雨漏りが酷い茅葺き屋根をガルバリウム鋼鈑屋根にbefore&after写真

茅葺き屋根の雨漏りが深刻化し、他社見積350万円で悩まれていたお客様(安芸郡)

広島県安芸郡にお住まいのお客様から「茅葺き屋根の雨漏りがひどく、1社からカバー工法の見積りが350万円だった。高いので他の方法や他社の提案を聞きたい」というご相談をいただきました。

建物の屋根面積は約160㎡
茅葺き屋根は一般住宅とは構造が大きく異なるため、雨漏りが進行すると、茅の崩落・内部腐食・屋根形状の歪みなど、複合的な問題が発生します。
お客様のご希望は次の通りです。
適切な工事方法を提案してほしい
できるだけ早く着工したい
費用を抑えつつ、長期的に安心できる屋根にしたい
茅葺き屋根の修繕は専門性が高く、一般的な屋根業者では対応が難しいケースも多いため、弊社にご相談いただきました。

茅葺き屋根の現状調査|劣化・凹み・雨漏りが複数箇所で発生

茅が抜け落ち、表面が凸凹になった状態

雨漏りする茅葺き屋根の劣化状況
現地調査で確認した茅葺き屋根は、
• 茅が抜け落ちて屋根形状が崩れている
• 表面が大きく凹み、そこから雨水が侵入
• 長年の風雨で茅が腐食し、苔が広がっている
• 屋根内部まで水が回り、躯体への影響が懸念される
という深刻な状態でした。
茅葺き屋根は、表面の茅が均一であることが防水性能の前提となります。
そのため、凹みや茅の欠落があると雨漏りが一気に進行します。

茅葺き屋根に新しい屋根を支える「骨組み」を構築する工程

躯体から茅葺き表面へ“クエ”を突出させて固定する

金属屋根を施工するためには、まず強固な下地(骨組み)が必要です。
茅葺き屋根は柔らかく不均一なため、そのままでは屋根材を固定できません。
そこで、家の躯体から茅葺き表面へクエ(木製の支持材)を30本突出させて取り付けました。
このクエが骨組みを支える“土台”となり、屋根全体の強度を左右します。

茅葺き表面に300本の木材を取り付けて下地を形成

茅葺き屋根にガルバリウム鋼鈑屋根を載せるための下地骨組み作り
次に、茅葺き屋根の表面に合計300本の木材を取り付けて骨組みを構築します。
この工程では、
• 屋根の曲線に合わせて木材を一本ずつ調整
• 茅の沈み込みを考慮し、均一な高さを確保
• 金属屋根を固定できる強度を持たせる
といった高度な技術が求められます。

茅葺き屋根の構造を理解していない業者が施工すると、屋根の荷重バランスが崩れ、建物全体に負担がかかる危険があります。
そのため、茅葺き専門の職人による施工が必須です。

ガルバリウム鋼板の段葺き屋根で長寿命化を実現

軽量・高耐久のガルバリウム鋼板を採用

茅葺き屋根にガルバリウム鋼鈑の段葺き屋根をカバー工法
カバー工法で使用した屋根材は、ガルバリウム鋼鈑の段葺き屋根です。
ガルバリウム鋼板は、
錆びにくい
軽量で建物への負担が少ない
防水性が高い
耐久年数が長い
という特徴があり、茅葺き屋根との相性が非常に良い素材です。

頂上の瓦屋根部分の雨樋も新しく交換

屋根頂上の瓦屋根部分にある雨樋も新しく取り替え、雨水の流れを最適化しました。
カバー工法は屋根全体の防水性能を高めるため、付帯部の調整も重要なポイントです。

工事概要と費用の目安

屋根面積:151.2㎡
工事金額:254万円(足場代含む)
他社見積350万円より大幅に費用を抑えつつ、専門職人による確実な施工で、雨漏りの心配がない堅固な屋根へと再生することができました。

茅葺き屋根改修工事
茅葺き屋根の改修工事例はコチラ

この施工事例と同じようなお悩みでも、茅葺き屋根の状態によって工事方法は異なります。
現地調査では写真をご覧いただきながら、お住まいに適した工事方法をご説明しています。

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