屋根リフォームについて

どんな屋根リフォームをお考えですか?

屋根リフォームには3つの方法があります。
どの方法でリフォームするかは屋根状態や予算を元に考える必要があります。

屋根葺き替え(張り替え)

屋根リフォーム方法、屋根葺き替えの工事方法

葺き替えは、古い屋根を全て取り外して廃棄し、下地を増し張り(重ね張り)して防水シートを敷いてから新しい屋根材を取り付ける工事方法、全てが新しくなります。

屋根リフォームで葺き替えを選ぶ目的。
お客様が葺き替えを選ぶ目的は、
● 屋根を軽くするため。(地震対策)
● 長持ちさせるため。
● スレート屋根の場合は、カバー工法で地震被害を受けるのが心配だから。
などと言う理由で葺き替えを選ぶお客様が多いです。

またカバー工法して10年、15年後に全て剥がしてやり替えるとなると莫大な費用が掛かる、それなら葺き替えの方がカバー工法と比べて費用が安く済む。→(二重になった屋根を剥がす必要がないから)とも考え選ばれているようです。

屋根葺き替えのメリット・デメリット

デメリットとしては、今の屋根を剥がして廃棄したり下地工事などの工程が多くなるぶん工事費用が多くなります。
葺き替えのメリットは、葺き替える事で屋根を軽くできたり、雨漏りしている場合などは根本的な問題を解消できるため雨漏りで悩まされ続ける事がなくなります。
まあ何らかの問題で屋根の再葺き替えが必要になったとしても下地が新しくなっているため再工事費用が安く済むというメリットもあります。

屋根葺き替えは、どんな屋根に変更可能か?

屋根リフォーム、屋根葺き替え事例

葺き替えは、どんな屋根にも変更可能です。
例えば、
● 瓦屋根の場合。
全ての屋根材が施工可能(瓦・スレート・トタン・ガルバリウム鋼鈑屋根-縦・横タイプ)など。
● スレート屋根は場合。
瓦以外の屋根材(スレート・トタン屋根・ガルバリウム鋼鈑屋根→横葺きタイプは屋根勾配の確認が必要、縦葺きタイプは勾配に関わらず可能です)
● トタン屋根の場合。
屋根勾配に問題なければ横葺きタイプもOK、勾配が緩い場合は縦葺きタイプのみになります

屋根カバー工法(重ね葺き)

屋根リフォーム方法、屋根カバー工法

屋根リフォームでカバー工法を選ぶ目的。
お客様がカバー工法を選ぶ目的は、
● 費用を出来るだけ安く抑えたいから。
● 工事期間が短いから。
など、費用の安さを優先して考えるお客様がカバー工法を選ばれているようです。
また、この家に長く住まないから長く持たせる必要がない場合等でも選ばれているようです。

下地が傷んで弱くなっていないか?
しかし、カバー工法は下地が傷んでいない場合にしか施工できません。
下地が傷んでいるかどうかを見抜けない業者も多く、中には下地が傷んでいるにも関わらずカバー工法しか勧めない業者もいるため注意が必要です。

屋根勾配も非常に重要です。
またカバー工法の場合、屋根勾配にも注意が必要です。
その理由は、勾配の緩い屋根に施工不可能な屋根材を施工すると雨漏りしてしまうからです。
屋根勾配をきちんと診断してくれる業者に依頼するようにして下さい。
勾配の緩い屋根の場合、縦葺きのガルバリウム鋼板を施工する必要があります。
しかし、縦葺きガルバリウム鋼板を施工できない業者も多くいます、そのため施工不可能な横葺きタイプのガルバリウム鋼板を勧めてきますが決して言われるがまま勧めてはいけません。
雨漏りして再工事が必要になり必ず後悔します。

カバー工法のメリット・デメリット

カバー工法は、屋根の下地が痛んでいない場合のみ可能な施工法です。
デメリットとしては、屋根が二重になるので屋根は重くなりますが、葺き替えと比べ費用が安く済むというメリットもあります。
業者によっては、費用が安く済むぶん成約に至り易いという理由でカバー工法しか勧めない業者もいますが、雨漏りして下地まで傷んでしまうと二重になった屋根を全て剥がしての葺き替えが必要で、きちんとした業者に頼まないとリスクが高くなるため工事内容が非常に重要です。

カバー工法は、どんな屋根に変更可能か?

屋根リフォーム、屋根カバー工法で気を付けるべき事

屋根勾配が規定以下の屋根にカバー工法すると雨漏りの原因になります。

屋根勾配が規定以下の屋根にカバー工法すると雨漏りの原因になります。

カバー工法は、どんな屋根にも変更できる訳ではありません、不向きな屋根もあります。
● 瓦屋根の場合⇒カバー工法は出来ません。
● スレート屋根の場合⇒屋根勾配に問題がなければ施工可能です。
(スレート系:パミールの場合、カバー工法より葺き替えの方がお勧めです)
(スレート系:セキスかわらUの場合は、カバー工法も可能ですが、お勧めできません)
● トタン屋根の場合⇒カバー工法が可能ですが、トタン屋根の上にベニヤ板を載せて下地を作り横葺きタイプのガルバリウム鋼板を載せる工事は危険です。

屋根塗装

屋根リフォーム方法、金属屋根塗装

屋根リフォームで屋根塗装を選ぶ目的。
お客様が屋根塗装を選ぶ目的は、
● 屋根が色褪せたり、苔が生え汚くなってきたから。
● 屋根を長く持たせたいと思ったから。
など、屋根の見栄えが悪くなったり、屋根寿命を延ばしたいと考えるお客様から選ばれているようです。

屋根材毎の屋根塗装について。
スレート(カラーベスト)屋根への塗装は、見た目を綺麗にするうえで有効な方法ですが、塗装することで屋根寿命が延びる事はありません。
また屋根材表面の塗膜が剥がれたからといって雨漏りするという事もありません。

トタン屋根や金属屋根の場合。
屋根の表面がサビても屋根塗装すれば屋根寿命を伸ばすことも可能です。

屋根塗装のリスク。

屋根リフォーム、スレート屋根塗装

スレート屋根塗装の場合。
スレート屋根は、塗装を繰り返すと雨漏りし易くなるというリスクがあります。
その理由:スレート屋根は横方法の重なり部分は、タスペーサーを使ったり縁切りすることで塗装による密着を防ぐ事ができますが、縦方向の接続部分は密着を防ぐ事が出来ないため塗装を繰り返す事で雨漏りするようになってしまいます。
タスペーサー・縁切りを行わず塗装する業者もいますがが、その場合は1回目の塗装で雨漏りする事もありますが、タスペーサー・縁切りした場合でも2~3回目で雨漏りする事が多いようです。

トタン・金属屋根塗装の場合。
塗装を繰り返すことで徐々に剥がれ易くなってきます。 再塗装しても直ぐ剥がれてしまう場合は費用面や今後の事を考え張り替える事をお勧めします。

●塗装が必要な頃は、修理も必要な時期

屋根リフォーム方法、屋根塗装と屋根修理

上写真の説明。
1:塗装後すぐに棟包みが強風で剥がれ飛んでしまい、棟内部の笠木取り換えが必要になった例。
2:谷廻りのスレート本体が傷んで陥没していたのに塗装した事で雨漏りした例。
3:屋根塗装で雨漏りしたと伝えたら再塗装で直ると言われて屋根骨組みまで腐った例。

屋根塗装が必要だと勧められる頃、実は屋根修理も必要な時期に入っています。
しかし塗装業者は屋根についての知識がないため、適切な修理方法を提案出来なかったり、適切な修理方法が分からないなど塗装後すぐに修理が必要になることが多く注意が必要です。

塗装して良いのか? 塗装以外のリフォーム方法を選択すべきなのか?
塗装することで屋根の寿命が本当に伸びるのか?については、屋根屋さんに一度見てもらうことをお勧めします。

屋根工事も屋根塗装も自社でしているという会社であれば、屋根の状態を見てベストな提案をしてくれる所もありますので、そういった会社に依頼するのも一つの方法です。

業者の思惑で屋根のリフォーム方法が変わる?

・塗装しか勧めない業者。
・費用が安く、成約につながり易いからという理由で、カバー工法を勧める業者。
・葺き替える技術が無い、アスベストを処理する資格が無いので、カバー工法を勧めてくる業者。
など、
「どんな屋根リフォーム方法が適切か?」ではなく、
自社の思惑で工事方法を勧められては、屋根の悩みは解消されません。

塗装屋さんに声を掛ければ塗装を勧められ、屋根屋さんに声を掛ければ屋根工事を進められるのは至極当然とも言えますが、大きな問題として。

現状では何が一番適切なリフォーム方法なのか?ではなく、
それぞれの業者の思惑で屋根リフォームの方法が決まってしまうことも多いため注意が必要です。
屋根の症状やお客様の考えを元に適切な屋根リフォームの方法を選ぶようにして下さい。

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