パミール屋根が傷んできたので、どうすれば良いか業者に連絡したら「"塗装で大丈夫と言われたが不安になって調べた”」というご相談は少なくありません。
実際に「塗装できると言われた」という例も多く、 「本当に塗装しても大丈夫なのか?」「塗装後に剥がれたりしないのか?」という、お客様の疑問を解消するため、実際に塗装した後どうなったのか?
塗装後の状態をご覧頂く事で、塗装してはいけない理由が分かります。
パミール屋根は塗装できる?
パミール屋根は、基本的に塗装できません。

パミール屋根は、一般的なスレート屋根と違い、塗装しても剥がれてしまうため塗装できません。
スレート屋根は、表面の塗膜が傷んた頃に塗装しますが、パミール屋根は表面的な劣化だけでなく、層間剥離が起こる事で屋根材内部まで劣化しているからです。
塗装できるパミール屋根もある

しかし例外もあります。
1990年~1996年まで販売されていたタイプには、石綿が含まれており、その影響で良く見られる劣化症状が起こらないため塗装しても大丈夫です。
ただし、一般のスレート屋根と同じで塗装を繰り返す事で徐々に雨漏りし易くなってしまうため塗装回数に気を付ける必要があります。
実際に塗装されたパミール屋根
パミール塗装後1~2年後の状態。

写真を見て頂くと屋根の表面が浮き上がって剥がれ初めているのが分かります。
塗装後の一定期間は屋根表面に異常は見られませんが、屋根の内部で層状剥離と言う劣化が進行しています。
そのため、時間の経過と共に屋根内部のミルフィーユ状になった部分が膨らんだ影響で屋根表面を押し上げ、持ち上がってくるのです。
この後、持ち上がった部分が一気にめくれてしまい、ミルフィーユ状になった内部が露出してきます。
なぜ塗装できないのか?
ミルフィーユ状に剥がれるため

通常のスレート屋根は、10年程度経過した時に見栄えを良くするため塗装することがあります。
しかし、パミールの場合は上写真のように層状に剥離しているため、補修や塗装をしてもミルフィーユ状に剥がれてしまいます。
表面だけ塗っても内部劣化が止まらないため
屋根塗装は劣化した屋根の表面を塗装して防水性や見栄えを改善します。
しかし、パミール屋根の劣化は表面だけでなく、屋根内部まで劣化しているため表面だけ塗装しても意味がありません。
その理由は、屋根塗装しても屋根内部の劣化し続けており、劣化を止める事ができないからです。
パミール屋根を塗装したお客様。その後どうなったか?

塗装した事で表面的にはキレイに見えますが、層状剥離による影響で屋根材内部から剥がれた基材が浮き上がっているのが分かります。
結局、こちらのお客様は屋根を葺き替える事になってしまいました。
高圧洗浄で悪化するケースもあるため

塗装する前にコケやカビ、汚れを除去するため屋根を高圧洗浄しますが、パミール屋根は一般的なスレート屋根と違い、高圧洗浄によって脆くなった症状をさらに悪化させてしまいます。
実際に多い相談内容
パミール屋根について頂く相談には以下のようなものがあります。
例えば
• 訪問販売業者に塗装を勧められた
• 塗装の見積が来た
• 他社ではカバー工法と言われた
• 何が正しいか分からない
などです。
パミール屋根の状況を知っている業者なら屋根塗装を勧める事はないと思いますが、塗装は他の工事より費用が安いため、成約し易いという理由で勧める業者もいるようです。
しかし、塗装後の状態をご覧頂いてお分かりだと思いますが、塗装しても長持ちしないばかりか、お金が無駄になります。
パミール屋根は、費用が安いカバー工法を勧められる事も多いようですが、パミールの場合は「結露」という問題もあるため、実際にどんな症状が表れているかで工事方法を決めのがお勧めです。
「何が正しい工事方法か?」「適切な対処法は?」でお悩みの場合は
▶「パミールのリフォーム方法は、カバー工法か?葺き替えか?」をご覧頂いた上でお考え頂くのが宜しいと思います。
当サイトで実際に行ったパミール屋根工事例
横浜市泉区|塗装ではなく工事になった理由(パミール塗装の失敗例)

● 症状:一度屋根塗装したが、層状剥離が起きて表面が浮き上がっていた。
● ご希望:業者に勧められたカバー工法を止めて葺き替えたい、屋根寿命を延ばしたい。
● 使用材料:スーパーガルテクト。
● 工事後:結露による影響を排除し、屋根寿命を延ばすガルバリウムの施工法。 実際の施工例へ




