いベニヤ板が取り付けられていましたが、薄いベニヤ板では釘の保持力が低すぎるため、その下にある杉板に固定しようとしても隙間が空いていたので固定できませんでした。
きちんと屋根を固定できないと台風で剥がれ飛ぶ可能性があります。
杉板の下にある骨組みの垂木が腐っている部分もあり、その部分を入れ替えてから構造用合板で下地補強しました。
縦葺きガルバリウムのスタンビーTL-455へ再葺き替え。
横葺きガルバリウム鋼鈑屋根から葺き替えたのは、縦葺き嵌合式屋根のスタンビーTL-455。
スタンビー(縦葺きガルバリウム鋼鈑)についてはコチラ
葺き替え面積と屋根工事費用

屋根面積114.7㎡ 外壁面積104㎡ 工事金額合計176万円
(雪止め、外壁塗装、足場代。追加工事:軒天張り替え・1階の室内天井張り替え・戸袋木部塞ぎ・網戸張り替え・ベランダ撤去及び解体・アンテナ撤去など総額30万円含む)




